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オジいサン の商品レビュー

3.3

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2011/05/17

思考があちこち飛んでちょっと前のことを忘れる感じが長岡弘樹の「陽だまりの偽り」を思い出した。意外にも最後がぐっとくるので読後感はよかった。

Posted byブクログ

2011/05/17

いや、すごいな・・・・なにがすごいって「地味」の一言。 72歳独居老人がひたすらモノローグで語りつづける。これといって大きな事件もないまま、淡々とした日常を・・・そしてご老人らしく思考が微妙にループしたりとか。妙なリアルさがあるな・・・ ここ数年で間違いなく一番地味な小説ではあ...

いや、すごいな・・・・なにがすごいって「地味」の一言。 72歳独居老人がひたすらモノローグで語りつづける。これといって大きな事件もないまま、淡々とした日常を・・・そしてご老人らしく思考が微妙にループしたりとか。妙なリアルさがあるな・・・ ここ数年で間違いなく一番地味な小説ではありましたが、地味だけに心にじんわりと沁みいってくるものが・・・あるようなないような。絶賛する人と全然駄目だっていう人の二極っぽいです。

Posted byブクログ

2011/05/16

東日本大震災の前日が発売日だったので、地震後最初に読んだ本でした。ほのぼのした本で本当によかった。これが『厭な小説』だったらどんなに辛かったかと思います。 特別な事件は何も起こらず、淡々とした老人の日常を描いているだけなのですが、徳一さんの控えめで、でもこだわりの多い人柄に癒され...

東日本大震災の前日が発売日だったので、地震後最初に読んだ本でした。ほのぼのした本で本当によかった。これが『厭な小説』だったらどんなに辛かったかと思います。 特別な事件は何も起こらず、淡々とした老人の日常を描いているだけなのですが、徳一さんの控えめで、でもこだわりの多い人柄に癒されます。スーパーに買い物に行くシーンや、お昼ご飯を作りシーンなども、あの京極夏彦独特の「ぐるぐる感」のなかに、愛らしさを感じてしまいます。 そういえば、徳一さんはTwitterもしてましたね(笑) 最近は呟かれないようですが・・・(http://twitter.com/#!/idobatagumi/status/44607869538140160)

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2011/06/14

宮部みゆきみたいな表紙にすわ宗旨替えかと驚いた。 京極夏彦らしくなく本当に普通の年寄りの日常(しかもハートフル)。 と思いきや益体もない思考をこねくりまわす様子はやっぱり京極節。 常に自分は安全圏にあると思い込んで枠外から他人をくさす菊田さんのウザさがすんごいよくある感じで、イヤ...

宮部みゆきみたいな表紙にすわ宗旨替えかと驚いた。 京極夏彦らしくなく本当に普通の年寄りの日常(しかもハートフル)。 と思いきや益体もない思考をこねくりまわす様子はやっぱり京極節。 常に自分は安全圏にあると思い込んで枠外から他人をくさす菊田さんのウザさがすんごいよくある感じで、イヤ過ぎていっそ吹く。 で、読み終わったらなんか幸せにニヤニヤした。 年寄りの思考のようで、でも徳一さんの考えで、やっぱり年寄りの話。 その辺のバランスがとても好き。 年を取って変化することはもちろんあるんだけど(主に体力とか生活スタイルとか)、基本的には若いときの延長線上で、性格なんかはそうそう変わるもんじゃない。 集中力や記憶力が衰えて同じところをぐるぐるまわり、段取り悪くゆっくり進んでいく思考の描き方が素晴らしくうまい。 その辺のうまさが「アルジャーノンに花束を」のようでもあるんだけれど、深刻でも悲劇的でもない。老眼をボヤくレベルの普通の老化。 (加齢ではなく本人の性格に起因する)徳一の淡白加減や独りっぷりも本人視点では全然不幸じゃないところがいい。 こういう幸せは年寄りの一人暮らしを「独居老人(恐るべき未来)」としてしかとらえられない人にはわかるまい。 それにしても内容がタイムリーすぎてギクリとしてしまった。 「もし地震が来たら」が話半分の仮定だったころの話。 時事ネタはきっと十年後の十代にはわからないだろうから今読めたことが幸せだ。優越感にひたれる。 「老いはこうして作られる」とかBUMPの「銀河鉄道」を一緒にとりたい。 主観さえも昔と今ではズレがある。 それでも止まっていないことに気づく瞬間がある。

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2011/05/08

一人暮らしで身内のいない、まあまあ暮らせるだけのお金があり、とりあえずは健康な70代男の暮らしぶりをリアルタイムにリポート、といった感じです。ただ、その心境にしてもしがらみのなさにしてもかなりシンプルすぎて主人公の存在感は希薄。こんなおじいさんの話には全く興味を持てないままに読了...

一人暮らしで身内のいない、まあまあ暮らせるだけのお金があり、とりあえずは健康な70代男の暮らしぶりをリアルタイムにリポート、といった感じです。ただ、その心境にしてもしがらみのなさにしてもかなりシンプルすぎて主人公の存在感は希薄。こんなおじいさんの話には全く興味を持てないままに読了。

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2011/05/06

最初の一日目とか、ちょっと読むのだるいなあと思ったんだけど、四日目くらいから面白くなってきた。 よかったね。

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2011/05/05

読んでいると、自分がオジいサンになったような気がします。 特にすごいドラマも事件もおきませんが、 しあわせっていうのは、こういう日常を続けられる事を言うんだなと沁みいりました。 ほんわかのんびりします。

Posted byブクログ

2011/05/03

一連の京極作品と趣を異にする。 ゆっくり時間が進むのでそれと合わせるようにゆっくり読んだ。主人公はひとかどの人だ。こういう市井に住む年長者の心持ちの確かさに唸らされる。 私も町の電気屋さんをひいきにしている。地デジ対応のテレビそろそろ買おうかな。

Posted byブクログ

2011/04/29

徳一オジいサンの日常と脳内のつぶやき。 なんだか、老人あるあるな感じで思わず笑ってしまう。 オジいサンの思考が普通に理解できるって事は、私もヤバいのかも。

Posted byブクログ

2011/04/24

これって小説?老人が頭に浮かんだことをつらつらと書き連ねているだけなのに、何だか読んじゃう。暇な時にどうぞ。

Posted byブクログ