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盤上のアルファ の商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2021/06/19

希望が大きく見えるのは、達成したときではなく、その目的に向かって苦しんでいるときである。 この一文に持っていかれた。 勝負師の生き様、諦めないことの尊さが少しかもしれませんが、感じることができた。

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2019/05/19

 NHKのBSプレミアムで玉木宏と上地雄輔がドラマをやっていた時に読みたいと思っていた、将棋は秋葉同じく全くの素人なのだけれど。  社会部から文化部、それも興味もなかった将棋の記事を書くことになった秋葉と、プロ棋士入りをあきらめかけていた真田が偶然なのか、必然なのか……酷い出会い...

 NHKのBSプレミアムで玉木宏と上地雄輔がドラマをやっていた時に読みたいと思っていた、将棋は秋葉同じく全くの素人なのだけれど。  社会部から文化部、それも興味もなかった将棋の記事を書くことになった秋葉と、プロ棋士入りをあきらめかけていた真田が偶然なのか、必然なのか……酷い出会い方(本当に)をしてから、2人の生活が、人生が変わりだしていく。将棋の棋譜の如く仕組まれたところもあったと思うけれど、同級生共に今の自分に疑問を持っている2人の相互作用はなんやかんやで良いものだと思った。でも、あの最後の展開は事情を知らなければ、秋葉じゃなくても怒るわー。  将棋は全然分からないトコロがあるけれど、水上との勝負のところは熱い戦いだと思ったし、ハラハラドキドキ、そしてすげえー!って心からわくわくとなった。  余談、ドラマで演じた2人も同級生同士で、共に今年40になる。

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2019/03/26

将棋の世界に生きる男と新聞記者との奇妙な関係。新聞での将棋囲碁欄など今まで気にしていなかったが、これからは戦評も注目していきたい。

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2019/02/03

ドラマ開始1時間前にぎりぎり読み終えることができた。将棋ブームになるのを見越したような作品であるが、膨らまそうと思えばもっと膨らませそうな内容なのに、最後は少女趣味的な甘い終わり方だった、キイプレイヤーだった静の行動が納得いかないし加織の存在も中途半端だ、将棋がテーマの柚月裕子作...

ドラマ開始1時間前にぎりぎり読み終えることができた。将棋ブームになるのを見越したような作品であるが、膨らまそうと思えばもっと膨らませそうな内容なのに、最後は少女趣味的な甘い終わり方だった、キイプレイヤーだった静の行動が納得いかないし加織の存在も中途半端だ、将棋がテーマの柚月裕子作「盤上の向日葵」の方が男臭さを感じさせられる。それと「聖」等の実話に基づく方が小説より感動させられるのは、小説家としてどうだろう。この著者の作品は他に2、3作読んだが、みんなちょっとづつ詰めが甘いような気がする。

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2018/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでてめっちゃくちゃ気になったこと。 女流棋士戦で対決した2人の呼称、 年増女棋士は名字で「相沢」 21歳の女棋士は下の名前で「加織」と 本文中で書き分けられていて、 著者からの扱いに差を感じる。 しかも「加織」のビジュアルの可愛さをやけに丁寧に不必要なほど書き込んでおり、 好きな子をモデルにして書いたんだろうな、 と思ってしまった。 終盤、「加織」は主人公の事を好きになっていて、主人公もまんざらでもない対応をしているので、作者が自分を主人公に重ねた上でのものだと思う。 お前の恋愛なんか興味ねーよ…と冷めてしまいました 汗 あと、アルファの話も弱いし、子供に狼が交尾してる写真を渡すおじさんて…変態すぎるんですけど… 帯コメントでは絶賛されてましたが、あくまで「デビュー作にしては」ということです。

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2016/09/09

上司に嫌われて花形部署から将棋担当?になった新聞記者と子供のころ、家庭に恵まれず、自信のあった将棋でもプロになれていない33歳の二人の男の話。 小料理屋の美人女将と三人暮らしするとこは少し不自然では?と思ったけど、最後まで読んだらなるほど!でした。 ただ秋葉さんの好意を知って...

上司に嫌われて花形部署から将棋担当?になった新聞記者と子供のころ、家庭に恵まれず、自信のあった将棋でもプロになれていない33歳の二人の男の話。 小料理屋の美人女将と三人暮らしするとこは少し不自然では?と思ったけど、最後まで読んだらなるほど!でした。 ただ秋葉さんの好意を知ってて利用した静さんはいくら謝られても、私ならちょっと許せないなぁ。 私が秋葉さんだったら器の小ささがばれないように、一度はお店に行くけど、それ以降は静さんには会いたくないかも。

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2015/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった。 人生懸けてる感あり。 ずっと秋葉目線だったのがいきなり加織さん目線が入ってきたときにちょっと違和感あった。 真田人生つらすぎ。 リーグ勝ちぬけるかどうかのとこがめっちゃドキドキ。 元夫婦とか、思いもせんかったぞー。 いやー、まあ、言われてみれば、ただの客にあそこまでしてやんないか。 なんか、最終的にいい話にまとまったなあ。

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2014/04/20

登場人物が魅力的。関西弁も相俟って、キャラクターのかけ合いも読みやすくて面白かった。ただ、現代の大賞受賞作、という期待感を上回る感じではなかったかなぁ。同じ将棋を題材にした作品なら、すばるの大賞を受賞してた「サラの柔らかな香車」の方が自分好み。とはいえ続編と思われる「盤上に散る」...

登場人物が魅力的。関西弁も相俟って、キャラクターのかけ合いも読みやすくて面白かった。ただ、現代の大賞受賞作、という期待感を上回る感じではなかったかなぁ。同じ将棋を題材にした作品なら、すばるの大賞を受賞してた「サラの柔らかな香車」の方が自分好み。とはいえ続編と思われる「盤上に散る」も買ってしまっているので、そちらでもっと洗練されていることを期待。

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2013/08/04

知らない世界も興味深い。しかし、人と人の愛だね。変わった人も多いが、この将棋士の描写はイメージしやすかった。

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2013/06/12

将棋は小さい頃から父親に教えられてしましたが本文中では詳しくは載ってません。 棋士の生き様が面白く書いてあります。 面白いですよ。 読んでみてください・・・  おすすめです・・・ 希望が一番大きくみえるのは、達成したときではなく、その目的に向かって苦しんでいる時である。 《文...

将棋は小さい頃から父親に教えられてしましたが本文中では詳しくは載ってません。 棋士の生き様が面白く書いてあります。 面白いですよ。 読んでみてください・・・  おすすめです・・・ 希望が一番大きくみえるのは、達成したときではなく、その目的に向かって苦しんでいる時である。 《文中より》 「ええこと教えれたろ。囲碁と将棋と決定的な違いはは、負けた後の感情や」 「負けは負けでしょ」 「確かにそうや。でもな、ゲーム性がまるで違うんや。将棋は王さんの首をとられたら負け。つまりゼロか百か。一方の囲碁は、陣地を奪いあうから。六十対四十で負けても、四十取れた分満足は残る。」 「そんなもんですか。」

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