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うみべの女の子(1) エフC
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うみべの女の子(1) エフC

浅野いにお(著者)

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うみべの女の子(1) エフC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 太田出版
発売年月日 2011/03/18
JAN 9784778321383

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商品レビュー

3.9

111件のお客様レビュー

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2024/11/27

『おやすみプンプン』だけ、友人の勧めで読んだことがあり、この作品もその友人の勧めで読んでみました。 一部の読者がやたら作品を消費しているなぁというのが、本当に失礼な、素直な認識だったのですが、こんなに悔しくて怒りを感じる作品だとは思わなかった。 悔しすぎるというのが感想として...

『おやすみプンプン』だけ、友人の勧めで読んだことがあり、この作品もその友人の勧めで読んでみました。 一部の読者がやたら作品を消費しているなぁというのが、本当に失礼な、素直な認識だったのですが、こんなに悔しくて怒りを感じる作品だとは思わなかった。 悔しすぎるというのが感想として大きい。なんでこんな悲しい悔しい思いしながら、虐げられた側がわけわかんなくなりながら生きていかなきゃいけなくて、死ぬ努力もしなきゃいけなくて、死んだら死んだで間違い扱いで、腹括れなきゃ弱いと扱われてしまうんだろうと。 小梅に対してひとつも感情移入ができなくて、しかし、友人は小梅にしか感情移入ができないと語っていたのを思い出して顔を顰めてしまった。どう足掻いても私は磯辺に共感してしまい(しかも彼が自己嫌悪を向ける部分に)、その受け止め方に「これこそ一番ダメな消費の仕方なんじゃないか」と不安になって気分が悪かった。 これは読まなければよかったということではなくて、作品としての強度が大きいので、自分自身の弱い精神性が揺り動かされて惑わされてしまって、当てられてしまったなぁという感想です。 自分自身の悩んできた精神性とか、虐げられる側の気持ちと加虐性とか、社会のくだらなさを考えては厨二病と自嘲する感じとか、なんかもう全部心当たりがあってずっと痛い。嫌すぎると思った。こんな解像度で世界を見てて、浅野いにお先生は無事なの? 送れなかったブログの返信。兄への憧れ、懐かしさ、恐れ、不安、不安定さの溢れる少年の言葉を、誰も知ることができないというのがとても現実だった。私たちは常に自分を虚飾して生きているところがあって、その本当の部分は、本当の話をすることでしか何の蟠りも無くならないのだと思う。 でも安易に快感と身体の接続コミュニケーション(きっと彼らの場合は本質的にはコミュニケーションではない)に逃れてしまいたくなるのもすごくよく分かってキツかった。 結局他人は本質的に理解なんてし合えないんだと思うと、厳しかった。だからこそ磯辺の欠片を持ったまま生きている小梅のラストシーンが、上滑りしているようで私にはグロテスクに見えてしまった。 読んでよかったと思う。

Posted by ブクログ

2024/06/01

改めて事件が起きた前後の丁寧な描写を見ると、この話はシンプルに死んだ兄の代わりに磯部が挑んだ復讐譚だった。結局お互いがお互いに関係ない話を進めているという点がこの話のキモに思う。

Posted by ブクログ

2023/11/19

中学生の男女が交わるお話でした 性とか恋とかを絡めながらのお話で男はなんか冷めてる感じ もあるしそれでいて年頃の男の子のような感じもしたし 女も学校と男の前とでは違う人のように見えるし 著者の作品ってなんか変わってるなと感じるのです

Posted by ブクログ

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