うみべの女の子(1) の商品レビュー
表紙とタイトルの可愛さに反して、浅野いにお史上最も描写は過激かもしれない。 普通女子の佐藤は面喰い。憧れの先輩にされた仕打ちにショックを受け、以前自分に告白してきた磯辺と繋がることで紛らせようとする。 気持ちも欲しい磯辺と、身体だけ欲しい佐藤。佐藤主体で始まる2人の関係は徐々...
表紙とタイトルの可愛さに反して、浅野いにお史上最も描写は過激かもしれない。 普通女子の佐藤は面喰い。憧れの先輩にされた仕打ちにショックを受け、以前自分に告白してきた磯辺と繋がることで紛らせようとする。 気持ちも欲しい磯辺と、身体だけ欲しい佐藤。佐藤主体で始まる2人の関係は徐々に変わり… ジョージ朝倉の「ハートを打ちのめせ!」もそうだけど、共学の中学生っておませでひねくれていて可愛くない。でもそこが青くて可愛い。痛々しすぎて先が気になる。
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2巻で終わりなんて。読み終わってしばらくしても、この作品が持つ空気にずっと当てられた……でも、これで良かったんだよな、うん。これが良かったんだよな。 青春を描く上で、多くの人がスルーしがちのエロの部分をちゃんと書いてるのは好感持てる。何度も読み返したけど本当に良かった。切ない。大好きだ。……。 それにしても、他の人に言われて気付いたが20話はもろに水戸駅だ。友人曰く、高校の制服は牧高らしい。大洗駅の近くにある大貫郵便局も出てくる……1巻冒頭を読んだ時は、鹿行の方か阿字ヶ浦海岸を舞台にしているのかと思ったら、大洗だったとは。もう私の中で完全に大洗はガルパンではなくうみべの女の子になった。 シギサワカヤを好きな相手に、この作品を勧めるのは間違ってない気がする。 もう一度読み返す前に、はっぴいえんどの風をあつめてを聴くのを強く勧める。
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愛のあるセックスなんて幻想。 ごちゃごちゃ言わない磯辺のちんちんのほうが好き。 どうしたいんだよ俺は。何が言いたいんだよあんたは。 好きでもないくせに、ただいたずらに身体の関係ばかり求める中学生。 台詞や言葉は多い割に、とにかく「静か」な風景がトントントンと「置く」ように流れ...
愛のあるセックスなんて幻想。 ごちゃごちゃ言わない磯辺のちんちんのほうが好き。 どうしたいんだよ俺は。何が言いたいんだよあんたは。 好きでもないくせに、ただいたずらに身体の関係ばかり求める中学生。 台詞や言葉は多い割に、とにかく「静か」な風景がトントントンと「置く」ように流れていくのが印象的。 とにかく、この描写の静けさは怖さまで覚えてしまう。 あの不気味さは何かというと、あまりにも人間的でかつあまりにも心がうわのそらだからなのだろうか。 プンプンやソラニンの作風を知っていると浅野作品の変幻自在さに舌を巻かされる次第。
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佐藤や磯部のような経験は全くないのになぜかリアルに感じてしまう。 体の成長に心が追いつかなくて、田舎で、中学生で。 セックスのシーンが多いので、電車の中では読めない。 面白いという種類のマンガではないと思うけど、続きは気になる。
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地味な主人公のモラトリアムとか性春。背景の緻密さと構図に強いこだわりとセンスを感じる。話が進展しないので「雰囲気モノ」の枠を出ないのが残念。表紙が可愛い。
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2013 1/14読了。借りて読んだ。 ソラニンで浅野いにお欲高まっているときに読んだ・・・ものの、おお、これはなんかより若い(中学生が主な登場人物)分、痛々しさとかもギリギリくるな。 ラストシーンすごいところで引いたがこの先どうなるんだろう? 続きは2月か・・・。
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今15歳ですが、初めて読んだ浅野いにおさんの作品がこれでした。 初めて読んだとき、衝撃を受けました。 思春期の悶々とした感じ、気怠い感じ、物事に対する軽率さがとてもリアルだと思いました。 おしゃれサブカルの代表と言われていますが、私は素直にいいなと思いました。
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読んでいると思春期の心と体がバラバラな感じを思い出す。 自分自身を持て余す感じというか。 小梅と磯辺の力関係がシーソーゲームのようで危うくて、これからどうなっていくのが、とても楽しみ。
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職場の方に借りた本。 ひりひりするような話がうまいなぁ。 そうなんだよね、女の子って口悪いんだよね、っていう共感で読んだ。
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浅野いにおさんの漫画は初めて読むのですが これを一番初めに読めて良かったです。 エロいとは思わなかったかな・・・ 生々しいけどいやらしくない(?) 表現は難しいけど私は本当にこの雰囲気が好きです。 続きがあるのだったら今すぐに読みたい。 磯辺くんいいなぁ
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