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ユリゴコロ の商品レビュー

3.8

472件のお客様レビュー

  1. 5つ

    92

  2. 4つ

    201

  3. 3つ

    128

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    4

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2024/04/17
  • ネタバレ

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288ページ 1400円 4月25日〜4月26日 亮介は、恋人の千絵が失踪し、父ががんの診断を受ける。そんな中、母が交通事故で亡くなるという、次々と襲いかかる不幸の中にいた。たまたま訪れた実家の押し入れから、母の名前が書かれた包みに入っていた髪の毛と、何冊かのノートを見つける。ユリゴコロとタイトルがつけられたノートには、私は平気で人を殺すことができると、信じられない内容が綴られていた。 母が入れ替わったように感じていた幼い頃の自分の感覚は正しく、その母を亡きものにしたのが母の家族であった。しかも死んだと思っていた本当の母は生きており、共に働いていた人だったと最後にわかった時は衝撃だった。平気で人を殺す人間というのに吐き気がした。恋人が失踪した話と、母の話が独立しており、それが残念なような気がした。

Posted byブクログ

2024/03/23
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ユリゴコロ、という手記を主人公がたまたま見つけてしまったところから始まる物語。 中には殺人の告白があり、しかもそれが自分の母親なのではないかという仮説に主人公が翻弄されていく。 美沙子に最初から最後までやられっぱなしなストーリーでした。 お父さんとソウルメイトというか本当に離れられない間柄だったんだろうなと。 そしてやはりお腹を痛めた子供は可愛くて仕方がなかったんだろうな、と。

Posted byブクログ

2024/02/25
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ユリゴコロ 沼田まほかる ∞----------------------∞ 何だか気持ち悪いなぁと思いながらも、ページをめくる手が止まらない。 第一人称が男か女かも分からない、手記か小説かも分からない、ノート4冊に渡って書かれた「ユリゴコロ」というタイトルのついた話の謎。 子供の頃からさりげなく殺人を犯していく様はただのサイコパスなんだけど、自分の体を売って稼いでいる時に出会った男性(その後の夫)の感性に惹かれるように、彼女も変わっていく。 その彼女の息子とされる亮介は、婚約者の千絵が失踪し、と思ってたら実は既婚者だったり、父や祖母は闘病中、自分の店の経営も傾きがちという、実に苦境のど真ん中だった。そんな時にこんな手記を読んでたら、自分の存在すら認めたくなくなるかも知れない。 最後はなんとなく無理やりな感じにまとまってしまったけど、うっすら細谷さんは裏があるなぁとは感じてた。ただの「好き」じゃないよなと。 初めはホラーかな?ミステリーかな?と思って読んでたのに恋愛で終わるというジャンルがよく分からない小説だったけど、こんなのも嫌いじゃない。 2024/02/22 読了(図書館)

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2024/01/17
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読み始めてからすぐ引き込まれ、一気読みしてしまった。個人的には前半のサイコパスっぷりが面白かったのですが、後半は上手くまとまりすぎていまいちでした。ミステリーで始まり恋愛で終わる。全然違う出口に出て来ちゃってあれ?って感じ。 サイコパスがどうして恋愛につながるのかいまいちわからなかったし、そもそも何でサイコパスになったのかもよく分からない。それに殺人犯に変わりはないのでハッピーエンド?はしっくり来ない。理由もなく殺された人が不憫すぎる。てか細谷さんに全く親近感わかなかったのか?

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2024/02/04

ドッグランを備えた喫茶店を自営する亮介に、次々と不幸が襲いかかる。恋人の失踪、父の末期癌発覚、さらには母の交通事故死。父不在時に訪れた実家の父の書斎にて、4冊のノートを発見する。「ユリゴコロ」と題されたそのノートは、殺人衝動を抑えられない“私”による手記だった… サイコな出来事...

ドッグランを備えた喫茶店を自営する亮介に、次々と不幸が襲いかかる。恋人の失踪、父の末期癌発覚、さらには母の交通事故死。父不在時に訪れた実家の父の書斎にて、4冊のノートを発見する。「ユリゴコロ」と題されたそのノートは、殺人衝動を抑えられない“私”による手記だった… サイコな出来事が書かれた手記はノワールの様相を呈するが、それを読んで動揺する主人公・亮介の心の動きはサスペンス。“ユリゴコロ”に翻弄された亮介が取る行動は予想外だった。 こういった作中作系ミステリは、メインストーリーと作中作がどう繋がっていくかがキーポイント。本書では手記の著者は誰なのか?が大きな謎になっている。その仕掛けは察しがついたので驚きは得られなかったものの、何とも言えない複雑な気持ちになるラストだった。果たして私は誰目線で読めばよかったのだろうか? 週刊文春ミステリーベスト10 6位 このミステリーがすごい! 5位 本屋大賞 6位 SRの会ミステリーベスト10 3位 ミステリが読みたい! 9位 大藪春彦賞受賞(2012年)

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2023/10/13

積読本、ようやく読みました。  ミステリーというかホラーというか、恋愛もの? 独特の雰囲気を纏った作品でした。おすすめです。

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2023/10/06

著者さん初読みです 図書館をふらふらしてたらふと目について読みたくなりました 恋愛ミステリー、とあったので恋人同士でなにか起こるのかと思っていましたがどんどん展開が変わり、リアルタイムではないにしろ次々と人が死んでいくし、思っていたのと違う、と思いながらも読むのが止められず ...

著者さん初読みです 図書館をふらふらしてたらふと目について読みたくなりました 恋愛ミステリー、とあったので恋人同士でなにか起こるのかと思っていましたがどんどん展開が変わり、リアルタイムではないにしろ次々と人が死んでいくし、思っていたのと違う、と思いながらも読むのが止められず 誰も憎まなかった物語 恋愛ミステリー、というよりも1つの変わった家族の愛の物語という感じです

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2023/10/11
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2012年(第9回)。6位。 実家の押し入れで見つけた女性用バッグ、髪の毛、ノート4冊。ノート読み進めるとホラー。僕は、娼婦の母とその買い手の父の子らしい・・・そりゃ混乱するね。母は途中で入れ替わったのか?ホラーをまとい、現在と絡め、少しずつわかってくる。家族の物語というか、男と女が添い遂げた話。とってもステキなラスト。

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2023/08/31

最初は不気味だしどんよりしてるしで最後まで読めるか自信がありませんでしたが、読んでるうちに続きが気になって気になって止まらなくなりました!

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2023/08/22

イッキ読みでした。猟奇的な雰囲気にゾワゾワ。 残り半分が全部クライマックスって感じでずっと心臓がバタバタして読む手が止まらなかった。

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