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孤独と不安のレッスン の商品レビュー

3.9

112件のお客様レビュー

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2024/09/19

ランドセルや友達100人〜できるかな〜♪の歌になんの疑問も持たずに育ってきた自分は"同調圧力"に逆らおうとすることなく生きてきてしまった世代、そのことによって「自尊意識」が低くなる。う〜ん、たしかに。そして子育てにも「同調圧力」を押し付けてしまっていたのかもと...

ランドセルや友達100人〜できるかな〜♪の歌になんの疑問も持たずに育ってきた自分は"同調圧力"に逆らおうとすることなく生きてきてしまった世代、そのことによって「自尊意識」が低くなる。う〜ん、たしかに。そして子育てにも「同調圧力」を押し付けてしまっていたのかもと少し反省 「本当の孤独」を知らずにこの歳まで生きてきてしまったけれど『孤独と不安』と上手に付き合っていかなくてはと感じた。 一人旅行きたいな〜

Posted byブクログ

2024/09/04

孤立しているわけではないのに、 どうしようもなく孤独感を覚えて、 胸騒ぎがして布団に入っても眠れない日がある。 孤独感や不安から逃れようとしないこと。 誰もが感じることだけれど、 すこし視点を変えてみることで、 うまく付き合っていくこともできる。 何も言わなくても理解してくれ...

孤立しているわけではないのに、 どうしようもなく孤独感を覚えて、 胸騒ぎがして布団に入っても眠れない日がある。 孤独感や不安から逃れようとしないこと。 誰もが感じることだけれど、 すこし視点を変えてみることで、 うまく付き合っていくこともできる。 何も言わなくても理解してくれる人を求めて、 他者に甘えてしまう、自分の傲慢さを振り返ってみる。 大人になると、いろんな種類の不安が増えた。 折り合いをつけていくのもまだまだ練習中。 読むとちょっと強くなれる本だった。

Posted byブクログ

2024/08/10

さすがの鋭い指摘の数々。 ただ、一般向けに書かれているので、鴻上さんの本や戯曲を読み慣れている人は、前半は物足りないかも。

Posted byブクログ

2024/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルから気になっていてやっと手を出せた一冊。個人的には、一人暮らしを始めたばかりの人や、ふとした時に孤独感を感じるような人に読んでみて欲しい本。 私たちの感じる「孤独」とは一体なにか、どこから来るものなのかという導入で、軌道に乗ってくるところまで読み進めやすかった(個人的に、読書は軌道に乗ってくるまでが少しハードルなので)。 この本の好きな所は、孤独や不安を消したり、なくしてしまったりすることを目的としていないところ。 孤独や不安を見つめ、共に生きていくしかない現実を受け入れるために、少し勇気がでる考え方や方法を沢山教えてくれる。 自己啓発的なニュアンスではなく、鴻上さん自身が生きてきた中で得た、一人の人間としての知見や言葉でそれらを伝えてくれるが故の説得力みたいなものがあるように感じた。 不安や孤独が「そこにある」ということを認めること、それらを消そうとする必要はないということを、改めて認識できるだけでもこの本を読む意味はあると思う。 -以下気に入ったところ、気になったところの引用- ・「100点を目指すのではなく、67点の人生を認めること」 ・どんな実績も不安は消せない ・どんなになっても、自信を裏付けてくれる絶対の根拠なんてないんだと気づくことは、逆に勇気が出ます。  だって、「~になったら始めよう」とか「~って言われたらやろう」と待つことが無意味だと分かるからです。 ・『他人』はただ周りにいるだけの人、『他者』は喜びと同時に孤独や不安をくれる人 ・『他者』とうまくつきあえる人は、自分の不安ともうまくつきあえるのです。「前向きの不安」を生きられる人です。そして、孤独とも。 ・宙ぶらりんな状態のまま、『他者』と、そして『孤独と不安』とふうふう言いながらつきあえる人が、成熟している人なのです。 ・つらくてたまらなくなったり、不安でいてもたってもいられなくなったりしたら、誰かに何かをあげることを考えましょう。 ・とにかく、自分にこだわることを減らすのです。  不安は、自分にこだわればこだわるほど、大きくなるのです。 ・人間には、三つの距離があります。知らない人と話す距離、知り合いと話す距離、愛する人と話す距離です。 ・あなたがおみやげを忘れても、許して、支えてくれる人を2人、持つことが目標です。 ・そして、相手が忘れた時は、支えてあげるのです。  それは、依存ではなく、信頼です。 ・「インターネットの一番の問題点は何だか、鴻上さんは知っていますか?」(略)「~一番の問題点は『間単になぐさめられること』なんです」(略)簡単になぐさめられるということは、応急処置をしてもらっただけということです。(略)根本的な手術とは、『孤独と不安』に生きるんだと、決意することなのです。 ・恋愛の多くは、『一目惚れ』とか『好み』とか『タイプ』とかではなく、『孤独と不安』から始まるのです。

Posted byブクログ

2024/07/31

鴻上さんの本は何冊か読んだが、多いに共感できる。ランドセルとリクルートスーツを日本の同調圧力の象徴として挙げていて興味深かった。

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2024/07/07

これまで私が感じていた孤独はニセモノの孤独だったようだ。 ニセモノの孤独というのは一人はみじめだから、一人になるよりはマシだから、と無理して人といるようなとにかく誰かを求めているような状態のこと。 本当の孤独、恥ずかしくない孤独を体験して退屈な時間を過ごすと自分との対話が始まり、...

これまで私が感じていた孤独はニセモノの孤独だったようだ。 ニセモノの孤独というのは一人はみじめだから、一人になるよりはマシだから、と無理して人といるようなとにかく誰かを求めているような状態のこと。 本当の孤独、恥ずかしくない孤独を体験して退屈な時間を過ごすと自分との対話が始まり、したいことや好きなことが見えてくる。 孤独の時間が非常に有意義で意味のある時間であることに気付かされた。

Posted byブクログ

2024/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を読みながら友達を待っていると、友達に「なんでそんな辛気くさいタイトルの本読んでるの?」と言われました。 それを言われたとき、私は「この友達もニセモノの孤独に悩まされているのかな?」と考えてしまいました。 たしかに、孤独や不安、一人と聞くと、寂しいものや悲しいものと考えてしまう思考が私たちは幼い頃から備わっている(植え付けられている)ように感じます。(だからこそ、この本を手に取りました。) ですが、本当に大切なことや見つけたいものを探るときこそ、自分だけと会話する時間や場所が必要だと言うこの本は、個人的に10代や、学生の方に読んでほしいと思いました。 十人十色、多様性という言葉が存在するのに、本当の意味でそれが認められていない箱のなかで、「自分」を諦めるのは早いんじゃないか?と考えたと同時に、本文中の「死なないように」という言葉が、下を向いて歩いていたら偶然見つけたタンポポのように温かく感じました。

Posted byブクログ

2023/11/26

組織を抜ける覚悟をしてから、再来年になったとき確実に孤独と不安になるだろうと思い手に取りました 1番の発見は、「他人」と「他者」の違いについて 他人については、何言われても気にしないでいられるけど、他者との関わりは深いのでプラスもマイナスも大きくなる 子供にも伝えているのは、...

組織を抜ける覚悟をしてから、再来年になったとき確実に孤独と不安になるだろうと思い手に取りました 1番の発見は、「他人」と「他者」の違いについて 他人については、何言われても気にしないでいられるけど、他者との関わりは深いのでプラスもマイナスも大きくなる 子供にも伝えているのは、自分の居場所を一つにしないこと 学校がダメなら、習い事の友達がいる 日本が合わないなら海外に逃げる とにかく死なないようにという鴻上さんのメッセージが、孤独と不安でいっぱいになっている人に届きますように

Posted byブクログ

2023/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サクサクと読めた。 1人でいることがみじめではなく、1人でいるのはみじめだという思い込みが苦しめている。 100点を目指すのではなく67点を目指す 自分の想像力が1番傷つける 他人と他者の違い 今ある自分とありたい自分の関係 が刺さりました。意識していこうと思います。

Posted byブクログ

2023/06/26

4年ぶり2度目の再読。10代向けの内容。前向きな不安と後ろ向きな不安他者と他人を区別することが大切。 前向きな不安は不安を肯定して取り繕わないことが重要である。他者とは関わりを継続して維持していく必要がある人。分かり合えないことを前提に人間関係を築いていきたい。

Posted byブクログ