奇跡の教室 の商品レビュー
今日も多様なジャンルについての話ができてとても楽しかったです。 今日も多様なジャンルについての話ができてとても楽しかったです。
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請求記号:375.8イ 資料番号:011191632 橋本先生は、「銀の匙」という文庫本を3年間かけて読み解き、生徒たちには探究心と好奇心が満ちあふれていた。
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本の中に何が書いてあるか一生懸命探している。一寸したヒントを得るために本を読み漁っている。 一冊の美しい本を3年かけて読む授業。その道のりで、見えるもの、興味湧くものを見に横道にそれながら。 橋本武先生と言う素晴らしいガイドに導かれ、『銀の匙』を一緒に歩くと、歩く力が付いて来...
本の中に何が書いてあるか一生懸命探している。一寸したヒントを得るために本を読み漁っている。 一冊の美しい本を3年かけて読む授業。その道のりで、見えるもの、興味湧くものを見に横道にそれながら。 橋本武先生と言う素晴らしいガイドに導かれ、『銀の匙』を一緒に歩くと、歩く力が付いて来る事は容易に分かる。 授業を受ける事はできないが、良書をゆっくり読んでみようと思う。
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橘木俊詔「灘校 なぜ「日本一」であり続けるのか」でこの授業について言及があって,それ以来,実際の内容を知りたかった.その意味でこの本は待望の本.中学の3年間をかけて,横道に大きくそれながら一冊の岩波文庫を読む講義.横道へのそれ方は,いくつか例が載っているだけだが,それは現代文とい...
橘木俊詔「灘校 なぜ「日本一」であり続けるのか」でこの授業について言及があって,それ以来,実際の内容を知りたかった.その意味でこの本は待望の本.中学の3年間をかけて,横道に大きくそれながら一冊の岩波文庫を読む講義.横道へのそれ方は,いくつか例が載っているだけだが,それは現代文という講義の枠にとらわれない歴史,社会などの話題に及び,相当な準備をされたものであったことが伺える.そういう授業を可能にした灘という学校にも感心する.現在でもいくつかの学校でこのようなユニークな授業はあるのだろうが,現在の心に余裕のない日本では,そのような授業を,親も子供も受け入れる懐の大きさはなくなりつつあるのかもしれない. あとは少し苦言.この授業の目的は東大合格者を増やすための国語力の育成にあるのではないことは一読明らかであるし,最後の橋本氏の言葉でも裏付けられることである.しかしこの本では,灘の東大合格者数が何度も出され,この授業が「東大合格に役に立つ授業」であったかのような印象を持たせる.それは矮小な視点といわざるをえないのではないか.章の途中途中に入るOBや識者の話も玉石混淆(というかインタビュアーの力量が足りない).入れない方がよかったものまで入っている印象.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
灘高の元国語教師の話。「銀の匙」という一冊の本を3年掛けて授業するというスタイルの背景にある考え方の紹介や、その授業を受けて育った生徒たちの、おとなになった今のインタビューなど。こんな授業でこんな人間が育った、というある意味実例付きなのでなかなか説得力があった。勉強を教えるって奥が深いなぁ。 [読書録]==================================================== 自分の興味・関心あるものを一定期間にわたって観察し、ノートやメモに記録した後、自分で軸を決めてそれを整理し、まとめるのが「ポートフォリオ」の方法論。対象物への「気づき」の変化を通して自分の成長にも気づいていく。 これだけ情報が溢れかえる社会では、外的・人工的な情報に振り回されないでいる方が難しい。自分自身の文字で描いたもの、まとめたものでなければ身につかない、という考えが、この方法の基本。 「複眼で見る」。これまでの「情報の取り出し」から、自分の考え・意見を発展させ、多面的に考える方向へ重点が移された。テキストの背景を知り、著者の糸と自分の考えを比較する。それを読んだほかの人間の意見を知り、自分の考えと擦り合わせる。このような比較の中で視点が複数化していく。 手軽な方法は「本」そのものを「ノート」にする事。著者の意見に賛成反対納得といった印をつける。反対の場合はその根拠や理由を書き込む。こうすればもっといい、と自分の発想も書いておく。わかったふりをせず、疑問をどんどん書き留める。出来れば読後、同じ本を読んだ人間と意見交換する。雑誌やインターネットなどの書評で参考になった意見も本に書き込む。 スピードが大事なんじゃない。すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる。 海外に出てわかったことは「重要なのは「何語を話せるか」より「何を話せるか」」ということ。流暢な外国語よりも、日本文化についてしっかり伝えられたほうが、相手もこちらの意見を尊重してくれる。 グローバルな時代に、若者はどんな本を読めばいい?夏目漱石や森鴎外、あの頃の人のものを今読むといいんじゃないでしょうか。時代の変わり目の作品。自分ダチがつくってきたものを、どこまで振り捨てて、どこまで残しながら次の時間に向かって生きて行くのか、そういう緊張感のあった時代。
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教えるとはどういうことか、その本質がこの本には書かれている 自らの好奇心でつかみ取っていく、壁を階段に変えて乗り越えていく、そんな力を子どもにつけさせるのが教育の本来の目的である 今では私のバイブルだ
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国語の授業において、1冊の本「銀の匙」を3年間かけて読破するという、考えられないような授業。しかし、その3年間、スローリーディングで手に入れた本の世界感や派生する学習事項などをこなしていくことで、人生での生きる糧となって生徒に深く刻まれると思う。 「言葉の使い方や文法、そんなこ...
国語の授業において、1冊の本「銀の匙」を3年間かけて読破するという、考えられないような授業。しかし、その3年間、スローリーディングで手に入れた本の世界感や派生する学習事項などをこなしていくことで、人生での生きる糧となって生徒に深く刻まれると思う。 「言葉の使い方や文法、そんなことだけが国語の授業じゃないと思います。押し付けに教えられるんじゃなくて、自分のほうから気持ちを起こして求めて行けば、古くからの遊びや観衆や地方の言い伝えや年中行事、つまり私たちの生活周辺のことは、結局、全部国語の力になると思う。」 「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」
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素晴らしい先生だ。 もし、灘中の近所に住んでいて、息子に可能性が あったとしたなら、エチ先生の授業を受けさせたい。 「銀の匙」を中学三年間かけて読む。 この授業を容認した学校側も素晴らしいしけど、親から文句は出なかったのだろうか? 成績をつけるのが難しいそうな授業だとも思...
素晴らしい先生だ。 もし、灘中の近所に住んでいて、息子に可能性が あったとしたなら、エチ先生の授業を受けさせたい。 「銀の匙」を中学三年間かけて読む。 この授業を容認した学校側も素晴らしいしけど、親から文句は出なかったのだろうか? 成績をつけるのが難しいそうな授業だとも思った。
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すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなります。少しでも興味を、持ったことから気持ちを起こしてどんどん自分を掘り下げてほしい。国語は、学ぶ力の背景。
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こんな本の読み方があることを知らなかった。忙しい中で、ひたすら速読を実践してきた。目から鱗が・・・。
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