新世界より(上) の商品レビュー
まだ上巻を読み終わったばかりであり、まだ中巻下巻は読んでいない状態でのレビュー。 他の方も書かれているように、中盤あたりから一気に引き込まれる。 しかし別に前半が退屈というわけではなく、私の場合はこの奇妙な世界について前半で色々説明されているところでも興味をそそられ楽しく読めた。...
まだ上巻を読み終わったばかりであり、まだ中巻下巻は読んでいない状態でのレビュー。 他の方も書かれているように、中盤あたりから一気に引き込まれる。 しかし別に前半が退屈というわけではなく、私の場合はこの奇妙な世界について前半で色々説明されているところでも興味をそそられ楽しく読めた。 早い段階からそれぞれの個性を読者にイメージとして定着させられ、それぞれのキャラクターを快く受け入れられた。 なかでも主人公と覚のやりとりが読んでいて楽しかったし、このコンビが好きになった。 まだ多く謎は残されているし、とにかく今後どういう風に展開していくのか楽しみでならない。
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今から千年後の日本で人は呪力を持っているが、非常に閉ざされた世界で生活し、見えない力で支配されている世界。 何が本当で、何が正しいことなのか、生き物は全て平等なのか、などファンタジー系のハリーポッター的な要素がありながらも、結構考えてしまうストーリー。 普段は通勤時にしか本を...
今から千年後の日本で人は呪力を持っているが、非常に閉ざされた世界で生活し、見えない力で支配されている世界。 何が本当で、何が正しいことなのか、生き物は全て平等なのか、などファンタジー系のハリーポッター的な要素がありながらも、結構考えてしまうストーリー。 普段は通勤時にしか本を読まないけど、久しぶりに家でも読んだ本。テンポも良いし、次がドンドン気になる感じが良い。
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勢いで読んでしまった。 千年ほど未来、呪力を使えるのが当たり前の世界。しかし主人公早希と友人たちが歴史的に隠された謎に気付いてしまう… 世界観が論理的に書いてあることでぐいぐい引き込まれる。 特に教育の歴史は見事な説明で、一つの教科書じゃないかと思ってしまった。 こういう特殊な...
勢いで読んでしまった。 千年ほど未来、呪力を使えるのが当たり前の世界。しかし主人公早希と友人たちが歴史的に隠された謎に気付いてしまう… 世界観が論理的に書いてあることでぐいぐい引き込まれる。 特に教育の歴史は見事な説明で、一つの教科書じゃないかと思ってしまった。 こういう特殊な環境をとことん考えられるSF作品は、他の本を読んでる時とは違う頭を使ってるのがよく分かっていい。思考実験ってこういうことかな。 様々な生物の漢字名に、カタカナルビが多かった。これには最初閉口したけれど、上巻を読み終わった今では見事に世界観を表してるなあと。 早く中巻を!読む!
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和製ハリーポッター的な感じかなと思っていたら、後半一気に引き込まれました。 綿密な背景設定とそこから一気に引き込む描写力はさすが。今後がすごく楽しみ。
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全く違う世界じゃなくて、かすかに日本の面影があるSFは面白いな。世界設定が独特で惹きつけられる。変わった生物達や仄暗い過去。 さすがはホラー作家さん、生の恐怖や疲労を描くのがうまい。 でも3冊もあるのだからもう少し伏線を隠してくれてもいいと思います。 純粋が保たれてる不自然さ...
全く違う世界じゃなくて、かすかに日本の面影があるSFは面白いな。世界設定が独特で惹きつけられる。変わった生物達や仄暗い過去。 さすがはホラー作家さん、生の恐怖や疲労を描くのがうまい。 でも3冊もあるのだからもう少し伏線を隠してくれてもいいと思います。 純粋が保たれてる不自然さが徐々に明るみになるのがぞくぞくするのであって、3回くらいはっきりと「違和感を覚えた」って言われてもね。肉体的接触とか愧死機構のくだり位の流れがいい。 この密度であと2巻続いて欲しい。
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千年後の日本の生態系や倫理観を説明するための300ページは退屈だったがそこからは凄い 引き込まれる 統制された社会
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まだまだ全貌は見えないけど三冊中の一冊目としては面白い 中が読みたくなるのは間違いなし ただ性的描写が苦手な俺は少し苦手かも この苦手さを克服できればもうちょい純文学とかも読めるんやろうか とりあえず上巻のイメージはハリーポッターとグーニーズって感じかな
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もっと短く分かりやすく出来るだろってくらいに長くてダラダラ… こんだけ読むのが苦痛だった本は久しぶりだ(笑)
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SF的な設定が好きかも、と思わせてくれた小説。読みやすいし、漂う不気味な雰囲気にとても引き込まれた。中巻、下巻とどんどん面白くなっていく。
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不穏な空気をまとった訳ありげな独白から物語は始まり、冒頭から一気に 惹きこまれた。 千年後にしてはどこか田舎くさい町、当たり前のように存在している呪力、 しかしその社会も近々破滅するらしい。千年の間に何があって、これから 何が起きるのか。 『クリムゾンの迷宮』でも感じたことだ...
不穏な空気をまとった訳ありげな独白から物語は始まり、冒頭から一気に 惹きこまれた。 千年後にしてはどこか田舎くさい町、当たり前のように存在している呪力、 しかしその社会も近々破滅するらしい。千年の間に何があって、これから 何が起きるのか。 『クリムゾンの迷宮』でも感じたことだけど、単なるファンタジーとは一線を画す 緻密な設定や、そこから作り出される重厚な世界観、その世界でもがく 登場人物の姿がありありと描かれていて面白い。 第二部から妙な展開になったけれど、これが何らかの布石になるのか、 早く次巻を読みたい。
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