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新世界より(中) の商品レビュー

4.1

361件のお客様レビュー

  1. 5つ

    112

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2019/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎が謎を呼ぶ中巻。覚と瞬、早季と真理亜がそれぞれ愛し合う描写はおよそ年齢とかけ離れた色気と異様さに満ちていたと思う。社会を守るために子どもを監視し場合によっては殺すことが当たり前の社会、とだけ言うと設定としてベタな感じはするが、作者の文章力がそれがいかに恐ろしいものかを物語らせてくれる。真理亜の手紙のシーンはかなりぐっときた。

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2019/03/08

面白くなってきたぞー! この度重なる試練や冒険が、最後にどのように決着するのか! 下巻へ! 早く読み終わりたい!!

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2019/01/30

大人たちが築き上げてきた社会に不信感を募らせる子供達。 自分たちは決して権力者の好きなようにはさせない、自分たちには等しく権利が与えられるべきだと主張するスクィーラと、早季たちの状況が対比されており、ますます神栖66町の異様さを見せつけられます。 そして大切な仲間たちとの別れ。世...

大人たちが築き上げてきた社会に不信感を募らせる子供達。 自分たちは決して権力者の好きなようにはさせない、自分たちには等しく権利が与えられるべきだと主張するスクィーラと、早季たちの状況が対比されており、ますます神栖66町の異様さを見せつけられます。 そして大切な仲間たちとの別れ。世界に引き込ませる筆力は最高です。

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2018/11/22

バケネズミとの戦いで命を落としかけた二人は、何とか仲間の元へと辿り着く。 無事に帰れたことを喜ぶ子どもたちだったが、規則違反を許されたわけではなかった。 危険な子どもは排除し、記憶を操り、すべてはなかったことに。 倫理委員会と教育委員会の存在、注連縄で囲まれている本当の理由とは。...

バケネズミとの戦いで命を落としかけた二人は、何とか仲間の元へと辿り着く。 無事に帰れたことを喜ぶ子どもたちだったが、規則違反を許されたわけではなかった。 危険な子どもは排除し、記憶を操り、すべてはなかったことに。 倫理委員会と教育委員会の存在、注連縄で囲まれている本当の理由とは。 現代の先にあるのがこんな世界だとしたら、未来には絶望しかないのかもしれない。 異常過ぎる町の成り立ちに、驚きよりも恐怖の方が大きく。 この子たちがどういう道を選ぶのか、どう生きていくのか気になります。

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2018/11/11

読み始めて何となく世界観が見え始めたところで「まさか和製ハリーポッター的 な!?」と思い読むのを止めようかと思った。別にハリーポッターが嫌いってわけで はない(読んだことはない)けど、今はホグワーツでのファンタスティックなスクー ルライフを読む気分ではないから。 とは思いつつ勿体...

読み始めて何となく世界観が見え始めたところで「まさか和製ハリーポッター的 な!?」と思い読むのを止めようかと思った。別にハリーポッターが嫌いってわけで はない(読んだことはない)けど、今はホグワーツでのファンタスティックなスクー ルライフを読む気分ではないから。 とは思いつつ勿体無いので読み進めてみたら・・・おもろいではないか。 特に中巻(文庫版)に入ってからはスピード感もなかなか、下巻の東京遠征と決戦は ハリーポッターにはない血生臭さもあって熱中できた。 東京の地下での探索や決戦の際に、実際の場所がわかるような遺跡(駅看板や銅像や そこそこ有名なオブジェ等)の記載があれば臨場感もアップしたかも。今は見附から 四ツ谷に向っているんだな?とか。

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2018/09/01

一巻から続き、基本的には独特な世界感で、幻想的な話ですが、段々とこの世界の秘密や、闇の部分が明らかになっていくにつれ、少しずつ残酷さや、エロティックな部分が出てきていると感じました。 すぐにでも三巻を読破したいです。

Posted byブクログ

2020/02/26

寝る間も惜しんで本を読んだのは本当に久しぶり! 楽しめるときにちゃんと楽しめてうれしい。 人におすすめしやすい本ではないけど、好きな人とはとことん語り合いたい。 薄気味悪い街の本質がみえてきてぞくぞくっとして、そういう、読んでいる最中ずっとなんとなく頭の中にある未知への恐怖や疑念...

寝る間も惜しんで本を読んだのは本当に久しぶり! 楽しめるときにちゃんと楽しめてうれしい。 人におすすめしやすい本ではないけど、好きな人とはとことん語り合いたい。 薄気味悪い街の本質がみえてきてぞくぞくっとして、そういう、読んでいる最中ずっとなんとなく頭の中にある未知への恐怖や疑念や違和感?みたいなものがこの作品のいちばんの魅力だなと思う。

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2018/06/19

世界の成り立ち、悪鬼と業魔、八丁標(じめ)など、徐々に秘密が明らかになっていくのは非常にスリリング。 個人的には中巻の助演男優賞は、バケネズミのスクィーラ(野狐丸)にあげたい。

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2018/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごい勢いでよんでしまった。 瞬のところを読んで。 女の子のところを読んで。 Kのところを読んで。 何が正しいのだろう。 誰の判断が正しいのかって。 守は処分されるべきなのか否か? 100人の犠牲より1人の犠牲? 人間の考えることが恐ろしい。 排除するのが正しいのか。 共存するにはどうすればいいのか。 読むの怖いけど。。続けてよむぞ下巻! これ読み終わったら心に優しい本を読むんだ…絶対…←

Posted byブクログ

2018/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徐々に明らかになっていく伝説の正体。 平和の中に隠された残酷な現実。 上巻でも感じましたが、 想像を絶していて面白いです。 絶しているのに文章が巧みで描写が緻密、且つ 的確なので想像して読むことができました。

Posted byブクログ