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新世界より(中) の商品レビュー

4.1

361件のお客様レビュー

  1. 5つ

    112

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    6

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2018/01/25

上巻に続き読了。中巻までの感想です。 中巻では、大人が隠している謎が解けていき、世界の殆ど(?)が見えてきた。ただ、その謎に関しては正直少し拍子抜け感は否めない。 しかしストーリーは読めない展開で続きがどんどん気になって引き込まれてましま。 下巻での新たな展開、まとめ方に期待...

上巻に続き読了。中巻までの感想です。 中巻では、大人が隠している謎が解けていき、世界の殆ど(?)が見えてきた。ただ、その謎に関しては正直少し拍子抜け感は否めない。 しかしストーリーは読めない展開で続きがどんどん気になって引き込まれてましま。 下巻での新たな展開、まとめ方に期待です。

Posted byブクログ

2017/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者:貴志 祐介 発行日: 2011/1/14 評価:★★★★☆  (所要時間:2.5時間) 読破冊数: 27/100冊 ■こんな人におすすめ ・怖い思いをしたい人 ・不気味なものを見たい人 ・純粋な仲間を思う気持ちを味わいたい人 ■概要 受賞歴 第29回(2008年) 日本SF大賞受賞 内容紹介 プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位 恐怖とは内から芽ぐむ。 人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。 心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。 町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(amazonより) ■この本から学んだこと ・「ねえ。もう一人、いなかった・・・?」 このセリフだけでサッと鳥肌が立ち、目が醒める感覚があった。 本当に怖いし不気味。 見えない無意識に対する恐怖心。 腐ったリンゴを排除しようとする、町の機関や規則に対する恐怖心。 大人が子どもの若さ故の自制心の未熟さに抱く恐怖心。 動物が力の敵わない人間に抱く恐怖心。 ここに出てくる人物たちは、 いつも何らかの恐怖心と背中合わせだ。 ・「鎖は常に、一番弱い環から破断するのよ。 私たちは常に、一番弱い者に対して、気を配らないといけないの」 この言葉に納得。 昨今の大きな企業など、まさにこの言葉を忠実に再現している。 身体や精神を壊した人たちに対して異常なまでに手厚い待遇をし、神経質に気にかけているのも見かける。 会社があることないことで訴えられたらたまらないから、 そうなるのも無理はないだろうが 本当に壊れてしまった場合はいざ知らず、 それを利用しようとする人間の心は、本当に弱いのか。本当に壊れているのか。 そして気を配る側の人間の苦労は、どこへいくのか。 ・「(唇の)その柔らかさを、いったいどう形容したらいいのだろうか」 中巻では、上巻よりもリアルに具体的に性行為の場面が何度か描かれている。 だが、これがまたいやらしさがなくナチュラルだから不思議である。 覚と瞬(どちらも男)が始めるところなんてまるで子犬がじゃれあっているみたいだし 早季と真理亜(どちらも女)の最後の長いキスなんて、涙が出そうになった。 男女がどうとか、性交がどうとかより 「仲間」「信頼」の感覚が先にあるからなのかもしれないが 性行為をこんなにあっさりと書く小説を、私は初めて見た。 新感覚の、「新世界より」である。

Posted byブクログ

2017/10/20

読む前は、読みにくいシリーズなのかなと思っていたけど、そんなことは全くなく、奇想天外な世界観ではあるが、それを冷めることなく、のめり込ませて連れていくことができるのはさすが。貴志祐介の小説は好きだったけど、偉そうだがここまですごいものを書ける作家だとは思わなかった。

Posted byブクログ

2017/09/04

相変わらず面白さ絶好調!の中盤戦。だいぶ世界観も露になってきて、作者の書きたかったメッセージも浮かんできて。窮鼠猫をかむ、みたいな状態になって、人類は没落していってしまうんでしょうか。それとも、全く予想外の結末?どちらかというと後者の可能性が高いと思っているんですが、ここからクラ...

相変わらず面白さ絶好調!の中盤戦。だいぶ世界観も露になってきて、作者の書きたかったメッセージも浮かんできて。窮鼠猫をかむ、みたいな状態になって、人類は没落していってしまうんでしょうか。それとも、全く予想外の結末?どちらかというと後者の可能性が高いと思っているんですが、ここからクライマックスに向けての展開にも大期待です。

Posted byブクログ

2017/07/17

上巻は読み終えるまで二ヶ月かかったのに、この中巻は2日で読み終えた。このまま面白いまま下巻も終えれますように!

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2017/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんどん不気味な街の成り立ちが明かされてきた。 予想外の冒険からは無事に戻ったものの、記憶を操作されてしまった仲間達のうち、1人また1人と消えていく。早季の姉である吉美も処分されたようだし、瞬は早季の目の前で亡くなり、守は処分から逃げ出し、真理亜は一緒に消えた。恐ろしいバケネズミやら謎の生物やらまだまだ謎ばかりの組織など。 こういう当たりの柔らかい、でも厳格な管理って世の中にあるのが恐ろしい。気づけるか、生き抜けるか。

Posted byブクログ

2017/05/20

良かった。何回も読みました。初めはラノベっぽいかなと思いましたが、そのせいか?とても読みやすかったです。最後の結末は予想していただけに切なく考えさせられるような内容でした。

Posted byブクログ

2017/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

だんだんわかってきたところ。 呪力をもたない人の運命が。 ばけねずみとか? 下巻に入ったところだ。

Posted byブクログ

2017/03/13

 1000年後の日本の未来とは、サイコキネシス(PK)を操る人類とその人類を神を崇めるバケネズミが共存する世界だった。この小説のアニメを以前に観ているので、読みながら映像をおもいだしイメージを広げられず、小説を楽しめなかった。

Posted byブクログ

2017/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何とかサバイバルを抜け出し、処分される心配も何とか過ぎ去ったところで、今度は班のひとりが学校を突然去る事になる。原因を突き止めるべく街へみんなで向かい、苦労して会うももう手遅れで更に噂が真実だったと知る。いくら記憶を消されたとはいえ、微妙な記憶が中途半端に残ってるなか主人公のメンタル強いですね。守くんが普通だと思います。正直守くん達は生きていて欲しいところですが何とも絶望的ですね。バケネズミはこのまま終わらないだろうとも思うので、出てくると常にハラハラします。下巻がどんな展開を見せるのか読みたいような読みたくないような。

Posted byブクログ