狼と香辛料(ⅩⅥ) の商品レビュー
「第六幕」 求めるものは遥か遠く。 必要だと言われても簡単に取りに行くことは出来ないからこそ、足の速さを見込んできたのかもしれない。 「第七幕」 耐えきれなかった故に。 目的のものが手に入れば状況は変わるかもしれないが、それまでの間どうやって過ごすのかが問題だよな。 「第八幕...
「第六幕」 求めるものは遥か遠く。 必要だと言われても簡単に取りに行くことは出来ないからこそ、足の速さを見込んできたのかもしれない。 「第七幕」 耐えきれなかった故に。 目的のものが手に入れば状況は変わるかもしれないが、それまでの間どうやって過ごすのかが問題だよな。 「第八幕」 弱った兎と戻った狼は。 本気で争うつもりがない追ってだったから良かったが、これが本気で殺す気の連中だったら恐ろしいだろ。 「第九幕」 裏切り者は誰だったか。 言動でバレないようにじわじわと相手を自陣へと追い詰め、油断したところで襲うなんて計画的すぎるな。 「第十幕」 頼りにしていたはずが。 少しでも関わったのだから最後までと思うのは自由だが、それで命を落としてしまったら意味がないだろ。 「第十一幕」 打開策を思いつき叫ぶ。 過去に見たことがある書類があったからこそ、この土壇場で思い出せたうえに相手を止めれたのだろうな。 「第十二幕」 怪我人は回復しつつも。 どこかに腰を下さねば、いつの間にか何らかの事案に巻き込まれて色んな場所へ危険を犯して行くだろう。
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剣と魔法だけがファンタジーではない、というのをしっかりと守り通した作品だった。 商人同士の争いがようやく面白くなってきたところで終わりというのはなんだか残念な気もするが。
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主人公のロレンスとヒロインのホロとの間の愛を、自分に置き換えて考えると、離れ離れになる苦しさや相手を思う愛おしさを感じ取れました。ただ、その他の部分である、傭兵たちの争いや商人たちの勝負は、あまり感情移入できない感じがします。その点が少し残念です。
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レスコの町でロレンスたちに接触を図ったのは、デバウ商会の会計認を務めるヒルデ・シュナウでした。彼は、デバウ商会が内部分裂の状態にあることを語り、自分たちを助けるためにロレンスたちの力を借りたいと申し出ます。ロレンスはこの以来を引き受け、ル・ロワたちが求めていた禁書をとどけるため、...
レスコの町でロレンスたちに接触を図ったのは、デバウ商会の会計認を務めるヒルデ・シュナウでした。彼は、デバウ商会が内部分裂の状態にあることを語り、自分たちを助けるためにロレンスたちの力を借りたいと申し出ます。ロレンスはこの以来を引き受け、ル・ロワたちが求めていた禁書をとどけるため、ホロを彼らのもとに行かせますが、そのあいだにもヒルデに敵対する勢力は攻勢を仕掛けてきて、ロレンスはミューリ傭兵団とともに町を脱出せざるをえなくなってしまいます。 いわゆる「剣と魔法のファンタジー」ではないので、ホロが正体を現わす展開になるほかには、シリーズを通してキャラクターの大立ち回りが演じられることはなく、ロレンスたちの商人らしい才覚によって危機を切り抜けていくという展開がストーリーの山場をかたちづくっているのは、これまでと同様です。本編ストーリーとしては、あと一巻をのこしているので、そこで落穂拾い的なエピソードが語られることになるのでしょうか。
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【感想】 旅の終わりはせつないものだ。 【内容】 ・前巻ラストでホロたちの前に示されたものは。 ・デバウ商会内部に不穏な動き。 ・ロレンスの店はどうなる? ・通貨の統一はなるか? ・ロレンスとミューリ傭兵団は危機を抜けられるか。 ・ロレンスは金の力と汚さを知る。 ・ロレンスとホ...
【感想】 旅の終わりはせつないものだ。 【内容】 ・前巻ラストでホロたちの前に示されたものは。 ・デバウ商会内部に不穏な動き。 ・ロレンスの店はどうなる? ・通貨の統一はなるか? ・ロレンスとミューリ傭兵団は危機を抜けられるか。 ・ロレンスは金の力と汚さを知る。 ・ロレンスとホロがとるべき道は? ・よりよい旅の終わりにできるか?
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本編完結。 追い詰められて絶体絶命の中、違和感から相手をやり込めるある意味いつもの展開。 スッキリとはしているんだけども、もうちょっと頭の悪い自分がラクに楽しめるようにならなかったかな==; 「商いの利益とは誰かを喜ばせて得るものです」という考えは素晴らしく、真逆に金をばらまいて勝負に出た商会を退けたのにはスッキリした。
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最後の試練は、狼としてのホロの力ではなく、為替証書や聖書の知識など二人の旅の中で手に入れたものの活用で切り抜けたところが良かったですね。 後書きが興味深かったです、作者はもともと経済に詳しかったり関心があるのかと思っていましたが、ラノベを書くために知識を得たとのこと…、努力で勝ち取った売れっ子の地位とのことで見事です。 ホロがいつのまにかベタ惚れモードに突入していました、16巻もかけてようやくきましたね、おめでとう!
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ほろ苦いラストである。負けとまでは言えない。が、勝ちと言い切れるかも?が付く。つまりカタルシス満載ではないラストだ。 まあ、商会が企図した北部地域の統一通貨経済圏が、ロレンスとホロの手に負える問題だったかは難しい…。そして彼らに直接に関係する問題だったかも?だけれど……。 ともあれ、孤独から身を浮かび上がらせ、居場所を作ってくれたロレンスにべた惚れのホロ。 自分の夢に対する最大の功労者であり、かつ孤独な放浪者の身から救いあげてくれたホロにべた惚れのロレンス。 互いの生きていく時間は違うとはいえ、お互いの存在は不可欠。それを強く自覚した二人は、手を携え商売の道へ進んでいくだろう。ディスコミを繰り返しながら、だろうが…。
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ついにここまで読んだー!おもしろかったな〜、途中で寂しさを覚えつつ、このまま終わるんだろうな、と思ったところで、ベタといえばベタだけどとても上手いどんでん返しを用意してあるところがもう……。人を思う臆病さとか、つい冒険や利益を追って失敗することとか、苦い気持ちや、それでも切望する...
ついにここまで読んだー!おもしろかったな〜、途中で寂しさを覚えつつ、このまま終わるんだろうな、と思ったところで、ベタといえばベタだけどとても上手いどんでん返しを用意してあるところがもう……。人を思う臆病さとか、つい冒険や利益を追って失敗することとか、苦い気持ちや、それでも切望するものがとても惹かれる描写で書かれていた作品だったなあ。しかも、そういうものを書こう!っていうわざとらしいかんじじゃないのがとてもよかった。さすがです。
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行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語 上巻のラストから、いきなり事件に巻き込まれた感じで話が始まる。 ロレンスとホロの甘々なやり取りは健在だが、それに負けず劣らず、今回の問題は大きく苦々しい。 ロレンスのすねている場面ではちょっと見ていられなかったが、ちゃんと活躍できて良かった。...
行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語 上巻のラストから、いきなり事件に巻き込まれた感じで話が始まる。 ロレンスとホロの甘々なやり取りは健在だが、それに負けず劣らず、今回の問題は大きく苦々しい。 ロレンスのすねている場面ではちょっと見ていられなかったが、ちゃんと活躍できて良かった。 今回の問題に関しては、はとてもすかっとする結末だった。 今回の後書きで作者の姿勢がわかり、とても素晴らしいものだと思った。 ロレンスは作者の分身でもあるのだなと感じさせられた。
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