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奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち 伝説の灘校国語教師・橋本武の流儀
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/12/01 |
JAN | 9784093881630 |
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奇跡の教室
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商品レビュー
4.2
109件のお客様レビュー
知的好奇心・探究心を引き立てながら同時に考える力をどう養うか?この大問題を灘校の国語の先生が1冊の文庫本を横道にそれながら3年間かけて読み込むという型破りなカリキュラムで解いてみせた。本書の随所に挿入された解説にはスローリーディングだのポートフォリオだの方法論としての分析が載せら...
知的好奇心・探究心を引き立てながら同時に考える力をどう養うか?この大問題を灘校の国語の先生が1冊の文庫本を横道にそれながら3年間かけて読み込むという型破りなカリキュラムで解いてみせた。本書の随所に挿入された解説にはスローリーディングだのポートフォリオだの方法論としての分析が載せられているが、無名校を東大合格率日本一の学校にした奇跡を起こした本質は転校生にプリントを送り続けたエピソードや学校の校庭を畑に変えての野菜作りを通じて「手間をかけたものは本物」と確信した話などにあるように思う。つまりは確とした信念と情熱を持ち合わせたエチ先生だからこそ「銀の匙」を3年間かけて読み進めながら、横道にそれる過程で知的好奇心・探究心を引き立て考える力を生徒に植え付けることができたのであって、同じ方法を他の人がやったところでうまくいかないのではないか。実際同じ方法を実践したという話は聞かない。 知的好奇心・探究心と考える力を養うことの大切さは小学時の教育方法における日本と欧米、特に北欧などの「教育先進国」との違いを引き合いによく議論されていることであり、今になって新しく発見されたものではない。大切、大切と言い続けながらなぜ変われないのか?脱個性・均一化を助長する教育方針を押し付ける教育機関にも問題があるだろう。しかし一方で完全に自身の裁量で教育方法を編み出し実践できる、考える力と情熱をもった教育者が育たないことも問題であり、再び教育の問題に戻る。この負のループをどこかで断ち切らなければならない。
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齋藤孝さんの銀の匙の話から。 銀の匙を読むにあたっての解説的なことがあるかなと思って図書館で借りたが、そういった記載はあまりない。 銀の匙だけを題材にした灘の国語授業、について特集した本。 ●好きなことを徹底的に掘り下げることそれ自体が勉強である ●銀の匙を深く読むことで養...
齋藤孝さんの銀の匙の話から。 銀の匙を読むにあたっての解説的なことがあるかなと思って図書館で借りたが、そういった記載はあまりない。 銀の匙だけを題材にした灘の国語授業、について特集した本。 ●好きなことを徹底的に掘り下げることそれ自体が勉強である ●銀の匙を深く読むことで養う複眼思考(←これは某本のタイトルでもある) ●橋本武にとっての「銀の匙」を自分でみつけてみる 疑問→結果を出す(進学実績をあげる)ことが求められる状況で、いくら自信があったとしても、教科書完全無視の授業を30年続ける、というのは単に覚悟だけではできない気がした。その部分は本書には記されていない。
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灘中学において、3年間で一冊の文庫本「銀の匙」を読みとおすという授業を行った先生のお話。生徒の興味に応じて、どんどんと脱線し、凧を作るシーンがあったときには、実際に美術の先生にお願いして、凧をつくることまでやってしまう。ゆっくりと精読するスローリーディングを通して、生徒がいかに自...
灘中学において、3年間で一冊の文庫本「銀の匙」を読みとおすという授業を行った先生のお話。生徒の興味に応じて、どんどんと脱線し、凧を作るシーンがあったときには、実際に美術の先生にお願いして、凧をつくることまでやってしまう。ゆっくりと精読するスローリーディングを通して、生徒がいかに自分で考えることを学んだかがわかります。情報を短時間で得るための速読に注目が集まりがちですが、一つの本をじっくりと読むことも大切だと感じさせられました。
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