小夜しぐれ の商品レビュー
美緒の想いがかなわず、嫁ぎ先も自分の意思で決めることができない。 辛い。 辛過ぎて、あんこに餡殺されたい…
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シリーズ5作目。それぞれの登場人物達のサイドストーリーが展開する。吉原、九段、神楽坂を舞台とした春から夏にかけての物語。 つる屋店主の種市の過去の話、伊勢屋の娘の美緒の縁談の話、芳が息子と浅草で再開する話、そして小笠原/小松原と妹夫婦の話。ドラマの広がりが進み、ますます面白くな...
シリーズ5作目。それぞれの登場人物達のサイドストーリーが展開する。吉原、九段、神楽坂を舞台とした春から夏にかけての物語。 つる屋店主の種市の過去の話、伊勢屋の娘の美緒の縁談の話、芳が息子と浅草で再開する話、そして小笠原/小松原と妹夫婦の話。ドラマの広がりが進み、ますます面白くなってきている。 ただし、真夏の関西で読んだので調子狂った。。 。
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この先どうなるのか気になりすぎて、ずんずん読み進めている。 この巻も激動。 種市の亡き愛娘、おつるにまつわる話は切なかった。そして美緒の祝言に佐兵衛の登場、小松原=小野寺数馬がメインの話など、物語の伏線と展開がこれからますます楽しみ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネタバレ備忘録:種市の風邪・元妻「お連」そして「つる」の死因、吉原花見の客席料理・野江に食べてもらいたい料理、当時は江戸では油を取るための油菜づくし、吉原出店提案、花見に行けなかった代わりの浅草での息抜きで佐兵衛(芳の息子)とのすれ違い、美緒は澪の指をみる源斉をみて爽助の柷言を受け入れる、小野寺数馬 菓子づくりで悩む、そして早帆と弥三郎、煎り豆ときな粉、小松原は母のつる屋偵察をしる、早帆:小野寺の思い知る
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つる家店主、種市の悲しい過去、吉原での料理作りと「あさひ太夫」としての野江の姿、恋をあきらめて婿を取る美緒の決意、そして小松崎こと小野寺数馬が作る何とも美味しそうな和菓子。 今回も盛りだくさんな話に引き込まれて、頭の中はお江戸だす。 はるかかなたのように思えるのに、たかだか二百...
つる家店主、種市の悲しい過去、吉原での料理作りと「あさひ太夫」としての野江の姿、恋をあきらめて婿を取る美緒の決意、そして小松崎こと小野寺数馬が作る何とも美味しそうな和菓子。 今回も盛りだくさんな話に引き込まれて、頭の中はお江戸だす。 はるかかなたのように思えるのに、たかだか二百年前。 庶民は、こんなふうに暮らしていたのね~ 今も残る地図の地名をたよりに、九段辺りを思い描いてみるのも楽しい。
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おつる、太夫、美緒とそれぞれのお話が続き、佐兵衛さんが現れ、最後には小松原様! おつるさんの真相は物悲しく。 けれど小松原様側から描かれたお話は微笑ましくもあり。 主役はもちろん澪なのですが、他の方たちのお話もどんどん進んでいき、読むのが止まりません。 また、澪が悩む度に誰か...
おつる、太夫、美緒とそれぞれのお話が続き、佐兵衛さんが現れ、最後には小松原様! おつるさんの真相は物悲しく。 けれど小松原様側から描かれたお話は微笑ましくもあり。 主役はもちろん澪なのですが、他の方たちのお話もどんどん進んでいき、読むのが止まりません。 また、澪が悩む度に誰かから出る道標のような言葉たち、身に染みます。
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種市の過去が明らかになったり、小松原が何をしている人かも明らかに。 一番は、わがままお嬢様だった美緒が大人になったこと。 わがままだけど、根はいい子だと思うから、幸せになって欲しい。
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澪と野江ちゃんがどんどん近づく今作。 それぞれの恋模様も気になるところ。 店主種市とおつるの過去 澪が吉原で桜の会の食事を作る 美緒の嫁入り 小松原さまの甘味づくり すっかり大好きシリーズです
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澪の働く料理屋つる屋の主人・種市の苦しみを共にする澪。 吉原、翁屋で春の宴の膳をまかされた澪。 あれこれ迷っていると想い人の言った 「料理で人を喜ばせる。」事について考える。 そこから「ありふれていないことだ!」と気づき 友との幼い頃の楽しかった事などを思いうかべある献立にたど...
澪の働く料理屋つる屋の主人・種市の苦しみを共にする澪。 吉原、翁屋で春の宴の膳をまかされた澪。 あれこれ迷っていると想い人の言った 「料理で人を喜ばせる。」事について考える。 そこから「ありふれていないことだ!」と気づき 友との幼い頃の楽しかった事などを思いうかべある献立にたどりつく。 同じ名前の伊勢屋の美緒という娘の祝い膳は「心に残る様なもの」にしてほしいとの内容で澪に任されることになる。 澪は美緒との出会いから数々の想い出をおりこんで祝膳を考える。 澪の想い人とは長く会うことがかなわなかったが相変わらず想いは心の中にしまっている。 事件続きでハラハラドキドキ。間髪を入れずに次巻をよみます。
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迷い蟹 浅蜊の御神酒蒸し 夢宵桜 菜の花尽くし 小夜しぐれ 寿ぎ膳 嘉祥 ひとくち宝珠 迷い蟹 種市の過去。 自分が想像していたよりも遥かに悲しい過去。 でも、人の力で立ち上がれた種市だからこそ、最後のシーンなんだと思う。 夢宵桜 近くにいるのに、距離が遠い。 その...
迷い蟹 浅蜊の御神酒蒸し 夢宵桜 菜の花尽くし 小夜しぐれ 寿ぎ膳 嘉祥 ひとくち宝珠 迷い蟹 種市の過去。 自分が想像していたよりも遥かに悲しい過去。 でも、人の力で立ち上がれた種市だからこそ、最後のシーンなんだと思う。 夢宵桜 近くにいるのに、距離が遠い。 その距離は、切なく、悲しく、寂しい距離。 小夜しぐれ 時代背景を考えるに、この結末は想定できた。 久兵衛は、前章で見ていて、気づいたのだな。 たからこそ、急に考えを変えた。 美緒の心情を思うと、堪らなくなる。 あの時代、それが大半だったのだと思うけれど、やはり辛い。 嘉祥 小松原様の章。 気づきましたね。やっと。。と、いう感じ。 読んでいるこちらも、ほっこりしてしまった。 個人的に、坂村堂さん、好きなキャラクターです(笑)
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