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大人の流儀 の商品レビュー

3.4

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    96

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

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2011/11/15

Kさんお勧め図書です。 共感というより​は、「えぇ、そぉなんですかぁ(;´Д`)と年上のおじ​さまにたしなめられてるような感じでしたねwそれが逆に​新しい価値観を見つけられた感じで読み終わって清々しか​ったです。 現在仙台在住の伊集院さん、奇しくもこの本、大震災直後​に出た本みた...

Kさんお勧め図書です。 共感というより​は、「えぇ、そぉなんですかぁ(;´Д`)と年上のおじ​さまにたしなめられてるような感じでしたねwそれが逆に​新しい価値観を見つけられた感じで読み終わって清々しか​ったです。 現在仙台在住の伊集院さん、奇しくもこの本、大震災直後​に出た本みたいですね。・・・それにしても、ついつい伊​集院光って言っちゃう。

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2011/11/14

作家の伊集院静先生が週刊現代で連載されているエッセイを再構成してまとめたものです。伊集院先生のまた違った姿を垣間見ることができて、ファンとしてはうれしい限りです。 この本は伊集院静先生が週刊現代に連載しているエッセイを春夏秋冬別に再編集して収録したものです。僕は週刊大衆のギャン...

作家の伊集院静先生が週刊現代で連載されているエッセイを再構成してまとめたものです。伊集院先生のまた違った姿を垣間見ることができて、ファンとしてはうれしい限りです。 この本は伊集院静先生が週刊現代に連載しているエッセイを春夏秋冬別に再編集して収録したものです。僕は週刊大衆のギャンブルまみれの日常を書き綴ったエッセイも大好きですが、なかなかどうしてこういうからクチのエッセイも棄て難く思います。この人はやっぱり普通の人の何倍も濃い人生を送っているだけあって、書いてある言葉の一つ一つに深い意味があって、本自体は新書くらいの厚さなんですけれど、内容は普通の本と同等かそれ以上であると確信しております。 例えば、大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。そんなときにそっと伊集院先生が傍に寄り添ってくれているみたいで、読後は少し暖かい気持ちになりました。 そして最も注目すべきところは先妻である夏目雅子さんのことを二十五年の歳月を経て文章にしたということです。別なエッセイで、彼女の事は書かないし、彼女と縁があった人間とも、疎遠にさせてもらった、と書いていたのを読んだことがあるので、最初に件の文章を読んだときにはすごくショックでした。一人の人間の、愛する人間の『死』に向かい合うのはそれだけの時間がかかるものなんだと、そんなことをふと思ってしまいました。 彼のテイストをどうにかこうにか自分の中に取り込もうと考えている昨今ですが、それにはまだまだ時間がかかりそうです。

Posted byブクログ

2011/11/07

バンコクの洪水を逃れてパタヤに宿泊している。工場が比較的近くにあるので、工場のオフィスで仕事をしている。 少し忙しいのだけれども、パタヤのホテルに1人で宿泊していると、仕事から帰ってきた後、あまりやることもなく、本をよく読んでいる。 伊集院静の本は読んだことがなく、この本が初め...

バンコクの洪水を逃れてパタヤに宿泊している。工場が比較的近くにあるので、工場のオフィスで仕事をしている。 少し忙しいのだけれども、パタヤのホテルに1人で宿泊していると、仕事から帰ってきた後、あまりやることもなく、本をよく読んでいる。 伊集院静の本は読んだことがなく、この本が初めて読む本。週刊誌に連載されているものを集めて新書にした本だけれども、惹かれたのは、最後に夏目雅子のことが「愛する人との別れ」という題名で書いてあったから。 本体のエッセイ部分はどうということのない本だったけれども、この最後の「愛する人との別れ」という文章には心打たれるものがあった。亡くなってから25年が経っているので、伊集院静も振り返る心の余裕が出来たのだろうと思うが、淡々と綴っている中に、やはり悲しみが感じられる。 僕も同じ経験(妻を亡くすということ)をしている。そのことは、心の中から出て行くことはないし、悲しみがなくなることもないのだけれども、思い起こすことが出来る程度にまでは、悲しみが薄れていくということはよく分かる。

Posted byブクログ

2011/11/07

作家、作詞家の伊集院静氏が週刊現代に掲出したコラムを加筆修正し、まとめたもの。叱らなければならないときは叱れ、危険を察知したらただちに対処せよ、空気よりも流れを読め。自分の信念や生き方を貫くことで周りにも認められる。大人の男としての矜持を持ち、カッコよく生きられるか、ヒントを与え...

作家、作詞家の伊集院静氏が週刊現代に掲出したコラムを加筆修正し、まとめたもの。叱らなければならないときは叱れ、危険を察知したらただちに対処せよ、空気よりも流れを読め。自分の信念や生き方を貫くことで周りにも認められる。大人の男としての矜持を持ち、カッコよく生きられるか、ヒントを与えてくれる一冊。

Posted byブクログ

2011/11/03

初めてこの人のエッセイを読んだ。題名の通り大人の男のエッセイだ。一言でいえば、彼は「やさぐれ」だろうか。今時こういう男性、作家は希少価値かもしれない。もう1世代前の作家はこういう生活、考え方は「なるほどやはり」と思ったものだが、現代ではなかなか出会えないだろう。ましてや全うな社会...

初めてこの人のエッセイを読んだ。題名の通り大人の男のエッセイだ。一言でいえば、彼は「やさぐれ」だろうか。今時こういう男性、作家は希少価値かもしれない。もう1世代前の作家はこういう生活、考え方は「なるほどやはり」と思ったものだが、現代ではなかなか出会えないだろう。ましてや全うな社会人、普通の人のなかにこういう考えの男性はなかなかいないだろう。きっと普通の男性はこういう考え行動をすることがあこがれなのかもしれない。しかし実際にはこのような行動をすれば組織人としては生きにくいだろう。逸脱した行動をとりながらもどこか全うな考えを持っており、エッセイの内容は「なるほど」と思わせる。それが彼の魅力であり、だから一流の小説家なのだろう。

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2011/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の毎日の仕事ぶりを思い返すきっかけとなった一文を紹介します。 「丁寧は仕事の基本である。丁寧は、人間の誠実が、これをさせている。誠 実は生きる姿勢である。」 誠実であろうと考えることこそあれ、何が誠実さに結びつくかということは、意外と普段考えていないと気付かされました。

Posted byブクログ

2011/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もっと遊ぶことが必要と感じました。 全肯定して、100%言うことを聴く気にはならないけれど、日本にもかっこいい大人はいるんだ。 そういう大人になりたい!

Posted byブクログ

2011/10/21

人生を断定的に語る頑固おやじタイプのエッセイというのが最近少なくなった。 開高健さんとか山口瞳さんとか池波正太郎さんとか。伊集院静さんは久しぶりにそんな頑固おやじ風で嬉しくなる。 「KYとか言うが、なぜ女子どもの空気を読まねばならぬ」と差別意識丸出しである。 グルメブームに批判...

人生を断定的に語る頑固おやじタイプのエッセイというのが最近少なくなった。 開高健さんとか山口瞳さんとか池波正太郎さんとか。伊集院静さんは久しぶりにそんな頑固おやじ風で嬉しくなる。 「KYとか言うが、なぜ女子どもの空気を読まねばならぬ」と差別意識丸出しである。 グルメブームに批判的でミシュランを敵視している。ミシュランについて調べて批判しているというより決めつけて蔑視てしてるようだ。 自分は博打に酒に溺れていても人は平気で叱る。 借金を背負ってタイヘンと言いながら、食事するなら銀座の一流でと行動に均衡がとれていない。 「喧嘩に加害者も被害者もあるものか。その上、酒の席だ。酔っていれば道理は失せる。」なんて酒飲観も古い。 でもそのくらいがいい。「ちょっと違うんじゃないの」と思いながらも、激しく納得もする。良くも悪くも反応が大きい。 五木寛之さんは例えば「人生のヒント」は語り口が優しい。反発はないのだが、そのうち忘れてしまう。 椎名誠さんだと、人生訓にまでもっていくのに躊躇があるみたいだし。 新入社員に対してなんて、山口瞳さんのようなことを書いているが、あまり深くない。最後さらっと舌を出してるような軽さが作者の持ち味のようだ。 夏目雅子の少しまとまった文章が読めるのもこの本ならでは。 なるほどと思ったとこをメモ。 私は、人が社会を知る、学ぶ上でいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に炊き込むことだと思っている。 旅先でしか見えないものがある 所詮遊びなのだから楽しむことだ。同時に遊びだからいい加減にしないことだ。 どんな生き方をしても 人間には必ず苦節が一、二度むこうからやってくる。それがないのは人生ではない。人間は強くて弱い生きものだ。そんな時、酒は友となる。 ”鉄は熱いうちに打て”と先達は行った。私は真実だと思う。人間の能力は磨く以前に打つことが大切だ。 スポーツは敗れることで学ぶことが勝者の何倍もある。でも勝った方が嬉しい。 物の値段とは正当な労働と同じ価値のものなのだ。 親しい方を亡くされて戸惑っている方は多いでしょう。私の経験では、時間が解決してくれます。だから行き続ける。そうすれば無くなった人の笑顔を見る時が必ずきます。最後に、数年前に観た映画でのチェチェンの老婆のせりふを紹介します。 あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終りがあるのよ いつの時代も、金にまつわるよからぬことや常識を逸脱したことが起きると、その背後に銀行がいる。 無所属の時間を大切に。 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。 ギャンブルの最大の弱味は、己でしかない点である(他の人をよろこばしたりしない)。

Posted byブクログ

2011/10/17

非常に難しい。 自分にはまだ早かったか。 大人は何ぞや?というヒントを探すために読んだが、見つけることができず。 各題の結論がストーリーの中に書かれているものとおもい読み進めたが、そうでもなかった。 皆様のレビューを拝見すると、私には感じることができなかった様々なコメントが...

非常に難しい。 自分にはまだ早かったか。 大人は何ぞや?というヒントを探すために読んだが、見つけることができず。 各題の結論がストーリーの中に書かれているものとおもい読み進めたが、そうでもなかった。 皆様のレビューを拝見すると、私には感じることができなかった様々なコメントが書いてあった。 大人って?…

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2011/10/16

ふと、読み終わってから、カバーを見ると、a genuine way of life by Ijuin Shizukaと小さい文字で、書かれている。直訳すれば、見せかけでない誠実な人生、とでも、訳されようか、それとも、日本語の訳を、英訳したものなのか?一体どちらだろうかと、思わず、...

ふと、読み終わってから、カバーを見ると、a genuine way of life by Ijuin Shizukaと小さい文字で、書かれている。直訳すれば、見せかけでない誠実な人生、とでも、訳されようか、それとも、日本語の訳を、英訳したものなのか?一体どちらだろうかと、思わず、考えてしまった。昔の武士は、元服という儀式で、死に方の作法を、体現させて、武士になる、一人前の武士になるという自覚を持たせたが、今日、成長障害を伴った多くの大人達が、存在するが故に、私も含めて、こうした読者達が、改めて、「大人」とは、なんぞやを、再考するきっかけにしたものなのか?成人するということは、最近では、前倒しで、18歳ではどうかという議論もあるが、むろん、法的には、20歳で、成人扱いだろうが、どう見ても、誰も、大人だとは、思われない大人が、多い。もっとも、我々世代も、その昔は、新人類だの、ビートルズ世代等と、揶揄され続けてきたが、、、、、。一体、「大人」とは、「見せかけでない誠実な人生」とは、何であろうか?結婚し、子供を持ち、親になり、育てて、成人させ、、、、そういうことなのか、自己責任を負えることなのか、品格とは何かが、体現できるようになることなのか、「五風十雨」の生活の意味が納得できることなのか、生きると言うことが、何の特別な意味がないことを分かっても、それでも、生き続けることなのか、哀しみにも終わりがあることを、分かるようになることか、人生は、理不尽で、不条理だなと納得できることか、打算に、陥ってしまったことを自覚することか、冠婚葬祭、墓参りの作法が、分かることか、身だしなみが何たることかを分かることか、人には、色々事情があることを初めて理解出来るようになることか、愛する人の死を前にして、本当に、途方に暮れると言うことを実感できることか、人生には、運・不運があると言うことが、自然に、実感出来ることか、大人の酒を酌み交わせるようになることか、読めば読み進むほどに、自戒と自問自答が、頭の中で、渦を巻いてくる。

Posted byブクログ