新世界より(上) の商品レビュー
おもしろかった。 暴力性って案外大事なのかもしれない。人にいらいらすることはあっても、全部内に溜め込むのが常で、だから生き辛いのかなぁなんて思った。
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1000年後の日本が舞台。 貴志祐介のSFは初めて読んだけど、なかなか面白かった。ちょっと説明が多いかな。半分くらいの長さで同じくらいのクオリティのものが書けそうな気がする。
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1000年後の日本という設定だけど、決してSFとはいえない。 細部までの表現が本当に見事。憧憬が浮かんで、表面的じゃなくきちんと主人公の生きてる、僕たちの世界とはかけ離れた世界が目に浮かぶ。 最初はちょっと読みづらかったけど、気付くと引き込まれてて、長い話だけどどんどんぺージが...
1000年後の日本という設定だけど、決してSFとはいえない。 細部までの表現が本当に見事。憧憬が浮かんで、表面的じゃなくきちんと主人公の生きてる、僕たちの世界とはかけ離れた世界が目に浮かぶ。 最初はちょっと読みづらかったけど、気付くと引き込まれてて、長い話だけどどんどんぺージが進む。 日本版ハリーポッターみたいなもんかな、とファンタジー気分で読み進めてたけど、ミステリーというかSFというかホラーというか・・・。 病的に美しい日本(ユートピア)、という帯も気になった。 表現がうまい作品を好きな人にオススメです。
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SFと呼んでいいのか、ミステリと呼んでいいのか、伝奇でもあるしファンタジーでもあるような分類に非常に困る一冊。 貴志祐介さんのこれまでの小説のそれぞれの要素を含みつつSFというものに慣れていない人にも入りやすい作品。 ただ、一部エログロなところがあるので、そこに拒否反応がある人だ...
SFと呼んでいいのか、ミステリと呼んでいいのか、伝奇でもあるしファンタジーでもあるような分類に非常に困る一冊。 貴志祐介さんのこれまでの小説のそれぞれの要素を含みつつSFというものに慣れていない人にも入りやすい作品。 ただ、一部エログロなところがあるので、そこに拒否反応がある人だとお気に召さないかも。
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2009年に読んだマイベスト作品。何年かぶりに寝食を惜しんで読んだ傑作です。 「黒い家」の印象から、貴志祐介=ホラー作家のイメージがあったが、それを良い意味でぶち壊してくれた作品です。 これ以降、貴志祐介のファンになりました。 どことなく悲しくて、どことなく不気味で、ただの近...
2009年に読んだマイベスト作品。何年かぶりに寝食を惜しんで読んだ傑作です。 「黒い家」の印象から、貴志祐介=ホラー作家のイメージがあったが、それを良い意味でぶち壊してくれた作品です。 これ以降、貴志祐介のファンになりました。 どことなく悲しくて、どことなく不気味で、ただの近未来SFと思って読むと(これまた良い意味で)痛い目にあいます。 ぜひご一読を。
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世界観を把握するのにてこずる。 中盤からストーリーが走り出した。 文章はどこか浅く淡々としてるイメージだった。
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ストーリーがあまり好きになれず…。 描写が細かくて、個々のキャラクターの説明が多すぎて、メインのストーリーがよく分からなくなってきてしまったのかも。
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文庫本3巻というのは少し長いかも。 ただ、SFにはよくあるのだが、単に未来の物語を書いたのではなくて、人類の過去の汚辱の歴史を踏まえて書かれた物語である。
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この人、すげぇ!何でも書けるのですね…。というわけで、ホラーなイメージのあった著者の、SFです。黒い家が秀逸すぎて、忘れられなかったんだけど、もうこれが一番!なかなか長い話ですけどサクサク読めました。一巻あたり3時間くらい?このテの話だと、設定が長かったり登場人物が多かったり世界...
この人、すげぇ!何でも書けるのですね…。というわけで、ホラーなイメージのあった著者の、SFです。黒い家が秀逸すぎて、忘れられなかったんだけど、もうこれが一番!なかなか長い話ですけどサクサク読めました。一巻あたり3時間くらい?このテの話だと、設定が長かったり登場人物が多かったり世界観がいまいちつかめなかったりして、なかなか読み進められないものだけどこれはいい意味でライトかつ内容は盛りだくさんで素敵すぎました。設定が複雑なのに分かりやすくて、しかも良くつくりこまれていて素晴らしかったです。ドキドキハラハラだけでなく、人間が生きることとは、犠牲が生まれることの意味は…など考えさせられるテーマがそこかしこにちりばめられてます。長さを感じさせない魅力、満点!
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今とはまったく別物の世界が、細かな時代や環境設定でどんどん作り上げられていって、この創造力はすごいと思った。 SFはあまり読まないので、私の乏しい想像力でついていくのは大変だったけれど、何だか訳が分からないうちにどんどん新しい世界に引き込まれていった。 予測できないことばかりで、...
今とはまったく別物の世界が、細かな時代や環境設定でどんどん作り上げられていって、この創造力はすごいと思った。 SFはあまり読まないので、私の乏しい想像力でついていくのは大変だったけれど、何だか訳が分からないうちにどんどん新しい世界に引き込まれていった。 予測できないことばかりで、この先まだ何が起こるのだろう・・・ 中巻を読むのが楽しみです。
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