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「事務ミス」をナメるな! の商品レビュー

3.5

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    40

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2011/04/24

「クリック一つで大損失」の時代、、、という副題がある。かねてより、製造現場や開発などにおけるミスをなすく活動は盛んにおこなわれてきたが、事務ミスは、何となく笑ってごまかしてきたふしがあるので、この本の注目点には興味を持って読んでみた。 確かに、コンピュータとネットワークの発達に...

「クリック一つで大損失」の時代、、、という副題がある。かねてより、製造現場や開発などにおけるミスをなすく活動は盛んにおこなわれてきたが、事務ミスは、何となく笑ってごまかしてきたふしがあるので、この本の注目点には興味を持って読んでみた。 確かに、コンピュータとネットワークの発達により、1つの間違いが、拡散するスピードと範囲はひと昔と比べ物にならないものになっている。最近でも、ネット販売商品が「0がひとつたりない」ことにより格安で販売された商品に注文が殺到し、大きな損害が発生するというニュースも記憶に新しい。 製造・生産・開発の現場以上に、このネットワークとコンピュータ化は事務処理の便利さとリスクが表裏一体となり、危険性を増していることはまちがないし、なによりも「うっかりミス」をリカバーするための事務時間もバカにならないものになりつつある。 この本では、いくつかの興味深い提案がある一方で、「それは製造現場の解決策だろう」と思われるようなものも混じっているので、評価を1つ下げてしまったけど、事務にこだわらず、「なぜミスをするのか」という点に視点を当てて読むと大変参考になりいいかもしれない。 なかなか難しい話もあるので、この本自体を事務員さんに読ませようかと思ったけど、入社3年くらいではちょっと無理があり、もう少し時間がかかるかな。 人間には、情報に乱れがあっても、自ら自己修正し取り除いてしまう能力があるらしい。  みれだや あやまりを じどうてきに とのりぞける というように、上の文章を普通に読めてしまう能力のある人と、普通に読めない能力の人がいる。普通に読めない人の方がミスをしなのだが、(私も普通に読めてしまった)読めてしまう人は自らに都合のいい解釈を行うことでミスが発生する可能性をはらんでいると言うことだろう。

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2011/04/23

ヒューマンエラーの研究する著者が人がなぜ事務ミスをするのか、どう防ぐかを書いた本。人間は有能だからこそ間違える。人間の間違え方のメカニズムが事例を通してわかりやすく紹介されている。問題に遭遇したら多面的にとらえようと思う。

Posted byブクログ

2011/04/21

なるほど、と思うところもあったし、もう知ってる、と思う部分もあった。理論書としての面と実用書としての面を兼ね備えた良書。例や図解もわかりやすく、新書なのですぐに読めるのも良いです。

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2011/04/20

帰りの電車で読了。事務仕事に関わってるなら一度は読んでおいた方がいい良書。基本的な事柄を平易な文章で説明してるので短時間で読める。それにしても事務の世界は奥が深いなあ。

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2011/04/13

周りで若干流行っており、タイムリーな内容だったため手に取った。タイトルが全て。「事務ミス」はナメてはいけないのである。 前半は、ミス・失敗とはなんぞや。についてきちんと定義したうえで、なぜ起こるのか・考え方を丁寧に説いている。後半は実践編としてミスに対してどのように向き合い、症例...

周りで若干流行っており、タイムリーな内容だったため手に取った。タイトルが全て。「事務ミス」はナメてはいけないのである。 前半は、ミス・失敗とはなんぞや。についてきちんと定義したうえで、なぜ起こるのか・考え方を丁寧に説いている。後半は実践編としてミスに対してどのように向き合い、症例に応じてどのような対処法をとるべきかが説かれている。 ミスが起きると、それをどう防ぐかについてチェックのガイドラインを見直すという方策がとられがちだが、もっと本流に立ち戻ってそもそもミスが起きようのない状態を作るところまで考えて仕組み作りができる組織は、特に肥大化している場合出現しにくいと感じる。 もう少しテクニカルな内容があるとさらに満足度が高かったと思う。 いずれにしても、“神は細部に宿る”故に、事務ミスをナメてはいけないのである。

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2011/04/05

個々人の事務スキルアップについてかと思ったら、会社レベルでの事務作業改善について書かれてました。ちょっと残念(´・ω・`) だけど、内容は純粋に面白かったです!一気に読めるしね。 事務ミスが起こるのは、社員がうっかりしているだけが問題じゃない。 むしろ、多発するミスは作業の設...

個々人の事務スキルアップについてかと思ったら、会社レベルでの事務作業改善について書かれてました。ちょっと残念(´・ω・`) だけど、内容は純粋に面白かったです!一気に読めるしね。 事務ミスが起こるのは、社員がうっかりしているだけが問題じゃない。 むしろ、多発するミスは作業の設計にミスがあるからだ。 まぁすごく当たり前のことですが、じゃあ解決するのにどうしたらいいのか丁寧に書かれています。 経営コンサルタントってこういう仕事もするのかな?印刷業者が書面レイアウトのプロていう話は本書でもあったけど、こういうお仕事も楽しそうでいいね(・∀・)!

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2011/03/31

ミスの原因を、作業者個人の能力不足に求めることは、あまり適切でない。作業者個人の能力の優劣ばかりに目を奪われずに、職場の体制を改革することでミスの鎮圧を目指すことが、企業のミス対策のあるべき姿。 ミスの解決は、「6つの面」から考える ①しなくて済む方法を考える  ミスを生じやすい...

ミスの原因を、作業者個人の能力不足に求めることは、あまり適切でない。作業者個人の能力の優劣ばかりに目を奪われずに、職場の体制を改革することでミスの鎮圧を目指すことが、企業のミス対策のあるべき姿。 ミスの解決は、「6つの面」から考える ①しなくて済む方法を考える  ミスを生じやすい仕事なら、いっそ廃止してしまえという考え方。  例:職場でFAXの送信を前面禁止にして、代わりに電子メールや郵便を使う。 ②作業手順を改良する  作業のやり方を改良して対処する考え方  例:FAXの送信の手順規則を改める。例えば、FAX送信の直前に、二人組で番号を指指し、宛名と番号を読み上げて確認する手順を追加する。 ③道具や装置を改良する、または取り替える ④やり直しが効くようにする  間違いが発覚した後であっても、それをやり直せたり、取り消せるように工夫する策もある。  例:FAX送信では、重要ではないページを1ページだけ、まず試しに送ってみる。 ⑤致命傷にならないための備えを講じる  ある程度の失敗は発生しうるものと前提して、その失敗によって被害が拡大しないように歯止めを掛けるという対策。 ⑥問題を逆手にとる  災い転じて福となす。問題をチャンスに変えられないか考えて見ましょう。 リスクが高い問題に対しては、たとえコストがかかっても抜本的対策を選ぶべきです。 訓練の中で、事故を擬似的に体験するようにするべき。事故の実例を題材にして演習することも忘れてはいけません。 業務改善は、必ず統計データに基づかなければなりません。被害を多く出しているトラブルや事故パターンから、優先して着手しなければいけない。 被害が特に多い事故パターンを数個改善するだけで、事故は大幅に減らすことができる。

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2011/03/14

叱られはすれど、積極的な改善からは漏れてしまいがちな「事務ミス」についての本。 現場でのミスと同じかそれ以上に、事務ミスは多大な損害を会社に与えうる。 もっと真剣に考えるべきだ。 ファームの改善による事務ミスの削減については、とても参考になった。 当社でも各担当者が自分でフォー...

叱られはすれど、積極的な改善からは漏れてしまいがちな「事務ミス」についての本。 現場でのミスと同じかそれ以上に、事務ミスは多大な損害を会社に与えうる。 もっと真剣に考えるべきだ。 ファームの改善による事務ミスの削減については、とても参考になった。 当社でも各担当者が自分でフォームを作ることがあるので、この本で学んだことや 統一していくことを提案していけたらいいなと思う。 ただ。 なんか時々「そんなムチャクチャな!」というような事が書かれているような気がする。 (ドイツ語の男性・女性・中性名詞は、間違えのもとだからただちに廃止して欲しいとか。ジョークなのか?)

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2011/03/13

様々な企業でヒューマンエラー防止の施策を進めている中田亨さんの本。 タイトルの由来は、製造業の現場では手順確認・安全確認・リスク対策等の事故を起こさない、かつ起きた時に大事故にならない施策が積極的に取り入れられているのに対して、文系の会社では注意が足りなかった、等の理由の再現性の...

様々な企業でヒューマンエラー防止の施策を進めている中田亨さんの本。 タイトルの由来は、製造業の現場では手順確認・安全確認・リスク対策等の事故を起こさない、かつ起きた時に大事故にならない施策が積極的に取り入れられているのに対して、文系の会社では注意が足りなかった、等の理由の再現性の有無や構造的な再発防止作があまりとられていない上に、情報技術が進んだ昨今では、むしろ文系企業の未遂のほうが甚大な被害になる事を指摘。 具体的には、ミスの発生要因と対策を6パターンに分類。 ・前提条件の問題-しなくてすむ方法を考える ・やり方の問題-作業手順の改善 ・道具と装置の問題-ハード/ソフトの改良 ・やり直しがきく問題-復旧手段充実 ・致命的で無ければ可ー非常用設備 ・認識の問題-問題現象の有効活用/共有 それぞれ抜本度やコストに違いがあるので、ヒューマンエラーの際は少なくともこの分類で分析と打ち手を考えるべきとのこと。 現場の方らしく、例文も分かりやすいいい本だと思った。

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2011/03/12

感想はこちら → http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-113.html

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