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運命の人(2) の商品レビュー

3.9

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

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2012/03/15

権力というものの怖さと醜さを、ヒシヒシと感じる巻。 国家のみならず、あらゆる組織に内包される権力とそのあり方について、考えさせられる・・・。

Posted byブクログ

2012/03/14

基本的に佐藤内閣のやり方(彼に限らずどの内閣もだが)に嫌悪感を抱くが、弓成の性格が悪いので、ざま~みろとも思ってしまう で、私は基本的に、こう云う灯りが見えない話は好きじゃないなあ・・・ と云いながら、3巻へ続く

Posted byブクログ

2012/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いよいよ裁判が始まる。弓成の姿が痛々しい。プライドを傷つけられ、心休まる場所もなく裁判に臨む。妻・由里子は離婚を考え始める。事務官・三木はあまり登場しないが心神喪失状態?なのか。裁判での外務省の隠ぺい体質に驚いた。史実に照らせば証人達は偽証していることになるが、事実だとすればこれほど恐ろしいものはない。弓成は「虎の尾を踏んだ」と言っていたが事実を隠す国家との闘いに負けてほしくない。終盤で由里子のいとこに当たる人物が登場。流れがどう変わっていくか3巻が楽しみ。

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2012/01/25

4巻にこそ,山崎豊子の想いが詰まっているのですね. この切替方はいいなぁと思いました. そもそも,史実的な面で山崎豊子を読むのが好きなので 1-3巻でその部分をしっかり味わい,+で完全に巻を変えて 4巻目で小説的な側面から沖縄問題を訴える. 一つの作品でいい振り分けができてい...

4巻にこそ,山崎豊子の想いが詰まっているのですね. この切替方はいいなぁと思いました. そもそも,史実的な面で山崎豊子を読むのが好きなので 1-3巻でその部分をしっかり味わい,+で完全に巻を変えて 4巻目で小説的な側面から沖縄問題を訴える. 一つの作品でいい振り分けができていると思います. 山崎作品にしては短くて簡潔だし. ドラマのほうあまり調子よくないみたいだけど, ディテールの再現性高くて僕はけっこう好きです. ただよほど読んでる人か,直前に読んだ人でないとわかんないですよね.

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2012/01/15

(二)読了。外交問題とゆう難解な話題の為、分からない箇所はかなり読み飛ばしましたf^_^;。。。さて 裁判で明らかになる男女関係、ドロドロの弓成キャップ、はたしてクロなの?シロなの? 「運命」とはなんなのか、次巻からいよいよ核心にせまる!

Posted byブクログ

2012/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「イギリスの慣例法にクリーンハンドの原則というのがある、人をせめるものは自分の手がきれいなければならない」弓成の手がきれいであったかどうか、弓成の取材方法が適切であったかどうか、一方国民の知る権利は、ニュースソースを明らかにしないという新聞記者のモラルは、女性問題、女性の人権問題。渦巻く問題はそれぞれの見方で拮抗し、身動きがとれなくなる。権力は一方的に報道を抑えこもうとし、三木が弓成を苦境に追い込んでゆく。加速感のある展開に夢中で読み進む。

Posted byブクログ

2011/12/20

国家公務員法違反幇助の罪で裁判にかけられることになった弓成。 いよいよ、裁判が始まる。 前巻と異なり、全てに対してやや受け身の弓成。 優秀な弁護師団の力で、裁判は有利に運んでいるように思えるが・・・ 裁判の結末、家族との絆が果たしてどうなるのか? そして、最後に登場した鯉沼が...

国家公務員法違反幇助の罪で裁判にかけられることになった弓成。 いよいよ、裁判が始まる。 前巻と異なり、全てに対してやや受け身の弓成。 優秀な弁護師団の力で、裁判は有利に運んでいるように思えるが・・・ 裁判の結末、家族との絆が果たしてどうなるのか? そして、最後に登場した鯉沼がどう絡んでくるのか? 第3巻も非常に楽しみ。

Posted byブクログ

2011/12/15

TBSで1月から連続ドラマ化されるそうだ。日曜夜九時、「南極大陸」の後続、いわばTBSの看板番組の扱いである。主演は沖縄機密漏えい事件で逮捕される弓成に本木雅弘、その妻で夫の不倫にショックを隠せない役、松たか子、弓成と共に逮捕されやがて「衝撃の手記」を出す不倫相手に真木よう子。当...

TBSで1月から連続ドラマ化されるそうだ。日曜夜九時、「南極大陸」の後続、いわばTBSの看板番組の扱いである。主演は沖縄機密漏えい事件で逮捕される弓成に本木雅弘、その妻で夫の不倫にショックを隠せない役、松たか子、弓成と共に逮捕されやがて「衝撃の手記」を出す不倫相手に真木よう子。当然、沖縄返還をめぐるありとあらゆる矛盾と問題が浮かび上がらなくてはならないが、はたしてどこまで描くのか。ちょっと注目である。 これは毎日新聞記者の西山氏をモデルにした小説。事の発端は沖縄返還時の機密漏えい事件である。米軍用地の復原補償費を日本が肩代わりするという密約を記者が外務省の女性事務官からコピーまで入手し、それが社会党代議士の下に漏れてしまったという事件である。政府は、それを記者が愛人関係にあった事務官に強制させたということで起訴をした。そうなると、国民の知る権利対、国家公務員法違反という問題のすり替えという対決になった。 しかし、ことの本質は、そもそも米国が出すべき費用を最後まで日本が肩代わりする、ということだったはずだ。その後の「思いやり予算」を始めとした対米従属化関係の是非を問う、ということだったはずだ。 実はこれと同じことが、今回沖縄普天間基地問題でもまたもや起こっている。今回は、裁判闘争にはならない。なぜならば、機密をばらしたのが、ウィキリークスだからである。 税金約5000億円以上を投入して、米領グァムに新たな海兵隊基地を作る計画は、沖縄の海兵隊8000人とその家族9000人をグァムに移転して、「沖縄の負担を軽減する」というのが建前だった。しかし、ウィキリークスはその数字が「日本の政治的効果を最大限利用するために故意に多く見積もられた」「実数からかけ離れた」数字であることを告発したのである。これは2008年12月19日付の駐日米大使館発公電にはっきり述べられているという。 このジュゴンのすむ辺野古の環境を壊し、嘘で固めた海外の米軍基地を建設し、米軍を強化するために使われる米軍再編強化に日本は総額1.3兆円を使うという。大震災でどのようにカネを作り出すか、日本全国民が喘いでいるときに、許すこのできない「従属」の構図がある。 そのことの「本質」を果たしてこの小説は描くことができるのか、3巻4巻を注目したい。

Posted byブクログ

2011/11/14

主人公が、逮捕されてからの刑務所内での話しと、 裁判内容が、恐ろしく感じられた・・ 自分では、どうすることも出来ない法も恐ろしい・・ 権力とはと、考えされられてしまう・・

Posted byブクログ

2011/11/06

この小説のレビューは、以下でまとめて書いてあります。 http://booklog.jp/users/sawanosuke/archives/4167556065

Posted byブクログ