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盤上のアルファ の商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

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2013/01/17

棋士を一度目指し挫折した男に飲み屋でのけんかをきっかけに知り合った社会部に勤める新聞記者が、自身も社会部から文芸部に左遷されるなか、その棋士崩れの男をサポートし、一人の男の再生をたすけるなか自身の新しい道をも発見していくというお話。将棋にはくわしくないがめちゃくちゃ面白いお話です...

棋士を一度目指し挫折した男に飲み屋でのけんかをきっかけに知り合った社会部に勤める新聞記者が、自身も社会部から文芸部に左遷されるなか、その棋士崩れの男をサポートし、一人の男の再生をたすけるなか自身の新しい道をも発見していくというお話。将棋にはくわしくないがめちゃくちゃ面白いお話です。さくっと読めます。著者は塩田武士でまったく知らない作家ですが、世の中いろんな人がいるものです。ぜひ一読を。

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2012/10/28

将棋指しと新聞記者が主人公の小説。新聞の囲碁将棋欄なんて読んだことないけどこうやって記事ができるんだなと参考になった。星3つ

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2012/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神戸新報で社会部記者から囲碁将棋担当記者へと左遷された稲葉と、将棋のプロ棋士への夢を捨てきれない男・真田との奇妙な物語。 著者が神戸新聞の囲碁将棋記者だということで、かなりリアリティにあふれている。内情を知っていない人にとっても面白い話に仕上がっている。 真田の三段リーグ編入試験がメインテーマ。

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2012/08/12

将棋の知識がなくてもそれなりによめますが、多少でも知ってると奥行きが出る感じ。。 まぁ、どの世界でもしょうが、プロは厳しい!&人生も厳しい!ゆえに実りあり。。 といった感じでしょうか。

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2012/08/06

賛否両論あるようだが、私は好み。警察付きの記者から、囲碁将棋担当へ左遷された、秋葉。ひょんなことから知り合った、プロ棋士を目指す真田と同居するハメに。最初は嫌がりこそすれ、真剣な真田の姿に、彼を記事にしたいという思いが募るー。 3月のライオンもそうだが、毎回の如くルールが分からな...

賛否両論あるようだが、私は好み。警察付きの記者から、囲碁将棋担当へ左遷された、秋葉。ひょんなことから知り合った、プロ棋士を目指す真田と同居するハメに。最初は嫌がりこそすれ、真剣な真田の姿に、彼を記事にしたいという思いが募るー。 3月のライオンもそうだが、毎回の如くルールが分からないのが、口惜しい。棋譜を見て、心理を読み取りたいと思うのだが。 関西人同士、間の抜けた会話が面白く、思わず吹き出しそうになる。間延びしている、という人もあるかもしれないが、ピンと張り詰めたシーンとの対比になっていて、個人的には好感触。

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2012/07/26

楽しく読み終わりました。ストーリーは面白かったです。ただ、書き方でもっと感動的なストーリーになったのかな、と少しもったいない気がしました。これからに期待です。

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2012/05/06

この話しのクライマックスで出てくる将棋で、羽生さんのNHK杯での大逆転勝利が使われているのは分かる人には分かる話だと思った

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2012/04/08
  • ネタバレ

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将棋好きのだんなさんに勧められて読了。 (ただいま我が家では「将棋小説フェア」開催中。 次に「サラの柔らかな香車」も控えています。 だんなさん的にはこっちのほうがおもしろかったらしく、こちらを先に読むように推してきました。) うん、おもしろい!よかったです。 真田が登場してからは、加速度的におもしろかった。 著者が地元の人だからか、関西~とりわけ神戸方面がよく出てくるのも 親近感沸いて読みやすかったのもあるけど、 人物像やそれらの背景なんかも丁寧に描かれていると思ったし、 決して希望のないラストでもないし(むしろ希望が持てるとわたしは感じたのだが)。 将棋がわかる人ならもっとおもしろいかもしれないけど、 わたしくらいの知識でも、全然楽しめると思う。 バランスよし。 しいて言うなら、そんなに秋葉が嫌な奴には、冒頭からは感じられなかったのはわたしだけ?!きっと著者はけっこういい人なのかも・・・(想像)

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2012/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロ棋士を目指す無職の男とそれに巻き込まれる新聞記者。 どっちもかなり癖のある人物で楽しく読めます。 特にクライマックスにかけての盛り上がりは秀逸です。

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2012/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんかの文学賞を満場一致でとったという曰くつきの作品。 とある将棋指しの物語なんですが・・ただそこに至るまでの話がちょっと長い?幾分冗長かもしれないな、と。新聞記者のエピソードとのバランスに「作者は一体どこを読者に伝えたいんだろう」と困惑したりもしました。そして地の文なんかも・・・なんていうか完全に第三者の目線なのか新聞記者なのか将棋指しなのか・・・読んでいて時々「あれ?」って思う場面も。作者の処女作品みたいですがそのせいか若干の読みづらさはありました。 でもそれを補ってあまりあるストーリー。将棋は駒の動かし方くらいしか知らない自分でも将棋界のいろいろがなんとなく垣間見えて最後まで一気に読めました。絶対読むべき!とまではいいませんが、とりあえず読んでみても損しない一冊・・ではあると思う。

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