大人の流儀 の商品レビュー
なんか所々でもやっとするなーと思ってたら、「大人の男」になるために書かれてるからかな。 なるほど、すっきりした。
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こころのままに文章を紡ぐ。実はこれは困難の極みだ。衒ったり、気取ったり、建前を語ったり、媚びたり、阿ったり。およそ文章を書くという事はかなりの部分、こうしたものが大半になってしまうのではないか。 このエッセイで語られている内容、訓示、お説教、自虐、そのすべてに共感できるわけでは決してないが、「ありのまま、思うまま、考えるまま」であると、読む側に確信させる何かがある。その力、おそらくは人間力につよく引かれてしまう。モノを書く人として、これはある頂点だとも思うし、表現者としてはもちろんもっとも幸せな事であるに違いない。 ただただ羨ましい。
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『あなたはまだ若いなら知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ』P189. 自分がまだまだ若輩者やからか、共感するというよりも説教を受けているような印象を持つ1冊。ただ、その説教臭さはどこが心地良くて、自分自身の未熟さを考えさせられる。『大人』って何やろうか?法的には20...
『あなたはまだ若いなら知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ』P189. 自分がまだまだ若輩者やからか、共感するというよりも説教を受けているような印象を持つ1冊。ただ、その説教臭さはどこが心地良くて、自分自身の未熟さを考えさせられる。『大人』って何やろうか?法的には20歳以上が大人やけど『ホンマこの人、人格者ですげぇーな』という『大人』は少ないと思う(著者も言及しているが)。 冬のP152.『大人の仲間入りをする君たちへ』が1番響いた。 いっぱしの『大人』になれるように、経験値上げへんとな。
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残業終わった後に飲み屋で一杯やりながら語る人生論として、平易な文章で読みやすく痛快で面白かった。普通の生活してたらあまり考えないような姿勢への訓辞が多かったけど、いつかそんな姿勢を問われる時が来た時には参考にできるよう、心の隅へ留めておきたい。
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個人的に「大人」にはちゃんとした定義はないと思っています。 みんな成長したらある一定の年齢で「大人」として扱われるので。 最初はおじさんのお説教かと思って読んでましたが、これもひとつの「大人」の定義。 「いろいろ偉そうに言って、自分もいろいろしょうもないことしてるじゃないか...
個人的に「大人」にはちゃんとした定義はないと思っています。 みんな成長したらある一定の年齢で「大人」として扱われるので。 最初はおじさんのお説教かと思って読んでましたが、これもひとつの「大人」の定義。 「いろいろ偉そうに言って、自分もいろいろしょうもないことしてるじゃないか」と感じるかたもいるみたいでしたが、私はこの位人間くさい感じの方が好きです。 尊敬する先輩が、よくよく関わってみると欠点もあることが分かる時みたいな。 伊集院さんを絶対完璧な存在としてみていたい方にはオススメしませんが、そんな人間味あるところもいいねーと思える方には楽しく、ふんふん、と読めるのではと思いました!
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「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」 有名なこのフレーズを読みたくて手を出しました。 それ以外で心に残った文章がコレ。 「会議は問題点を発見できるが解決法はまず示せない。解決するのは1人ないし、数人だが、やはり一人だろう」 長くで無駄な会議が多いので、心に刺さるお...
「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」 有名なこのフレーズを読みたくて手を出しました。 それ以外で心に残った文章がコレ。 「会議は問題点を発見できるが解決法はまず示せない。解決するのは1人ないし、数人だが、やはり一人だろう」 長くで無駄な会議が多いので、心に刺さるお言葉でした。 それ以外はふーんって感じ。
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人間が正しい大人になるには、どのように生きて行けばいいかが書かれていました。面白いと思ったのは、筆者が完璧な人間ではないってことが頻繁に描かれていることです。大切なことだけは守らなくちゃいけないと教えてくれる一冊。
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一昔前ならこういうものが「大人の流儀」なんて形でベストセラーになることもなかったでしょうね。 今の世の中には「大人」がいなくなってしまいました。 今の男も「かっこよく」ありたいと思ってはいるんですね。 現代の価値観でそれはあまり表現できないでしょうが。 本当に、飲んだり、打っ...
一昔前ならこういうものが「大人の流儀」なんて形でベストセラーになることもなかったでしょうね。 今の世の中には「大人」がいなくなってしまいました。 今の男も「かっこよく」ありたいと思ってはいるんですね。 現代の価値観でそれはあまり表現できないでしょうが。 本当に、飲んだり、打ったりを粋にこなせる人を見かけなくなりました。 経済が悪いから人がこうなのではなく、人がこうだから経済が…と思えます。 自分にもマネできる部分はマネたいくらいはまあ良いか。 しかし、中途半端にやるのは無粋というものでしょう。
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チェック項目10箇所。私は、人が社会を知る、学ぶ上でのいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に叩き込むことだと思っている。なぜ、叱ることが必要なのか、それは今の新しい人の大半が、本気で叱られた経験を持たないからである、なぜ叱ると身に付くのか、叱られた時は誰も辛いからである、辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ。旅は旅することでしか見えないものが大半である、これは決して若い人だけへの提案ではなく、大人にも言える、何か機会を見つけて一人で旅発つのもいいのでは。よく旅慣れているのでと言う年輩者がいるが、それは団体旅行で慣れているのが大半で、危険が近づいていたことにすら気付かないで来た人がほとんどだ。スポーツの指導者だけでなく、大人の男が掲げる目標というのは、やはり実現可能なレベルのものを口にするのが当たり前なのではないか。ゴルフに対する姿勢……1.ベストをつくす、2.迷惑をかけない、3.遊びを忘れない、3が何より一番大切なことだ、所詮遊びなのだから楽しむことだ、同時に遊びだからいい加減にしないことだ。私は週休二日制になったあたりから日本の経済や日本人の労働に対する考えに歪みが出はじめたと思っている、”ゆとり”なんて言うが大人の男にとって休み時間を長く与えただけで余裕が身につくとはとても思えない。ゆとりで言うなら、”ゆとり教育”がそうである、子供が学校に行って教科書一冊を満足に修行できなくて何が教育だ。流行はどうするか……基本としては不必要だが、時代遅れのものを平然と身につけて立つのは当人の神経を疑われる、かと言って流行に敏感過ぎるのは軽薄に見える。
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