うみべの女の子(1) の商品レビュー
『おやすみプンプン』だけ、友人の勧めで読んだことがあり、この作品もその友人の勧めで読んでみました。 一部の読者がやたら作品を消費しているなぁというのが、本当に失礼な、素直な認識だったのですが、こんなに悔しくて怒りを感じる作品だとは思わなかった。 悔しすぎるというのが感想として...
『おやすみプンプン』だけ、友人の勧めで読んだことがあり、この作品もその友人の勧めで読んでみました。 一部の読者がやたら作品を消費しているなぁというのが、本当に失礼な、素直な認識だったのですが、こんなに悔しくて怒りを感じる作品だとは思わなかった。 悔しすぎるというのが感想として大きい。なんでこんな悲しい悔しい思いしながら、虐げられた側がわけわかんなくなりながら生きていかなきゃいけなくて、死ぬ努力もしなきゃいけなくて、死んだら死んだで間違い扱いで、腹括れなきゃ弱いと扱われてしまうんだろうと。 小梅に対してひとつも感情移入ができなくて、しかし、友人は小梅にしか感情移入ができないと語っていたのを思い出して顔を顰めてしまった。どう足掻いても私は磯辺に共感してしまい(しかも彼が自己嫌悪を向ける部分に)、その受け止め方に「これこそ一番ダメな消費の仕方なんじゃないか」と不安になって気分が悪かった。 これは読まなければよかったということではなくて、作品としての強度が大きいので、自分自身の弱い精神性が揺り動かされて惑わされてしまって、当てられてしまったなぁという感想です。 自分自身の悩んできた精神性とか、虐げられる側の気持ちと加虐性とか、社会のくだらなさを考えては厨二病と自嘲する感じとか、なんかもう全部心当たりがあってずっと痛い。嫌すぎると思った。こんな解像度で世界を見てて、浅野いにお先生は無事なの? 送れなかったブログの返信。兄への憧れ、懐かしさ、恐れ、不安、不安定さの溢れる少年の言葉を、誰も知ることができないというのがとても現実だった。私たちは常に自分を虚飾して生きているところがあって、その本当の部分は、本当の話をすることでしか何の蟠りも無くならないのだと思う。 でも安易に快感と身体の接続コミュニケーション(きっと彼らの場合は本質的にはコミュニケーションではない)に逃れてしまいたくなるのもすごくよく分かってキツかった。 結局他人は本質的に理解なんてし合えないんだと思うと、厳しかった。だからこそ磯辺の欠片を持ったまま生きている小梅のラストシーンが、上滑りしているようで私にはグロテスクに見えてしまった。 読んでよかったと思う。
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改めて事件が起きた前後の丁寧な描写を見ると、この話はシンプルに死んだ兄の代わりに磯部が挑んだ復讐譚だった。結局お互いがお互いに関係ない話を進めているという点がこの話のキモに思う。
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中学生の男女が交わるお話でした 性とか恋とかを絡めながらのお話で男はなんか冷めてる感じ もあるしそれでいて年頃の男の子のような感じもしたし 女も学校と男の前とでは違う人のように見えるし 著者の作品ってなんか変わってるなと感じるのです
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心と体は勿論繋がってるけど、 タイミングがバラバラなこともあるかー、あーと切なくなった。 浅野いにお先生にはこの路線をお爺さんになっても突き進んで欲しいな。 どうしようもない気持ちにさせてくれる。
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うわっ!面白。浅野いにおのエグみ毒みリアルみ好き。絵も信じられないほど綺麗だよなあ〜2巻買ってなかった自分が憎い、今すぐ買ってこよう。これは文学だわあ
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2巻と合わせてあっという間に読んでしまった。 もったいない。 時間かけて読まないと分からないことがありそうな気がする。 ページの勢いに押されずにもう一度読みたいかも。
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小梅、磯部に冷たくされて三崎先輩に連絡するとこなんかわたしみたい。というか、わたしが小梅みたい。客観的に見ると哀れだな。
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海辺の退廃的な片田舎の中学生の、正に傷を舐め合うような描写。このドロっとした世界観見た後だと「元気で無邪気な中学生像」みたいなものがいかに幻想なのか考えてしまう
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ずっと探していたのに、見つからなかった、このこ。まさかと思って、ちょっと奥の、いわゆるアダルティな漫画を置いているコーナーに行った、ら、案の定そこには積み上げられた数冊のうみべの女の子がいて。となりにBL漫画がこれみよがしに置かれていたので、一冊手にとってみたりして。おおおおおこ...
ずっと探していたのに、見つからなかった、このこ。まさかと思って、ちょっと奥の、いわゆるアダルティな漫画を置いているコーナーに行った、ら、案の定そこには積み上げられた数冊のうみべの女の子がいて。となりにBL漫画がこれみよがしに置かれていたので、一冊手にとってみたりして。おおおおおこれがBL漫画かああああああ、とひとりぼっちではしゃいでしまったりした。その後、JRの中でこのこを読んだ。隣には、女子高生とアラサーくらいの女の人。いにおスゲーと思いながら、何食わぬ顔で黙々とセックスシーンをパラパラめくっている自分もある意味スゲー!なんて思った。話の内容をペラペラ喋るのはあまり好きじゃないので割愛するけど、話はとてもよかった。気付いたら一日に三回読み直していた。気持ち悪い、いい加減。また、今も読みたい。リアリティに猛るなあ、さすがいにお!と思いました。
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何だこれ!?厨二の妄想を具現化したような作品でサイコー過ぎる! 中学時代に憧れていたシチュエーションが詰まっていて、なんか羨ましすぎる! 海辺だけあって、磯臭いカンジもGOOD! 中学ならでわの衝撃的感情、セックス後の焦燥感、筆下ろししたヤツの勝ち組感、などなど、色々と理解でき...
何だこれ!?厨二の妄想を具現化したような作品でサイコー過ぎる! 中学時代に憧れていたシチュエーションが詰まっていて、なんか羨ましすぎる! 海辺だけあって、磯臭いカンジもGOOD! 中学ならでわの衝撃的感情、セックス後の焦燥感、筆下ろししたヤツの勝ち組感、などなど、色々と理解できる。
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