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ジェノサイド の商品レビュー

4.3

1481件のお客様レビュー

  1. 5つ

    711

  2. 4つ

    462

  3. 3つ

    156

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/07/29

文字を追っているだけなのに、迫力に満ちた映像作品をずっと観ているような感覚にとらわれる驚愕の一冊。絶対絶命の難局面をいくつか設定し、どうやってもクリアできないだろうと読者に思わせた上で、それを鮮やかにクリアしていく。それに感嘆するたび、作家の“どや顔”が目に浮かぶ。帯の書評にもあ...

文字を追っているだけなのに、迫力に満ちた映像作品をずっと観ているような感覚にとらわれる驚愕の一冊。絶対絶命の難局面をいくつか設定し、どうやってもクリアできないだろうと読者に思わせた上で、それを鮮やかにクリアしていく。それに感嘆するたび、作家の“どや顔”が目に浮かぶ。帯の書評にもあったが、確かに、今年はこの1冊に出会えたことで、もういいやって思えてしまう。

Posted byブクログ

2011/07/26

先の読めない大傑作だと思います。 人類の愚かさ、素晴らしさについても考えさせられました。 誰かに今「面白い本はない?」と聞かれたら、間違いなくこの本を推薦します。読みごたえありです。

Posted byブクログ

2011/07/23

立ち読み上級スペシャリストの私はめったなことで本を買わない。大概は図書館ですませ、新刊で面白そうだな、と思った時は立ち読みですませる。そんな私が半分まで立ち読みした挙句、買った作品。一気に読んだあとの感想としては、読後感以外は全体的に満足。映画化するね。これ。

Posted byブクログ

2011/07/23

面白かった!新薬の開発の所は殆ど理解出来ないけど。現実世界にうまくリンクして、あり得ない話が、リアルに感じられます。 嫌なシーンは沢山あるのに、読後は爽やかです。

Posted byブクログ

2011/07/23

やばい。なんなんだこの作品は。すごい作品に出会ってしまった。いつの間にか読み終わっていた、本当にそんな感覚。590ページもあるのに、そんなこと感じさせないくらいの傑作。これは読むべきです。読まなきゃ始まらない。読めばわかるこのすごさが。

Posted byブクログ

2011/07/23

こんなにページをめくるのが止まらない本は久しぶりです。 驚愕しました。 深夜に一気に読み終えましたが、興奮して眠れそうにありません。 感動・恐怖・興味・ドキドキ。 色んなありとあらゆる感情が一気に押し寄せてくる感覚を味わえましたね。 同時に 「自分にだって頑張れば小説は書ける...

こんなにページをめくるのが止まらない本は久しぶりです。 驚愕しました。 深夜に一気に読み終えましたが、興奮して眠れそうにありません。 感動・恐怖・興味・ドキドキ。 色んなありとあらゆる感情が一気に押し寄せてくる感覚を味わえましたね。 同時に 「自分にだって頑張れば小説は書けるかも」 といういつしか芽生えた甘い期待は失われました。 読み手を感動させる1冊のストーリーを完成させるのに、どれだけ妥協せずに勉強を惜しまず、なおそれを文章として伝える事の出来る能力。 高野和明さんの作品は全て読んでいて、全て外れなく面白いですが、その中でも間違いなくナンバー1作品ですね。 この後に感動出来る本を探すのに苦労しそうです。。。

Posted byブクログ

2011/07/22

ウイルス学者だった父の死後、突如送られて来た不可解なメール。そこに隠された壮大なストーリーと創薬化学を志す息子に託された誰も成し遂げたことのない新薬の開発。さらに第一次アフリカ大戦中のコンゴのジャングルの奥地でのミッションとアメリカの情報機関が複雑に絡まりあい、隠された真の目的が...

ウイルス学者だった父の死後、突如送られて来た不可解なメール。そこに隠された壮大なストーリーと創薬化学を志す息子に託された誰も成し遂げたことのない新薬の開発。さらに第一次アフリカ大戦中のコンゴのジャングルの奥地でのミッションとアメリカの情報機関が複雑に絡まりあい、隠された真の目的が明らかになる。人類滅亡の危機を引き起こすのは新種のウイルスか、独裁者の一瞬の狂気か、それとも我々が予想だにしない新たな脅威かー アフリカの内戦に関する描写が衝撃的だが、参考文献を見るとあながち誇張ではないのかもしれない。高度な作戦を泥臭くこなす、ハードボイルドな知能戦という感じだろうか。全てを結びつけるミッションの真の目的が中盤まで明かされないので、物語の核に触れる事ができなくて残念。 超一級のエンターテインメント作品だが、戦争の愚かさについて考えさせられる。歴史に名を残すのはより多く殺した者であり、それを英雄譚にすり替えて美化したのが歴史だというハイズマンの言葉が印象に残る。

Posted byブクログ

2011/07/21
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超弩級、すごい作品だった。 読み始めたときはハリウッド系?と思ったんだけど 後ろの参考文献を見ても相当調べて書いたことがわかるし、 メッセージの強い、読み応えのある作品だった。 登場人物一人一人の考え方や言葉にも インパクトがあり、読みながら何度も 「人間て何なんだろう?」と 考えずにはいられなかった。 これから人間はどっちの方向に向かうのであろうか? 主人公が求める方向に行くことを願うし、 そうでなければならない。

Posted byブクログ

2011/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人類の進化とはどういうものかというのを考えさせられる。 新人類の誕生の地が人類でもっとも残忍で残虐な行為が行われている、アフリカのザイールというのが上手い。 ザイールで行われている行為をマスコミも含めて全ての権力者が黙認している状況を改めて知ることになる。 この小説には色々と面白くて勉強になるキーワードが出てくる。また、登場人物のキャラも上手く作られていて、手に汗握る展開が最後まで続く。 世界はまだまだ残酷に満ちあふれ、日本は平和だなと実感できる本。

Posted byブクログ

2011/09/06

面白かった!じーんと来る感動がある。スケールの大きい話を一気に読ませる迫力がある。評判になるのももっともだなあ。★が一個だけ少ないのは、SFネタに非寛容な心のせまーいSF好きのサガということで…。

Posted byブクログ