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シューカツ! の商品レビュー

3.7

204件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    3

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2022/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021.11 図書館借本 * 就活独特の時間の流れ、こちらまでドキドキしてくるような描写がとてもリアルで面白かった。 『何者』を読んだ時にも思ったけど、就活をする前に読みたかった。 私はたった1人で就活をしていたけど、普通就活って複数人と挑むものなんだな、羨ましいなと思った。 特にこれがやりたい!ということもなく、内定がもらえた仕事がご縁のある仕事だと思って就活を終えた私からすれば、夢を持って努力して勝ち取った内定はとても羨ましいし、就活での経験値もものすごく高いんだろうなと思う。こんな青春をしながら就活したかったな。この時代の就活とコロナ禍の就活は経験も得られるものも違うとも思うが。 . 圭はけっこう苦手なタイプだなと思った。 現実にいたら頼れる人なのかもしれないけど、活字で読んだらなんかいけすかないなと。ある意味圭が失敗したら面白かったけどやっぱりできちゃう人で最後まで苦手だった。 . 終わり方も面白い。 千晴はテレビ局ではなく、文芸編集の方に行ったのではないかなと私は思う。だけどOGとのご縁を大事にしてたらテレビ局もありえるかな…? こちらに千晴の未来を委ねられるのは読んだ後も楽しい。

Posted byブクログ

2022/02/18

久しぶりの石田さん。小説にのめり込めるかどうかって作品との相性もあるけど、読み手のときどきの状況もあるのかも。いまはちょっとパス。 以前読んだコンカツのシューカツ版に思えて仕方なく、ちょっとこの鷲田大学同窓のシューカツプロジェクト?にも違和感。 また、時期を変えてチャレンジしてみ...

久しぶりの石田さん。小説にのめり込めるかどうかって作品との相性もあるけど、読み手のときどきの状況もあるのかも。いまはちょっとパス。 以前読んだコンカツのシューカツ版に思えて仕方なく、ちょっとこの鷲田大学同窓のシューカツプロジェクト?にも違和感。 また、時期を変えてチャレンジしてみます!

Posted byブクログ

2021/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

p37「試験官にはこいつはちょっとおもしろいと感じさせる。それが大事だ。なにもむずかしいことなどない。グループディスカッションの場合、ひとつでもいいから採用側に好印象を殘せればいいのである。」 p44「理不尽だろうが、自信がなかろうが、バカらしい制度だろうが、これからの一年で残りの一年を左右する就職先が決まるんだ。どうせ闘うなら、ベストを尽くそう」 p143「わたしという人間が働くことで、ささやかでもいいから、この世界にどんなプレゼントを贈れるか。」 p189「どんなに大事なことでも、それだけに自分の心すべてを奪われてしまうというのは、あまり豊かな時間とはいえないのかもしれないね」 p210「やっぱり器用さよりも、その人の人間性が最後には勝負の鍵を握ってると思う。なんだかいい感じだなとか、素直でのびのびしてるなとか、その人のもってる空気感が大切だ」 p222「「人間は金のためだけで働けるほど、強くはないんだよ」「だけど、お金がなかったら、生きてはいけないです」」 p246「時間の感覚。学生と社会人では、何よりもそこが違うのかもしれない。高校は三年、大学は四年である。けれども、社会人になったとたんに、五年十年単位で自分の生涯の仕事を考えていかなければならなくなる。」 p251「なかでもよくないのは自分の意見じゃなくて、誰かの受け売りで正論ばかり吐くことかな。」 p252「できないことはできない。わからないことはわからない。いつも正解をもってるはずなんてないんだから、欠けてるところだって自分らしさなんだよ」 p257「シューカツでも仕事でも、勝手にいきいきしてるほうが勝ちなんだ」 p390「誰かにこんなふうに信じられたら、できなくたってやるしかないじゃないか。そうでなければ、女じゃない。」

Posted byブクログ

2021/09/13

出会った時には彼女はもう就活を終えていた。自分は教員採用試験を受ける身で就活の情報すら全くもっていない。自分の大学では、ちらほら公務員試験を受ける人がいるぐらいだ。 就活を通して彼女がどんなことを考えたのか少しでも知りたかったからこの本に興味をもった。 ESにある自分の長所や...

出会った時には彼女はもう就活を終えていた。自分は教員採用試験を受ける身で就活の情報すら全くもっていない。自分の大学では、ちらほら公務員試験を受ける人がいるぐらいだ。 就活を通して彼女がどんなことを考えたのか少しでも知りたかったからこの本に興味をもった。 ESにある自分の長所や短所、大学時代のアピールなんて特に書くことない気がする。就活は精神的な面で怖いなと正直思った。確実ににその就活で彼女は人間として強くなったのだろうなと思う。 結局どんな人にも壁を壊さないといけない時期がある。どこまで先延ばしにしたとしても壁は壊れてくれないもんだとこの本を読んで感じた。

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2021/06/10

改めて日本の就活は現在まであまり変化がないんだと感じた。今年就活を終えた私からすると、登場人物の心情や行動に深く共感を覚えた。ただひとつ言えるとするとこのシューカツチームがとても羨ましいと思いながら読み進めた。今年の就活生は学校もほとんど行けておらず、キャリアセンターも利用できな...

改めて日本の就活は現在まであまり変化がないんだと感じた。今年就活を終えた私からすると、登場人物の心情や行動に深く共感を覚えた。ただひとつ言えるとするとこのシューカツチームがとても羨ましいと思いながら読み進めた。今年の就活生は学校もほとんど行けておらず、キャリアセンターも利用できない。 この物語のように就活の情報共有をしたり、不安や喜びを分かち合える仲間が近くにいない中、みんな個々で就活を進めてきた。周りがどのような状況なのか分からず進める就活はなかなか辛かった…。 しかし内定を貰えた時の喜びは千晴たちと同じだと思えた。今後、日本の就活もコロナによって少しずつ変化していくと思われる。やはりその中でも自分をどうアピールできるかは大きなポイントだと思う。

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2021/05/16
  • ネタバレ

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『どんな試験でも合格した人間の何倍かの不合格者がいる。夢を叶えた人間は、叶わなかった人の分まで、きちんと仕事をしなきゃならないんだ』 社会人にとってこれほど響く言葉はない。本当にその通り。特になりたい人が多い仕事であればあるほど激務かもしれないが、大きな責任を伴う。

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2021/02/10

私も思ってたこんな日本の就活システムに 良弘?がひとこと言ってくれたのがよかった オンラインでなければほんとにこんな感じでやってたんだろうな、すごい思い出した みんな偉いよーほんと

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2020/12/28

就活生が読んだら、病みそうで病まないちょっと病む小説 するするするって終わってった印象 読んでて特に感情の起伏はなかった ただ、これから自分にもこれが待ち受けてるのか〜〜と思うと若干憂鬱にはなる 私は同じグループに準ミスいたらそっちのほうで病みそう

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2020/10/17

この本を初めて読んだ時のわたしは中学生で、「へえ就活って大変そうだなあ〜」くらいの感想しか持たなかった気がする。覚えてないだけかもしれないけど。 実際に就活を齧ってからこの本を思い出して、今読むのは自殺行為かもなと思いつつも気になっちゃって読んでみた。 端的に言えば、ぜんっぜん...

この本を初めて読んだ時のわたしは中学生で、「へえ就活って大変そうだなあ〜」くらいの感想しか持たなかった気がする。覚えてないだけかもしれないけど。 実際に就活を齧ってからこの本を思い出して、今読むのは自殺行為かもなと思いつつも気になっちゃって読んでみた。 端的に言えば、ぜんっぜん違う作品に見えた。 一つ一つの場面で揺れ動く登場人物の心に、理解する以上に共感してしまう。 自分の将来が不確実で、しかもそれは努力でなんとかなるものでもなかったりして、そんな日々への不安とかプレッシャーとか、いろんな立場の人間のそれぞれの葛藤が手に取るようにわかる。 本を読むのは自分の生きられない世界や人生を体験することだというのはよく言うことだけど、やっぱり自分で体験したからこそ感じとれることってたくさんあるのね。当たり前のようでそれを実感する機会は今までなかった気がするので、これまで読んだ本も自分が人生経験を積んでいったら見え方変わるのか、と思うとワクワクする。人生は経験するだけの価値があるらしい。 例えば私が就活を無事終えてからもう一度読み返したら、きっと今以上に思うことがあるんだろうなあ。 就活を通して自分の心も感性も成長するといいな、なんて思ったり。 この本は単純に誰かの人生の「就活」というイベントをめぐる出来事をあれこれなぞっているだけではない。良く出来た本だなあって心の底から思ってしまった、、作家さんってすごい。 こんなに就活わかった風に書いてるけどまだスタートしたとこ

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2020/09/05
  • ネタバレ

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自分にとってタイムリーな就活のお話。 とっても面白かった!東京に住んで就活をする中で、自分と重ね合わせた点がいくつもあった。 私たちは生涯賃金のために生きているわけではない。生涯賃金で幸福度は測れない という言葉に大きく頷いた。 最後に、千晴は国営テレビと出版社、どちらを選んだのか?という筆者からのユーモアあふれる問いかけがあったが、私はやっぱり国営テレビだと予想する。千晴の等身大の感性と普通の人の感覚を研ぎ澄まして、視聴者の心に届くようなテレビ番組を生き生きと作っていることだろうと思う☺︎

Posted byブクログ