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ユリゴコロ の商品レビュー

3.8

476件のお客様レビュー

  1. 5つ

    92

  2. 4つ

    204

  3. 3つ

    128

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    4

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2024/11/12

最後まで引き込まれて読み切りました。 最後の最後でいろんな謎が解けてビックリでしたが、きれいに収まった感じでした。 人を殺すことに何も罪悪感を抱かない人が、自分を大事に思えない人が、自分の子供を深く愛せることがすごく不思議でした。 人の心として矛盾があるような気もしますが、それ...

最後まで引き込まれて読み切りました。 最後の最後でいろんな謎が解けてビックリでしたが、きれいに収まった感じでした。 人を殺すことに何も罪悪感を抱かない人が、自分を大事に思えない人が、自分の子供を深く愛せることがすごく不思議でした。 人の心として矛盾があるような気もしますが、それだけ子供は心のよりどころになるということなんでしょうね。 不思議なお話でした。

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2024/07/11

読了後のなんとも言えない気持ち悪さを体験してほしい。割と終盤までバラバラとしていた情報が繋がったラストの気持ち良さはたまらないけれどそこに至るまでの全てが回りくどく気味が悪くて私は好きでした。

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2024/06/16

タイトルの由来で、えっ?!と思わせたり、前半のものすごく気持ち悪い、気分の置きどころがない展開は楽しめました。 後半は前半の気味悪さから比べるとインパクトに欠ける印象でした。

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2024/05/14
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《イヤミス》で検索すれば、大体出てくるこの一冊。 気になってはいたが映画化もされ人気なのか、なかなか見つけられなかった。それでもようやく巡り合え、読了。 最初なんだか既視感があるな、と思った。 特にあの小さな男の子が挟まれるシーン。 もしかしたら昔読んだことがあるのかもしれないけれど、結末は覚えていなかったのでそのまま読み続けた。 成程、これは確かに《恋愛ミステリー》だ。 それも石のように重たい愛。 それでも《イヤミス》感はあまりなく、 全て読み終えたあとは爽快感すら残った。 《彼女》が《彼》を殺し、その後自らも死を遂げるのか それとも《彼》が《彼女》を殺し、その後自らも死を遂げるのか。 残された《兄弟》はどうなるんだろう。 残された《恋人達》はどうなるんだろう。 とても面白かった。

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2024/04/17
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288ページ 1400円 4月25日〜4月26日 亮介は、恋人の千絵が失踪し、父ががんの診断を受ける。そんな中、母が交通事故で亡くなるという、次々と襲いかかる不幸の中にいた。たまたま訪れた実家の押し入れから、母の名前が書かれた包みに入っていた髪の毛と、何冊かのノートを見つける。ユリゴコロとタイトルがつけられたノートには、私は平気で人を殺すことができると、信じられない内容が綴られていた。 母が入れ替わったように感じていた幼い頃の自分の感覚は正しく、その母を亡きものにしたのが母の家族であった。しかも死んだと思っていた本当の母は生きており、共に働いていた人だったと最後にわかった時は衝撃だった。平気で人を殺す人間というのに吐き気がした。恋人が失踪した話と、母の話が独立しており、それが残念なような気がした。

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2024/03/23
  • ネタバレ

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ユリゴコロ、という手記を主人公がたまたま見つけてしまったところから始まる物語。 中には殺人の告白があり、しかもそれが自分の母親なのではないかという仮説に主人公が翻弄されていく。 美沙子に最初から最後までやられっぱなしなストーリーでした。 お父さんとソウルメイトというか本当に離れられない間柄だったんだろうなと。 そしてやはりお腹を痛めた子供は可愛くて仕方がなかったんだろうな、と。

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2024/02/25
  • ネタバレ

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ユリゴコロ 沼田まほかる ∞----------------------∞ 何だか気持ち悪いなぁと思いながらも、ページをめくる手が止まらない。 第一人称が男か女かも分からない、手記か小説かも分からない、ノート4冊に渡って書かれた「ユリゴコロ」というタイトルのついた話の謎。 子供の頃からさりげなく殺人を犯していく様はただのサイコパスなんだけど、自分の体を売って稼いでいる時に出会った男性(その後の夫)の感性に惹かれるように、彼女も変わっていく。 その彼女の息子とされる亮介は、婚約者の千絵が失踪し、と思ってたら実は既婚者だったり、父や祖母は闘病中、自分の店の経営も傾きがちという、実に苦境のど真ん中だった。そんな時にこんな手記を読んでたら、自分の存在すら認めたくなくなるかも知れない。 最後はなんとなく無理やりな感じにまとまってしまったけど、うっすら細谷さんは裏があるなぁとは感じてた。ただの「好き」じゃないよなと。 初めはホラーかな?ミステリーかな?と思って読んでたのに恋愛で終わるというジャンルがよく分からない小説だったけど、こんなのも嫌いじゃない。 2024/02/22 読了(図書館)

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2024/01/17
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読み始めてからすぐ引き込まれ、一気読みしてしまった。個人的には前半のサイコパスっぷりが面白かったのですが、後半は上手くまとまりすぎていまいちでした。ミステリーで始まり恋愛で終わる。全然違う出口に出て来ちゃってあれ?って感じ。 サイコパスがどうして恋愛につながるのかいまいちわからなかったし、そもそも何でサイコパスになったのかもよく分からない。それに殺人犯に変わりはないのでハッピーエンド?はしっくり来ない。理由もなく殺された人が不憫すぎる。てか細谷さんに全く親近感わかなかったのか?

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2024/02/04

ドッグランを備えた喫茶店を自営する亮介に、次々と不幸が襲いかかる。恋人の失踪、父の末期癌発覚、さらには母の交通事故死。父不在時に訪れた実家の父の書斎にて、4冊のノートを発見する。「ユリゴコロ」と題されたそのノートは、殺人衝動を抑えられない“私”による手記だった… サイコな出来事...

ドッグランを備えた喫茶店を自営する亮介に、次々と不幸が襲いかかる。恋人の失踪、父の末期癌発覚、さらには母の交通事故死。父不在時に訪れた実家の父の書斎にて、4冊のノートを発見する。「ユリゴコロ」と題されたそのノートは、殺人衝動を抑えられない“私”による手記だった… サイコな出来事が書かれた手記はノワールの様相を呈するが、それを読んで動揺する主人公・亮介の心の動きはサスペンス。“ユリゴコロ”に翻弄された亮介が取る行動は予想外だった。 こういった作中作系ミステリは、メインストーリーと作中作がどう繋がっていくかがキーポイント。本書では手記の著者は誰なのか?が大きな謎になっている。その仕掛けは察しがついたので驚きは得られなかったものの、何とも言えない複雑な気持ちになるラストだった。果たして私は誰目線で読めばよかったのだろうか? 週刊文春ミステリーベスト10 6位 このミステリーがすごい! 5位 本屋大賞 6位 SRの会ミステリーベスト10 3位 ミステリが読みたい! 9位 大藪春彦賞受賞(2012年)

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2023/10/13

積読本、ようやく読みました。  ミステリーというかホラーというか、恋愛もの? 独特の雰囲気を纏った作品でした。おすすめです。

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