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シューカツ! の商品レビュー

3.7

204件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    8

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2015/09/19

鷲田大学(!)三年生の千晴とシューカツチームの仲間たちとの物語。マスコミ就活の奮闘記とも読めるが、より普遍的に、学生から社会人になるということ、つまり成長の物語。「そのとき、千晴は気づいた。シューカツはただ生きることが濃縮されただけなのだ。期限を切り、勝ち負けをはっきりとつけるこ...

鷲田大学(!)三年生の千晴とシューカツチームの仲間たちとの物語。マスコミ就活の奮闘記とも読めるが、より普遍的に、学生から社会人になるということ、つまり成長の物語。「そのとき、千晴は気づいた。シューカツはただ生きることが濃縮されただけなのだ。期限を切り、勝ち負けをはっきりとつけることで、人生をうんと色濃くしただけなのだ。」ラストも秀逸!

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2015/07/26

千晴を含めた大学3年生のマスコミ関係を目指すグループの就活にスポットを当てた話。就活が佳境になっていくに従って、自己分析、メンタル面の強さ、観察力等社会でひつような力が育っていくのがわかる。正解がない活動の中での成長物語。心が温かくなるし、今の環境で頑張ろうと励まされる。

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2015/06/18

自分はシュウカツをしたことがないので、どんな気持ちで自分の未来を決めているのか、興味がありました 就活の中での出来事だけでなく、その時の不安な気持ちや友達の大切さが感じ取れました

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2015/06/09

物事は何でも真剣に取り組んだ方が面白い。 一生を左右するようなものに挑むとき、 必ず人間としての成長を伴う。

Posted byブクログ

2015/06/02

さわやか方面の石田衣良作品。 とてもリアル。石田衣良さんほんとにすごいと思った(笑)わたしは終わり方も好きだった。

Posted byブクログ

2015/05/09

就活にチームを組んで挑む大学生たちの話。 この本を読むまで、就活はまだ先の話だと思って一切考えてこなかった。しかし、この本を読んで、就活とは日頃の自分の姿をそのまま伝えることしかできないのだと感じた。 というのも、本の中で千春が素通りできるはずの最終面接で小さな嘘について追求され...

就活にチームを組んで挑む大学生たちの話。 この本を読むまで、就活はまだ先の話だと思って一切考えてこなかった。しかし、この本を読んで、就活とは日頃の自分の姿をそのまま伝えることしかできないのだと感じた。 というのも、本の中で千春が素通りできるはずの最終面接で小さな嘘について追求され、頭が真っ白になり、落ちてしまった場面があった。自分の悪いところは面接で隠すことができないのだとこの場面から、感じた。 なので、日頃から就活を意識して、自分自身について深く知っていないといけないと感じた。それと、姿勢やマナーもきちんとしておくべきだと思う。 就活とは人生をより濃密にするものであり、人生の縮図であると感じた。就活では勝ち負けがはっきりと決まるが、社会に出て働くということは、それからもずっとそういう状態が続いていく。自分は誰なのか、何ができるのか、ずっと試されていく。シューカツは生きることと変わらない。

Posted byブクログ

2015/05/07

就活を控えてる自分には色々と考えさせられる作品。結局、この作品では千晴は何ももってない人間として描かれてて、共感を得ようとしてるけど、それでも本が好きだったり、一貫して出版の仕事をしたいと思い続けていたり、そもそもやりたいことがはっきりしてる時点で自分とは違うんだと共感できず焦り...

就活を控えてる自分には色々と考えさせられる作品。結局、この作品では千晴は何ももってない人間として描かれてて、共感を得ようとしてるけど、それでも本が好きだったり、一貫して出版の仕事をしたいと思い続けていたり、そもそもやりたいことがはっきりしてる時点で自分とは違うんだと共感できず焦りを感じる。 ひろしの事だって人ごとではないと思うし。 良弘みたいな感じで女の子と接したいとは思う。ユーモラスな性格は好き。 恵里子ちゃんの話は世の中の理不尽とか不公平さとか人の醜さを実感するのが本当に共感できる。大人になるっていうのはそういうことを知り、実感し、けど何もできないから、自分基準を取り入れるようになるってことなんだろうな。 就活とは区切りをつけて勝ち、負けを決めてる。つまり人生をぎゅっと濃縮したようなものなんだ。 この言葉は響いた。勝ち負けよりもここで頑張れないようじゃこの先の人生でも頑張れないんだよ。 やるからには本気でいこう。

Posted byブクログ

2024/03/10

仲間や業界人から刺激を受けながら自分なりに考え悩む千晴のように、もっと意欲的に就活に取り組むべきだったと反省。 でも就活中に読んでたら余計ナーバスになってただろうな。 「厳しいから楽しい」って言えるなんて素敵。そんな仕事に出会いたかった。

Posted byブクログ

2014/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学三年生の春。水越千晴ら7名は、シューカツプロジェクトチームを結成する。合言葉は「全員合格」。彼女たちは、就活でも最も難関とされるマスコミ関係の仕事に就くことを目指し、お互い情報を共有しあったり、誰かが落ち込んだり悩んだりしたら、励ます。就活を乗り切ろうと懸命に乗り切ろうとする、就活はもちろん、青春あり、恋愛あり、友情あり…と色々な角度から描かれています。 千晴が、他のメンバーと共に、一生懸命就活に取り組んでいる様子が、とてもよくわかりました。プロジェクトチームで結成初日からグループディスカッションをして、お互いを評価しあったり、千晴が長年のアルバイトをしながら、働くって何なんだろうって考えたり、テレビ局のインターンに優等生の恵理子と行き、容姿も完璧で美人で、頭も優秀。そんな恵理子と比べられ、落ち込んだり僻んだりしても、千晴は自分の性格を生かした彼女なりのやり方で、自分に与えられた仕事に向き合った。また秋にはプロジェクトチームで合宿に行き、エントリーシートを書き、お互いに評価しあったりと就活に向けての取り組みはもちろん、彼女たちの中での恋愛模様も描かれます。その後、OB訪問をし、色々な先輩と出会い、成長し…。いよいよ本番を迎えます。 千晴が、関東テレビの試験に次々と合格していき、このまま内定をもらえるのかと思っていましたが、まさか最後の役員面接で失敗してしまうとは思いませんでしたし、彼女が落ち込んで、でもまた前を向いて歩いて…強いなと思いました。 挫折してしまった比呂氏もいましたが、復活したし、他の全員が内定をもらえて良かったです。私的には、千晴はもっと良宏の良さを気づいて欲しかったなと思います。彼は、すこしほわほわしている部分もあるけど、周りを和ませたり、すごくいいことを言っていたり、とてもいい人でした。最後、千晴がテレビ局と出版社、どちらの道を選んだのかは謎に包まれたままで終わりましたが、それがとてもいい終わり方だったと思います。きっと彼女ならテレビ局に行っても出版社に行っても素敵な仕事をしていることだろうなと思います。 私が初めてこの本を読んだのは、中学一年生の入学したばかりの頃でした。入学して同じ読書好きの友達ができ、毎日学校の図書館で語り合い、ある時彼女からこの本を勧められ、読んだのが始まりです。その頃は、この本を読んでも、なんか就活って大変そうだな〜としか思いませんでした。まだ中学生になったばかりということもありましたが、高校受験も終えていなかった私は、ただただ漠然とまだまだ先だと思っていたんだと思います。今高校生になってしばらく経ち、ふと図書館でこの題名に惹かれ、また再読しました。 私はこの本を読んだだけでも就活ってこんなに大変なんだって思ってしまったけど、他の方々のレビューで、実際はこんなもんじゃない、もっと大変だよというレビューが沢山あり、すごく大変な世界なんだと改めて感じさせられました。試験のように何が正解で何が不正解か、明確にわからない世界。自分という人間を評価され、否定され、わからない世界。私は就活はまだですが、似たような経験をしています。自分的にはいいものをしているはずなのに、相手の受け取る側の感性によって、好かれたり否定されたり…正解なんてないことを常にしています。正解がないって、とてもつらく、難しいことですよね。 自己アピール、好きなもの、嫌いなもの、自分の長所、短所…。私には挙げられるのかなぁとか、さらにそのことについて深く追求された時、答えることができるのだろうかと不安になりました。 私はまだ就活までまだまだ先ですが、今国で起こっていることや問題を普段から情報をキャッチしていくことが大切だなと思いました。また、今を楽しみたいと思いました。この本は、ぜひ色々な方に読んで頂きたい本です!

Posted byブクログ

2014/09/21

私はたいした就活をせず社会人となってしまった。 グループディスカッション?エントリーシート?大変そう~ という印象しかなかった。 千晴も最初は漠然とした不安しかなかった。 けれど1年の就活を通して自分の得意不得意を認識し、強みを活かすことができるようになっていった。 私も、こんな...

私はたいした就活をせず社会人となってしまった。 グループディスカッション?エントリーシート?大変そう~ という印象しかなかった。 千晴も最初は漠然とした不安しかなかった。 けれど1年の就活を通して自分の得意不得意を認識し、強みを活かすことができるようになっていった。 私も、こんなふうに普通の就活を経験していたら千晴みたいに大きなものを得ることができたのかな。 自分と、仕事と、人生と向き合う短いけれど貴重な時間。 私にはそれがなかった気がする。 もう一度よく考えてみたい。

Posted byブクログ