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佐野洋子対談集 人生のきほん の商品レビュー

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52件のお客様レビュー

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2022/02/25

図書館で借りた。 佐野洋子も西原理恵子もリリー=フランキーも何冊か著作を読んだことがある。 対談集。 リリー=フランキーは聞き上手だな、と。 西原理恵子はがめついな、と。 佐野洋子の最晩年の対談集ということになるか。

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2021/06/06

佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーと...

佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さんはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。 西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後の活躍はここで書く必要もないが、ご本人の知らなかった側面が佐野さんとの対談で現れており、それがとても興味深かった。 リリー・フランキーは「東京タワー」で一躍有名になった。正確には「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」という長い題名の本である。私はこの本を、とても面白かったと記憶しているのであるが、このたなぞうでは、登録していない。もしかしたら、映画で見ただけなのかもしれない。記憶はいいかげんなものだ。

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2020/12/10

同じような内容からスタートしても、対談相手によって全然内容が変わってくるのはおもしろい! 願わくばリリーフランキーさんとの続編読みたかった!

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2022/05/29

「臓器移植してまで助けるのは貧困や飢餓でバタバタ死んでいる子供たちへの差別ではないのか」資本主義への危険な問いかけ。『100万回生きたねこ』は「さいご猫が死んでかわいそう」ぐらいが子供の感想だがどんなに多く転生を繰り返しても“死を受容する”一回しか人生はない“時間の有限”をさりげ...

「臓器移植してまで助けるのは貧困や飢餓でバタバタ死んでいる子供たちへの差別ではないのか」資本主義への危険な問いかけ。『100万回生きたねこ』は「さいご猫が死んでかわいそう」ぐらいが子供の感想だがどんなに多く転生を繰り返しても“死を受容する”一回しか人生はない“時間の有限”をさりげなく示すストーリー。自ら体現して「余命2年とわかってジャガーを買った」佐野洋子さん。西原理恵子も夫の死に直面。愛するものがいるということは生き甲斐だが、失って嘆き悲しむ対象があることでもある。リリー・フランキーは母のことを書いて…

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2017/11/21

佐野洋子の他の本は結構読んでいたので同じエピソードが多く、新しさはなかった。しかし3人ともあっけらかんと母親のことを良くも悪くも語っていて、自分はいつこんな境地になれるのだろうかと思った。

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2015/11/19

佐野洋子という文字を目にしたら、持っている本でも必ず手に取ってしまう。 こんな対談集があったとはなぁ。 西原さんとの話しには可笑しくって、西原さんも凄い人だなぁと、、 以下ツボ あのときやったおけば良かった大会っての、やったわ。断らずにもったいぶらなくてもよかったのなぁ。 2度目...

佐野洋子という文字を目にしたら、持っている本でも必ず手に取ってしまう。 こんな対談集があったとはなぁ。 西原さんとの話しには可笑しくって、西原さんも凄い人だなぁと、、 以下ツボ あのときやったおけば良かった大会っての、やったわ。断らずにもったいぶらなくてもよかったのなぁ。 2度目の結婚相手から、あなたは人から影響を受ける能力がないんだと云われ、ひとつぐらいはと思って、あわかった。あんたといっしょになってガスの元栓、閉めるようになった。って。 イビョンホンはね、口を少し開いてるとき、唇の両端に薄い膜ができるのね。そこに色気を感じるの。 リリーさんとの対談もまぁ面白かったけど、次の対談の前に佐野さんは死んじゃった。お題がエロスだったので、残念。 佐野さん曰く、わたし弱い女の人って見たことないわ。どんなに弱々しくてなよなよしてても、弱くなんかないんだよー。

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2015/10/20

100万回生きた猫の佐野さんが、西原理恵子、リリーフランキーと対談したもの。 佐野さんと西原さん、佐野さんとリリーさん。 かみ合っているようで、かみ合ってないところが、それぞれが個性的な芸術家だからか。それぞれの父母に対する思いが語られている。穏やかな気持ちで読める。 大和ハウ...

100万回生きた猫の佐野さんが、西原理恵子、リリーフランキーと対談したもの。 佐野さんと西原さん、佐野さんとリリーさん。 かみ合っているようで、かみ合ってないところが、それぞれが個性的な芸術家だからか。それぞれの父母に対する思いが語られている。穏やかな気持ちで読める。 大和ハウスのリリーフランキーと深津絵里のCMすごく好きなの。CM以外見たことないけれど。

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2015/06/26

一般論ではなくお三方の"人生のきほん"が語られている。 まず、自分が西原さんを苦手だというのを再認識。辛口だとか言いたい放題という面ではなく(それはむしろ好ましいくらい)、暗く黒い自分、怒りから離れられない自分、病んでいるかもしれない自分を認めながら(そこも良...

一般論ではなくお三方の"人生のきほん"が語られている。 まず、自分が西原さんを苦手だというのを再認識。辛口だとか言いたい放題という面ではなく(それはむしろ好ましいくらい)、暗く黒い自分、怒りから離れられない自分、病んでいるかもしれない自分を認めながら(そこも良いと思う)それを売りにできてしまうところが嫌なのだと気付いた。もちろん見誤っているだけかもしれない。何しろこれだけ受け入れられている方なのだから、本質はそうではないのかもしれない。ただ私は、毎日かあさんを知人に贈られても一読したのみで数年経っても再読したいという気にならないし、まぁ単に相性が悪い、または同族嫌悪的なものかも(笑) 一方佐野さん。西原さんともども"怒り"が人生の基本だと意気投合し、同じように辛口ではあっても何かが決定的に違うと感じた。それは例えば向田邦子さんが溢れんばかりに持っていた昭和の日本の心根のようなものに通じる気がする。もうひとつ、本書で語っている"生"に対する揺るがぬ根本的姿勢だか思想があるから佐野さんは他の人と違うんじゃないかと思った。今の世の中では批判糾弾されるのがオチだから声を大にして言ってしまえる人の少ない死生観だけど、とてもよく理解できるし、自分のベースがその死生観の上に成り立っているんであればそれは強いはずだよなぁと思う。 リリーさんとの対談は非常に気持ちよく読めた。お墓の話が秀逸。植木等(金のないやつぁ 俺んとこへこい♪)か!と(笑)...そしてふと思った。私はこれまで割と多くの本を読んできた方だと思うけど、翌日外出できないほど目が腫れるまで涙を止められずに読んだのは『東京タワー』だけだったなと。佐野さんが、リリーさんはお母さんに完全に愛され切った実感があるでしょうというようなことを問い、それを肯定していたリリーさん。佐野さんも私も(一緒にするのはおこがましいが)そういう人に憧れるのだなと思った。お二人の後半部分の対談が行われなかったのは残念な限り。

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2021/02/25

ドイツ人に哲学者が多いのは、 あまり生きることが楽しくないから 生きることとは? と、考えちゃうからだと思う。

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2014/04/21

飄々として自由でザクッとした佐野さん。 どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。 そして、率直でかっこいいリリーさん。 三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。 とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことな...

飄々として自由でザクッとした佐野さん。 どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。 そして、率直でかっこいいリリーさん。 三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。 とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことなんかもとっくに受け入れて、自分なりの生き方で長いようで短い時間を気負わずに生きる。 こんな大人の人達がいてくれると なんだか勇気がでるなあとおもった。 リリーさんがお母さんを東京に呼んで一緒に住んでからの話はなんだかとっても幸福感に満ちていた。さらにすきになっちゃった、リリーさん。 そこまで生に執着しないと言い切る洋子さん。 いつか必ず死ぬ。生きてるってそういうこと。 だけど、もっと読みたかったなあ。

Posted byブクログ