「大発見」の思考法 の商品レビュー
タイトルと内容が一致しないのが残念.と言うか,タイトルで想像するよりずっと充実した内容で,さまざまな点に触れていた. 面白かったのは,益川さんが子供たちの発見クラブに対して「研究っていうのはこんなもんじゃない」って言うところ.ああいうことを言える人はなかなかいない.現在の“アウ...
タイトルと内容が一致しないのが残念.と言うか,タイトルで想像するよりずっと充実した内容で,さまざまな点に触れていた. 面白かったのは,益川さんが子供たちの発見クラブに対して「研究っていうのはこんなもんじゃない」って言うところ.ああいうことを言える人はなかなかいない.現在の“アウトリーチ”とか“サイエンスコミュニケーション”とか呼ばれるものの問題点を,鋭く突いていると思う.
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研究者の端くれ中の端くれでも、 研究者として学ぶことが多かった。 納得できるし、 こうやって、一流の研究者が作られていくんだと思った。 特に後半の人生観の部分が秀逸。 自分も回り道をしてきたし、 それを乗り越えた人間は、強いと思った。
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2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川先生、iPS細胞を発見した山中先生の対談本。 物理学と生物学とお互いの専攻こそ違い、素人的視点から話を楽しめるが、一方で二人がサイエンティストとして共有している点も多いと感じる。 実績だけに注目されがちだが、実績を残すまでには二方とも...
2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川先生、iPS細胞を発見した山中先生の対談本。 物理学と生物学とお互いの専攻こそ違い、素人的視点から話を楽しめるが、一方で二人がサイエンティストとして共有している点も多いと感じる。 実績だけに注目されがちだが、実績を残すまでには二方ともかなりの苦労をされていることがわかる。サイエンスに対する二方の考え方など、勉強になる部分が多い。
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"よくまとまっていて、それでいて面白い!!" 【選書理由】 本屋でレジ待ちのときに、近くにあったから。 【感想】 これは買ってよかった。大当たりでした。 まず、読みやすい。そして得るものが多い。 山中・益川両氏の歴史から、悩んだときの思考法。 学生時代の&...
"よくまとまっていて、それでいて面白い!!" 【選書理由】 本屋でレジ待ちのときに、近くにあったから。 【感想】 これは買ってよかった。大当たりでした。 まず、読みやすい。そして得るものが多い。 山中・益川両氏の歴史から、悩んだときの思考法。 学生時代の"解けなかった問題"や座右の銘など。 対話式になっているので、返しの言葉も面白かった。 (特に益川先生かな) 「科学者の仕事」と同様、理系学生の必読書。
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【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」 ノーベル物理学賞受賞者の益川俊英氏と先端医療研究者の山中伸弥氏の対談集。話題は自身の研究テーマから日常の勉強法まで多岐にわたり、学問の最先端を走る研究者の生い立ちがわかる一冊。早稲田の授業が難しくても気にしない...
【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」 ノーベル物理学賞受賞者の益川俊英氏と先端医療研究者の山中伸弥氏の対談集。話題は自身の研究テーマから日常の勉強法まで多岐にわたり、学問の最先端を走る研究者の生い立ちがわかる一冊。早稲田の授業が難しくても気にしない! どんなに高名な学者だって、最初はただの大学生だったんですから。【K.H.】
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iPS細胞の山中先生とノーベル賞を受賞した益川先生の対談本。 多分に自分もこの分野に関わることになることを予感しているからか、研究者の方々の文章を読んでいると、「ワクワク」している自分を発見する。特に山中先生がiPS細胞の応用について語っている部分なんていろんな想像や妄想が膨らん...
iPS細胞の山中先生とノーベル賞を受賞した益川先生の対談本。 多分に自分もこの分野に関わることになることを予感しているからか、研究者の方々の文章を読んでいると、「ワクワク」している自分を発見する。特に山中先生がiPS細胞の応用について語っている部分なんていろんな想像や妄想が膨らんで楽しくてしょうがなかった。 何らかの形で研究に携わる人は純粋に楽しめるし、そうでない人は人生論としてお二人から学ぶべきところがあるのではないかと。 プレゼンテーションの重要性、「この研究は具体的にどんな役に立ちますか?」という問の無意味性、わからないことはわからないまま気に留めておくことの大切さは、直前に読んでいた『プレゼンテーションZEN』『街場の教育論』『治らない時代の医療者心得術』とも相通ずる部分があり、そういった意味でも楽しめた。
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非常にオモシロい。 ノーベル賞取る人達はブレない信念があり、それに耐える力がある。 研究者が何を考えているか、少し分かる。
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I confirmed that both Dr. Masukawa and Dr. Yamanaka are smart. "God" for scientists is "nature". Masukawa doesn't ...
I confirmed that both Dr. Masukawa and Dr. Yamanaka are smart. "God" for scientists is "nature". Masukawa doesn't believe in God. I admire Yamanaka's earnest passion to help the sick and the injured. I feel affinity with Yamanaka's clinician's days, and realize what made a difference between him and me: cleverness, diligence and aggressiveness. I think that Mr. Masukawsa is a genius. He enjoys solving difficult questions. He solves difficult mathematical fomulas by heart! On the other hand, Yamanaka is a person of genius as well as endeavor. He had a time when he had difficulty searching for good position and revenue for his reseaech.
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2011/1/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/2/8〜2/13 ノーベル物理学賞受賞者の益川先生とノーベル賞間違いなしといわれている山中先生の対談。 同じ理系の人間として、首肯するところ多数。実験は思い通りにならないところが面白いんだよなぁ。 物理系の益川先生...
2011/1/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/2/8〜2/13 ノーベル物理学賞受賞者の益川先生とノーベル賞間違いなしといわれている山中先生の対談。 同じ理系の人間として、首肯するところ多数。実験は思い通りにならないところが面白いんだよなぁ。 物理系の益川先生と生物科学系の山中先生ではかなり思考法が違うのも面白い。自分も昔物理を目指していたが、どちらかといえば山中先生の思考法に近いかな。足りないのは実績ということか ( ̄Д ̄;;
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ノーベル受賞者益川氏とノーベル賞最有力候補の山中教授との対談集である。非常に読みやすい。二人のざっくばらんな性格も好感が持てる。 日本でトップクラスの科学者とあって、まさしくエリート中のエリートと思っていたが、結構苦労しているし、順風満帆の人生でもなかつたようだ。 科学者という仕...
ノーベル受賞者益川氏とノーベル賞最有力候補の山中教授との対談集である。非常に読みやすい。二人のざっくばらんな性格も好感が持てる。 日本でトップクラスの科学者とあって、まさしくエリート中のエリートと思っていたが、結構苦労しているし、順風満帆の人生でもなかつたようだ。 科学者という仕事は決して格好いい仕事ではなくて、職人のようにこつこつと実験し、その結果を積み上げて行かなくてはならず、意外に地味な仕事なのである。ノーベル賞とか、とれれば一躍脚光を浴びるが、そうでない人は、大勢いるのだ。
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