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孤独と不安のレッスン の商品レビュー

3.9

112件のお客様レビュー

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2020/08/21

この本の文章を一字一句脳味噌に焼き付けたい。 そう思えるほど自分の心に染み渡る本だった。 自分の悩みの根源がクリアになったし、それだけでも安心した。 私自身考え過ぎてしまう人間だけど、考えている時間や、苦しかった時間は決して無駄ではなかったと思えた。 この本の内容を忘れないよ...

この本の文章を一字一句脳味噌に焼き付けたい。 そう思えるほど自分の心に染み渡る本だった。 自分の悩みの根源がクリアになったし、それだけでも安心した。 私自身考え過ぎてしまう人間だけど、考えている時間や、苦しかった時間は決して無駄ではなかったと思えた。 この本の内容を忘れないように定期的に読み直したいと思った。 本の感想とはズレるが、こうしてずっと覚えておきたいことに出会った時、人はタトゥーを入れるのかもしれないと思った。 もっと早くこの本に出会いたかったと思ったけど、いろんなことを経験した今だからこそ読んだ意味がある本だったとも思う。

Posted byブクログ

2020/06/14

まずは、おみやげを渡すことから始めよう。 そして体の重心を下げて、ノンキに、たまには詩でも読んだりして。 後ろ向きな不安とは今日でサヨナラしようと思った。

Posted byブクログ

2020/04/29

NHKスイッチインタビューの「鴻上尚史×ブレイディみかこ」回を見て、気になり手に取る。 押し付けがましくなく、けれどきっぱり。 そして優しい。 著者の語り口が真っ直ぐ届くので、 惹きつけられて読んだ。 本物の孤独、は一人でゆっくり自分と対話すること。テレビやネットをしない。 ...

NHKスイッチインタビューの「鴻上尚史×ブレイディみかこ」回を見て、気になり手に取る。 押し付けがましくなく、けれどきっぱり。 そして優しい。 著者の語り口が真っ直ぐ届くので、 惹きつけられて読んだ。 本物の孤独、は一人でゆっくり自分と対話すること。テレビやネットをしない。 ニセモノの孤独、は一人が寂しいと感じ、すぐ誰かを求めてしまう状態。 寂しいのは一人が惨めだと思う自分の声がそうさせているだけ。一人は惨めではない。 前向きの不安、は不安に感じたことをきっかけに具体的な行動や対策を考えてステップを踏めるもの。 後ろ向きの不安、は不安に悩み続け、ただ振り回されてしまうもの。 人間は分かり合えないから分かり合おうとする。分かり合えない、がスタート地点。分かり合えたら奇跡。すると、苛立ちや不安は減り、理解に近づく。 孤独と不安は一生消えない。が、付き合う練習は若いうちからすれば、なかなか面白い。 ネットなどに簡単に慰められてはいけない。 宙ぶらりんのまま他者と、孤独と不安と、ふうふう言いながら付き合えたら人間は成熟していく。 日本にある、世間や同調圧力という考えに、共感しながら、そこにどっぷり浸かって生きてきた私には思考を変えるのはなかなか難しいかも…と思いつつ。生きるヒントになる言葉をたくさんもらったなぁとメモ。 終盤に紹介された詩の数々が心にしみる。 繰り返し書かれる、 大切なことはたったひとつ。 どんなことがあっても死なないように。 は著者の本当に願うことなのかな。 若い人にも薦めてあげたい。 また読んで落とし込みたい。

Posted byブクログ

2020/04/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

「ニセモノの孤独」と「本当の孤独」。「前向きの不安」と「後ろ向きの不安」。 「一人がみじめだ」というのは思い込みだ。「本当の孤独」はとても豊かな時間。 きちんと空腹になることが大事。有能なセールスマンは「他人の欲望」に敏感すぎるため、「自分の欲望」を見失っている。 世間という神様。西洋では、人々が個人的に問いかける神をそれぞれもっているが(汝自身であれ)、日本では個人的に問いかける神がいない。そのため、「世間」に問いかける。したがって、日本では「世間」が神様にあたる。「世間」に逆らうことを村八分という(村八分の語源。火事と葬式以外の八分は無視をする)。世間に恥ずかしいでしょという逃げ 30代女性の話。子どもの頃と今とで親が言っていることが違う(30代になって結婚しろと言われる)。親の価値判断の規準が世間様だったということ。 3回に1回でOK。100点ではなく67点の毎日を送り、日々を、人生を認めること。 「考えること」と「悩むこと」。考えるのは考えた分だけ何かが残る。悩むのは時間が過ぎていくだけ。 絶対の根拠はない。それを得てから始めようとすると、時すでに遅し。 直接悪口を言われるのか、陰で悪口をいわれるのか。(前者は一発のダメージは大きいが、後者は毒みたいなもの)けんかをするときはとことんしろ。8時間ぐらい。最後にはバカ、アホぐらいしか言うことがなくなる。 空笑い、誘い笑いするな。(最近テレビで増えてきた。有吉?) 他人と他者。他人はプラスマイナスどちらでもなく、自分の人生に影響がない。他者はプラスにもなり得るし、マイナスにもなり得る。他者と向き合うことはつらく、精神力がいるが、どれだけ他者と向き合えたかどうかが、人間としての成熟のバロメーター。孤独や不安への耐性にもなる。エネルギーは要るが。 何も言わなくても分かってくれるもう一人の自分を捨てる。他者や他人は基本的に分かり合えないもの。 不安がどうしてもちらつく人は、誰かに何かをあげる。物でもいいし、話でもいい。「お土産」をあげる。(例:ある女性の話。不安になったら、誰かを自宅に招いて、食事をご馳走する。彼女は不安を忘れさせてもらう代わりに、料理という「お土産」をあげた。)筆者の場合は、仲間内で「ひまじんの会」というものを主催し(読書会のようなもの)、面白い本を紹介し合っていた。 最近の人は、兄弟やクラスメイトが少ないので、傷つく機会が減ってきた。「孤独」や「不安」への耐性がなくなっている。かわいい子には旅をさせよ。 人間とは関係のない気を紛らわせる方法・趣味をもっておいた方がいい。例:絵を描くこと、楽器、囲碁・将棋、読書。 頭と同じぐらい体を動かす。精神と身体の安定につながる。 若いうちに一人暮らしをして、孤独と不安に慣れておく。年をとるにつれて孤独と不安は増大していく。 オウム真理教の青年は、世の中の何をしたらよいか分からない状態に耐えられず、明確な目標を与えてくれる教祖を頼ることになった。 恋をしているときにフェロモンが出て、モテる。 金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』「みんなちがって、みんないい」の出典 種田山頭火 谷川俊太郎

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2020/03/20

『この本は本当の孤独と前向きの不安を見つけ、それを楽しみ共に生きられるようになるための練習帳』 著者が「はじめに」で書いているように、まさにこの本はそういう本です。 最初はこちらへの語りかけが多く、少し読みづらいと感じました。慣れてくると違和感なく、著者の言葉が心に届くように...

『この本は本当の孤独と前向きの不安を見つけ、それを楽しみ共に生きられるようになるための練習帳』 著者が「はじめに」で書いているように、まさにこの本はそういう本です。 最初はこちらへの語りかけが多く、少し読みづらいと感じました。慣れてくると違和感なく、著者の言葉が心に届くようになりました。 多くの自分への大切なメッセージを頂き、思わずメモをとりながら数時間で一気に読んでしまいました。 ・悩むと考えるの違い ・他人と他者の違い、他者と付き合うことで人は成熟する ・自信を裏付けてくれる、絶対の根拠なんてない。根拠がないからこそ、始める。 ・人間は分かり合えない存在だという前提から始める 題名にもなっている、孤独と不安についても学びが多くありました。何度も読み返したいと思います。 今孤独を感じている人や人生に漠然とした不安を抱えている人、イマイチ1歩が踏み出せない人にぜひ読んでほしい本でした。

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2020/03/06

(他人ではなく)他者と向き合うことができるほど、人間としての成熟度が増し、不安や孤独との向き合い方もうまくなる。 孤独から逃れるのがうまくなるのではない点注意。 この本は不安や孤独から逃れるための指南書ではなく、不安や孤独と向き合う姿勢や方法を示唆する本。 平坦な文章で最初は物...

(他人ではなく)他者と向き合うことができるほど、人間としての成熟度が増し、不安や孤独との向き合い方もうまくなる。 孤独から逃れるのがうまくなるのではない点注意。 この本は不安や孤独から逃れるための指南書ではなく、不安や孤独と向き合う姿勢や方法を示唆する本。 平坦な文章で最初は物足りなさを感じるけど、じわじわと沁み渡る感じはする。

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2020/03/15

飄々とした顔をしている陽気そうなおっちゃんというイメージですが、書いている内容は分かりやすく、出来ないことをやらせるような役立たずの啓発本とは訳が違います。 孤独を怖がり過ぎない、頑なになり過ぎない、無理やり仲間を探さなくてもいつか分かってくれる人が現れる。そして、偽りの孤独では...

飄々とした顔をしている陽気そうなおっちゃんというイメージですが、書いている内容は分かりやすく、出来ないことをやらせるような役立たずの啓発本とは訳が違います。 孤独を怖がり過ぎない、頑なになり過ぎない、無理やり仲間を探さなくてもいつか分かってくれる人が現れる。そして、偽りの孤独ではなく、本物の孤独に身を置いてしっかり考える。 人間関係が上手くいかなかった30年前~25年前の自分に届けてあげたいです。 世の中の人々は何であんなに上手くやっていけるんだろう?といつも悲しく思っていました。誰もが言いたいことを言って自由に生きているように見えました。 いつの間にやら集団からはぐれて独りぼっちになって、その姿を人に見られるのがとても恥ずかしかったです。 一人でいるなんて親にも知られたくないし、誰かに救いの手を差し伸べられるなんて屈辱もまっぴらでした。 でも毎日毎日心は血の涙を流している状態で、受け入れてくれるならば自分の何かを売り渡してもいいと思うほどでした そんな時、この本のように孤独を恥ずかしく思うのではなく、自分で選んだ孤独の中で自分の事を育んであげられていたらと思います。

Posted byブクログ

2020/02/03

「孤独はみじめ」という価値感をリセットする。この言葉だけでグッと軽くなる人は多いのではないか。著者は孤独を推奨してわけではなく、自分の孤独と向き合うことで「ひとり」として人と真摯に向き合えることを説いている。「他者と他人」の違いはいい言葉だと思う。ただ、やっぱり他人にコミットし「...

「孤独はみじめ」という価値感をリセットする。この言葉だけでグッと軽くなる人は多いのではないか。著者は孤独を推奨してわけではなく、自分の孤独と向き合うことで「ひとり」として人と真摯に向き合えることを説いている。「他者と他人」の違いはいい言葉だと思う。ただ、やっぱり他人にコミットし「他者」になることが恐いから潜在的かつ結果的に孤独になる人も多いわけで、前半の孤独容認論と後半の他者との積極的交わりの転換がやや強引な印象を受ける(特に中盤に謎のお洒落写真?を挟んで)。鴻上氏の言葉は染み渡るのだが、書き溜めたものをなんとなくくっつけたような気もした。

Posted byブクログ

2020/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

100点を目指すのではなく、67点の人生を認めること 後ろ向きの不安だらけの人生 孤独と向き合うには相当な体力がいるだろう 海外に行くのも手だと作者は言っているが、確かに。 友達100人できるかな、なんて無理強いしないで なんて言いながら、許して支えてくれる人を2人もつことが目標って… 結局、人は孤独に負けるからってことじゃないのか? 負けないためにはやっぱり友達は必要だよね。

Posted byブクログ

2020/01/06

再読2度目。 印もつけてあるのに結構忘れてる。 ひどく不安を感じた時は、本の存在も忘れずにいたい。 2020.1.6

Posted byブクログ