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大人の流儀 の商品レビュー

3.4

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    96

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

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2013/03/29
  • ネタバレ

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チェック項目10箇所。私は、人が社会を知る、学ぶ上でのいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に叩き込むことだと思っている。なぜ、叱ることが必要なのか、それは今の新しい人の大半が、本気で叱られた経験を持たないからである、なぜ叱ると身に付くのか、叱られた時は誰も辛いからである、辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ。旅は旅することでしか見えないものが大半である、これは決して若い人だけへの提案ではなく、大人にも言える、何か機会を見つけて一人で旅発つのもいいのでは。よく旅慣れているのでと言う年輩者がいるが、それは団体旅行で慣れているのが大半で、危険が近づいていたことにすら気付かないで来た人がほとんどだ。スポーツの指導者だけでなく、大人の男が掲げる目標というのは、やはり実現可能なレベルのものを口にするのが当たり前なのではないか。ゴルフに対する姿勢……1.ベストをつくす、2.迷惑をかけない、3.遊びを忘れない、3が何より一番大切なことだ、所詮遊びなのだから楽しむことだ、同時に遊びだからいい加減にしないことだ。私は週休二日制になったあたりから日本の経済や日本人の労働に対する考えに歪みが出はじめたと思っている、”ゆとり”なんて言うが大人の男にとって休み時間を長く与えただけで余裕が身につくとはとても思えない。ゆとりで言うなら、”ゆとり教育”がそうである、子供が学校に行って教科書一冊を満足に修行できなくて何が教育だ。流行はどうするか……基本としては不必要だが、時代遅れのものを平然と身につけて立つのは当人の神経を疑われる、かと言って流行に敏感過ぎるのは軽薄に見える。

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2013/03/07

続・大人の流儀を先に読んでいて、こちらが後になってしまった。週刊誌に連載されていたものらしい折々の雑文といった感じ。 しかし最後の夏目雅子さんとの日々を書いたものは違う。 心の奥にあったつらい思いをこうして書くことができたのは、時の流れが一番なのだろうが、氏の現在の状況が落ち着...

続・大人の流儀を先に読んでいて、こちらが後になってしまった。週刊誌に連載されていたものらしい折々の雑文といった感じ。 しかし最後の夏目雅子さんとの日々を書いたものは違う。 心の奥にあったつらい思いをこうして書くことができたのは、時の流れが一番なのだろうが、氏の現在の状況が落ち着いたものだからかと思う。 人生の中で様々な出会いや別れがあり、それをなんとか受け入れていくしかないのだなぁ。

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2013/03/06

こんなふうに説教してくれる存在が稀有な時代だからこそ、響いてくる言葉の数々。人生の辛苦を味わった人だからこそ言えることもあるだろう。読み手が納得できる部分も、納得できない部分もあれど、いずれも後々にこういうことだったのかなと、心にすとんと落ちるような日が来そうな気がします。

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2013/03/03

先に「別れる力」を読んだのだけど、そちらよりもこの「大人の流儀1」の方がおもしろかった。 別れる力では、伊集院さんはなんて古風?な考え方をするのだろう…と思ったが、こちらを読んでいると、だんだん伊集院さんの言わんとすることが感じられるようになってきた気がした。 夏目雅子さんのこと...

先に「別れる力」を読んだのだけど、そちらよりもこの「大人の流儀1」の方がおもしろかった。 別れる力では、伊集院さんはなんて古風?な考え方をするのだろう…と思ったが、こちらを読んでいると、だんだん伊集院さんの言わんとすることが感じられるようになってきた気がした。 夏目雅子さんのことが書かれた最後の章を読めただけでも、買って良かった、読んで良かったと思える本だった。

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2013/03/01

伊集院静の本を読んだの、はじめて。大酒飲みでギャンブル恋愛、お金無いのに銀座で焼き鳥とワイン買ってタクシー。昭和な人ね!私は30~40代の作家さんやブロガーさんの書いたものを読んでるほうがおもしろい。本に書かれている様々な事柄へ、私は賛成しない。

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2013/02/17

伊集院静は20代の頃に「二日酔い主義」をよく読んでいて、これも若者向けのある種の説教本かな?とは思うのだが、中高年向けの週刊現代の連載をまとめたという事は、それこそいい大人の中にもこの文章読んで流儀に共感している人もいるという事かな?と思うと、ちょっとどうかな?って感じはするが。...

伊集院静は20代の頃に「二日酔い主義」をよく読んでいて、これも若者向けのある種の説教本かな?とは思うのだが、中高年向けの週刊現代の連載をまとめたという事は、それこそいい大人の中にもこの文章読んで流儀に共感している人もいるという事かな?と思うと、ちょっとどうかな?って感じはするが。最後の夏目雅子との秘話は必読。

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2013/02/13
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豪傑感がある。 まだまとまっていないが、一番印象に残ったのは喧嘩をするなら、9割の非があっても徹底的にということ。。。喧嘩はどこも同じだとすると、非常に参考になる

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2013/02/12
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もう少しためになることが書いてあるかと思ったが、どちらかというとあまり柔軟性のない一昔前の大人の説教という感じであまり共感は持てなかった。こういう頑固で昔気質の人に憧れる人ならきっと満足して読めるのだと思うが、私の憧れは伊集院さんとはだいぶポイントがずれているようでして。まぁ初めてこの人の著書を読んだが、損をしたとは思わない。とくに最後の夏目雅子さんとの思い出を語る部分、あそこは興味深く読ませていただきました。

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2013/02/10

いつ大人になったのか、そこに答えはないだろうが、大人でいなくてはいけない年頃ではある。気軽に読めるエッセイではあるが、人間の嗜み、幅と深みは染みこませないといけないと再認識。そのためにも、孤独の時間、どこにも所属しない時間を過ごさないといけない。ついつい時間があると細々したことを...

いつ大人になったのか、そこに答えはないだろうが、大人でいなくてはいけない年頃ではある。気軽に読めるエッセイではあるが、人間の嗜み、幅と深みは染みこませないといけないと再認識。そのためにも、孤独の時間、どこにも所属しない時間を過ごさないといけない。ついつい時間があると細々したことをしてしまうが、そういうときこそ、一人でゆっくりとグラスを傾けるべきか。

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2013/02/06
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素敵なおじさんの普通の説教。普通に説教してくれる大人が少なくなったからベストセラーなんでしょう。それとも夏目雅子のことが書いてあるから?? 好きな話は『妻と死別した日のこと』の「いろいろ事情があるんだろうよ・・・」という言葉。黒田硫黄の『茄子』でも同じような話題があったが、この類の言葉を使えるのはやはり大人だけだと思う。これは決して無関心というわけでなく、世の中には当人以外には想像もつかない事情がある、ということを知っていなければ出てこない言葉だからである。 まぁ一冊一気に読むと疲れちゃうので、雑誌で毎週読むくらいがちょうどいいかもと思ったりもした。

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