ジェノサイド の商品レビュー
読んで良かった。挫けず、愚痴らず、真摯に取り組む、日本人に感銘を受ける。私もそうありたい。そう思う。
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もしかしたらあり得そうなお話・・・ 伏線の張り方が素晴らしい。 細かいところもつながっているのです。
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B+ 直木賞候補になった+パラパラ見かけてパラサイトイブをほうふつさせるサイエンスフィクションに見えたから。 主人公は、有機合成、主に製薬を研究する日本の院生。それとコンゴでの任務を言い渡されたアメリカの特殊工作員。日本とコンゴ、あと途中から黒幕のアメリカの視点で進む話。アメ...
B+ 直木賞候補になった+パラパラ見かけてパラサイトイブをほうふつさせるサイエンスフィクションに見えたから。 主人公は、有機合成、主に製薬を研究する日本の院生。それとコンゴでの任務を言い渡されたアメリカの特殊工作員。日本とコンゴ、あと途中から黒幕のアメリカの視点で進む話。アメリカの思惑うずめく、世界の滅亡の危機とか、んなものを、ぱっとしない奴が頑張るそんなサスペンスモノ。 いっきに読める楽しさはあり。面白い。 若干説教臭いのと、画一的な社会批判の思想あり。 展開は、最初の謎うずめく風呂敷の広げかたはよかったが、万能設定のキャラで、展開がチープに。 個人的な感想。 主人公が有機合成を専門ということで、主人公の状況に親近感を。うちらが良く思う葛藤を描いてくれたり、ちょい無理だろwとつっこみつつ読めた。つまり専門的な事、特に製薬に必要な有機合成や薬理の事を著者はよく調べてるなと感心。
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とても面白かったです。ストーリー的にはありえない部分もあるのかもしれませんが、3カ国でのそれぞれのキャラクターの活躍に引きこまれました。そして最後は感動しました。一気に読み終わりました。
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◎第145回直木賞候補作品(2011年度・上半期)。 ◎このミステリーがすごい!2012年版 第1位。 ◎週刊文春ミステリーベストテン国内第1位。 ◎第9回(2012年)本屋大賞第2位。 2011年9月5日(月)読了。 2011-61。
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直木賞候補は伊達じゃない作品。ずっとジェットコースターに乗っているかのような疾走感で最後まで押し切る力作。単なる有り得ない世界の話ではなく少しだけ現実世界とリンクしている設定が、世界が一歩でも間違えれば、此の様な世界になると思わせるリアル感もふんだん。 人を超えた知性が現れた時...
直木賞候補は伊達じゃない作品。ずっとジェットコースターに乗っているかのような疾走感で最後まで押し切る力作。単なる有り得ない世界の話ではなく少しだけ現実世界とリンクしている設定が、世界が一歩でも間違えれば、此の様な世界になると思わせるリアル感もふんだん。 人を超えた知性が現れた時に、現人類はどうなるか?という問を過去存在していた人類(ネアンデルタール人など)を例に、身近にリアルに描いていく。現人類を滅亡に導くのは、ウィルスでも核戦争でもなく新しい全く常識を打ち破る「知性」ではないか?という仮定が新鮮で非常に面白かった。 その過程で人の性格の表出が、緻密で正確で読ませる。絶望感が根底にありながらも、最後は希望の灯を灯して終わる。後味も良くSF喰わず嫌いの人にもお勧めです!!
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友人のレビューが、かなり高評価でした。 んで、読んでみた。おもろかった。 創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。 傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。 ここにアメリカ政府の野望的なもんが絡んで 日本、...
友人のレビューが、かなり高評価でした。 んで、読んでみた。おもろかった。 創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。 傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。 ここにアメリカ政府の野望的なもんが絡んで 日本、コンゴ、アメリカの三本立てで話が進んでいく。 まぁね、話がよくできてます。でもこんなん現実におこってもおかしくないよね。 って思わせるほど話がリアル。 あんまり詳しく書けないけど、読んで損はない。 現生人類ってやつは、ほんとに・・・って考えさせる作品。 こりゃよく練ったんだろうな。てか、そーとー勉強しないと書けないぞ。 薬学てか化学かな。小難しい話もけっこう出てくる。わかりやすかったけどね。 巻末の参考文献の量がすっごい。 これ読んで、おもろくないって言う人はいないと思う。 オレは手当たり次第まわりの友人に薦めます。 直木賞、とれんかったのが残念。
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とにかく、スケールが大きい。 読み終わったあと、圧巻というか、すごくて、言葉が出ない感じでした。 激しい戦争が行われているコンゴの奥地。 そこに、遺伝子の変異によってうまれた、人類の進化した種が存在します。 超人類・アリキを抹殺するため、 アメリカは4人の兵をコンゴに送り...
とにかく、スケールが大きい。 読み終わったあと、圧巻というか、すごくて、言葉が出ない感じでした。 激しい戦争が行われているコンゴの奥地。 そこに、遺伝子の変異によってうまれた、人類の進化した種が存在します。 超人類・アリキを抹殺するため、 アメリカは4人の兵をコンゴに送りこみます。 人類はこの超人類をどうするのか…というところにドキドキしました。 最初は小さな、簡単だと思われていたミッションが、 どんどん大きなものになっていきます。 途中で、「はんぱない、はんぱない」とうっかり声に出してしまいました。 そして、とにかく、専門用語がたくさん出てきます。 薬学、アメリカの軍隊や武器についてなどなど。 とても難しいのに、なんとなく分かるのは、作家さんの腕なのでしょうね。 人知を超える存在が出現したら、 人間はどうなるのでしょうか? 人間がチンパンジーをみるような感覚で、 みられる側になるとしたら? この本は人間の本当に残虐な部分を見せつけてきます。 人間は人間同士で争い、殺し合います。 浅ましいと思いました。 でも、それでも、自分の命をかけて誰かを守ろうとする姿も描かれています。 本当に人間って不思議だなと思いました。
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冴えない化学者だった父が病死したことで、誰も見たことのない新薬の開発を迫られる大学院生。不治の病に侵された一人息子のために、最重要機密作戦に身を投じる傭兵。まったく異なる2人の人生が交錯する時、既に人類の運命を左右する事態が動き出していたーー。 善意と悪意がぐちゃぐちゃに入り乱...
冴えない化学者だった父が病死したことで、誰も見たことのない新薬の開発を迫られる大学院生。不治の病に侵された一人息子のために、最重要機密作戦に身を投じる傭兵。まったく異なる2人の人生が交錯する時、既に人類の運命を左右する事態が動き出していたーー。 善意と悪意がぐちゃぐちゃに入り乱れ、人類と超人類の知謀がぶつかり合う。 ヒトは「寡なければ則ち必ず争う」生物なのであり、「無限に発達した道徳意識」を保有してはいない、の部分が心に残った。 分厚さと専門用語が多い部分で引っかかり、スラスラとは読めない。でも後半へ進むに従ってどんどん没入してしまう、力を持った話だった。 途中まで虐殺器官を彷彿とさせる感じだったけど、こちらの方が希望があるラストで好みです。
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