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盤上のアルファ の商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2012/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

将棋小説と聞いて読んでみました. メイン舞台は奨励会,一応棋譜の断片も出ますが将棋自体の知識は必要なかったです.期待していたのは対局の様子の描写でしたがそのあたりはあんまり力を入れていないようで,人間模様が中心でがっかり. 最初の対局の雰囲気で貫いてもらえたら非常に楽しめたと思った.

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2012/01/30

おもしろかった! むさ苦しいほどの男くささが だんだん爽やかになっていくこの感覚。 笑えて、しんみりして、イラッときて、 また笑って、じわっとくる。 心がいろんな感情にひっぱられて忙しい^-^ “笑うしかないやろ”という感情の昇華の仕方に ああ、関西人だなって思う。 将棋に詳し...

おもしろかった! むさ苦しいほどの男くささが だんだん爽やかになっていくこの感覚。 笑えて、しんみりして、イラッときて、 また笑って、じわっとくる。 心がいろんな感情にひっぱられて忙しい^-^ “笑うしかないやろ”という感情の昇華の仕方に ああ、関西人だなって思う。 将棋に詳しい人や、THE 勝負師、の物語が読みたい人には 物足りないかもしれないけど、 私は好きです。 作者の選ぶ言葉とか、言い回しが好き。

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2012/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

33歳、神戸、独身男。。。 これらの属性にどんぴしゃな私は、この作品にどんぴしゃ感動・・・ 何せ出てくる場所がどこもかしこも学生時代の生息場所と被る被る。 最後の公園なんてバイトしてたコンサートホールの目の前やし。 ああ、うまく作品の感想が書けない・・・ 作品そのものはまだまだ荒削りで、タイトルの「アルファ」をうまく活かせてないとは思います。 でも世界観に圧倒的に引きずり込まれるパワーにただただ浸れる。 2012年始まってすぐいい作品に出会えました。

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2012/01/08

将棋は駒の動きがわかる程度それでもおもしろい。 個人的には続きがでてもおもしろそうだなと思いました。

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2012/01/04

なんかついていけなかった。 2011.12.28

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2011/12/09

将棋の世界もなかなかにきびしい。登場人物がアクの強い人間ばかりで驚く。 そして、静さんのやり方はあまりにもひどいが、真田のこれまでの負け続けの人生の唯一の光であれば仕方がないのかな。

Posted byブクログ

2011/12/08

半ば人生をあきらめた33歳の真田.プロ棋士を目指して最後の挑戦に挑む.一方左遷され社会部から将棋担当にまわされた新聞記者の秋葉.職を失い居酒屋でけんかしたのがきっかけで真田は秋葉のマンションに転がり込む.女流技師や水商売の美女.その他個性豊かな脇を固め坊主頭に冬でも黒のタンクトッ...

半ば人生をあきらめた33歳の真田.プロ棋士を目指して最後の挑戦に挑む.一方左遷され社会部から将棋担当にまわされた新聞記者の秋葉.職を失い居酒屋でけんかしたのがきっかけで真田は秋葉のマンションに転がり込む.女流技師や水商売の美女.その他個性豊かな脇を固め坊主頭に冬でも黒のタンクトップという異形の棋士真田の熱くもおかしい悲喜劇.舞台は関西ですべて大阪弁というのも好感が持てる.ただ不必要とも思える伏線もありもっとストレートに勝負の世界を見せてほしかった.

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2011/11/27

社会部の嫌われ者であった秋葉は、「人事は好き嫌いの結果」と言われ、文化部へ異動させられる。 1人の男をめぐってライバル関係にあった女流棋士同士の対局から始まり、負けた香織に「嫌いな仕事をするなんてすごい」とほめられる。棋士をめざして最後の挑戦をしようとする同い年の真田と、なんと同...

社会部の嫌われ者であった秋葉は、「人事は好き嫌いの結果」と言われ、文化部へ異動させられる。 1人の男をめぐってライバル関係にあった女流棋士同士の対局から始まり、負けた香織に「嫌いな仕事をするなんてすごい」とほめられる。棋士をめざして最後の挑戦をしようとする同い年の真田と、なんと同居するはめに。いやおうなく巻き込まれていく棋士の世界、そこで見聞きしたことが秋葉自身の成長とつながっていく。おもしろかった。

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2011/11/26

神戸新聞の記者が小説新人賞を受賞したデビュー作。 社会部として警察を担当してたものの将棋担当に左遷された新聞記者、秋葉と、家庭的に恵まれず貧乏生活を送りながらもプロ棋士の夢をあきらめられない真田という、2人の30代の男性を主人公に据えた物語。 全く異なった人生を歩んできた2人...

神戸新聞の記者が小説新人賞を受賞したデビュー作。 社会部として警察を担当してたものの将棋担当に左遷された新聞記者、秋葉と、家庭的に恵まれず貧乏生活を送りながらもプロ棋士の夢をあきらめられない真田という、2人の30代の男性を主人公に据えた物語。 全く異なった人生を歩んできた2人が1人の女性を通して出会い、その後、奇妙な同居生活を送ることになる。 鬱屈していて怒りっぽいという主人公としては珍しいキャラクターの2人と、関西ノリの独特の会話が、物語にスパイスを与えてくれる。 また、いくつかの伏線がこっそり張ってあって、ラストにそれが明かされるという趣向もある。 文芸作品としてとても良くまとまっていて、それぞれの人物がそれぞれの道を見つけていくというドラマ性に富んだ作品。

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2011/08/28

序盤の文章を立ち読み後、面白そうなので購入。 ところどころ 「社会では」「日本という枠組みでは」など 現実味がある耳の痛くなる言葉に「うっ…」と なったものの笑、読後は少し爽やかな気分に。 真田の挑む姿、その気概が格好良かった。

Posted byブクログ