運命の人(2) の商品レビュー
他の小説なら浮気の時点で投げてしまいそうですが、なんか…うまく言えないのですが新聞記事みたいな乾いた文章で、そんなに嫌悪感を抱かずに読めています。
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ここでは、裁判を知る。 この辺りから、山崎豊子の取材力が発揮され、かなり専門的な内容に。 ただ、三木の心境が、今ひとつ理解出来なかった。小説よりルポ的な記述になっている感じ。
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今回はいよいよ裁判が始まったんですが、どちらかというと主人公の弱さと奥さんの強さが描かれていて夫婦とは?という感じでした。
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やったんかい!!が主な感想でした。 裁判シーン、熱いけどだんだん眠くなってくる……昭子の立ち振舞いにうわってなったけど仕方がないのかなあ。 奥さんつらい。
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「さすが山崎豊子」と思う作品。徹底的な取材の上に書かれた作品ということがよく分かる。 ほぼノンフィクションだと思われるが、現代史にあまり詳しくないので、どうせなら実名で書いてあるといいなと思った。池上彰の「そうだったのか日本現代史」で復習しなければ。
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国家の密約をめぐる裁判はたしかに詳細に描かれていいのだけれど、弓成の描写がもっと欲しかった。一巻でも思ったが、もっと人物に迫るものが欲しくなる。ただ、最後に登場したいとこに期待して、いざ三巻へ!
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国家間外交の話だがスケールがでかい。 普段、あまり国民の目に触れない部分が物語の舞台になっているわけだが、これが実話に基づくとしたら凄い事だ。 実際の所がとても気になります。
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1971年の沖縄返還協定の際に問題となった,外務省機密漏洩事件のお話。司法試験受験生時代,西山記者事件として勉強していただけに非常に興味深い内容。 それにしても山崎豊子先生の作品に書ける情熱には脱帽する。
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山崎豊子長編小説。 沖縄返還時の密約に関する事件を克明に描いた作品。 逮捕されたのは明らかに悪意が感じられるし、裁判が下の話中心になるのも謎。 これが国の圧力と言うものなのか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
現実にではなく こういう本や映画の中で裁判での行方を追うのが好きだ。正しい裁判が行われず進み、最後は正義が勝ちでスッキリするからである。 2巻ではスッキリしないけど、外務省の吉田の証言は完ぺきで憎いと思った。裁判長が冷淡な目で吉田を見ていたというところを読み、検察と裁判官の関係が救われた。
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