イシューからはじめよ の商品レビュー
2011年25冊目 イシューは解決できるものでないとダメ。 イシューから考えて必要なデータを集める。データが簡単に集まるからと課題を設定してはダメ。 と、簡単に記憶に残っているところをメモ。
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実用書をほとんど読まない私が実用書を手に取るのは切羽詰まった時だけで、 なのでその内容はめちゃめちゃ破壊的に難しいものか、きわめてシンプルなものに限られる。 で、この本は当然後者。 以前会社でお世話になっていた方がよく、「で、目的はナニ?」と聞いてきた。 つい夢中になっている...
実用書をほとんど読まない私が実用書を手に取るのは切羽詰まった時だけで、 なのでその内容はめちゃめちゃ破壊的に難しいものか、きわめてシンプルなものに限られる。 で、この本は当然後者。 以前会社でお世話になっていた方がよく、「で、目的はナニ?」と聞いてきた。 つい夢中になっていると自分のゴールを忘れてやる事が目的になったりする自分なので、 この本の「むやみにやるな、やる前に吟味しろ、考えてもいいけど悩むな」てのは しごくわかりやすかった。 でも、こんな人が自分の上司だったらあたしももっと、賢くなっていただろうに。 人生にあまり後悔しないあたしだけど、唯一するのがやはり、もっと賢い人と交流したい! ってことだろうか。 ま、まだそのチャンスはあるんだけれど、もっと若い頃から一流の人とふれあう、 そんな環境で仕事をするチャンスを放棄した前科もあるので、 今まさに、反省して人脈のブラッシュアップに励みます!
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根性に逃げない、というキャッチフレーズに惹かれて読んでみた。 答えの精度や質よりも、問題自体の質を見極めることが大切という根本に従って、いかにストーリーラインをつくっていくか書かれている。 明日から、仕事の仕方が変わる気がします。
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生産性を高め、価値のあるアウトプットを生み出すための手法を取りまとめた本。 巷には、問題解決法や思考法の本が溢れているが、そのほとんどがツールやテクニックの紹介に終始しており、本来の目的(価値あるアウトプット)に焦点を合わせたものは少ない。 本書は意味のあるアウトプットを出す...
生産性を高め、価値のあるアウトプットを生み出すための手法を取りまとめた本。 巷には、問題解決法や思考法の本が溢れているが、そのほとんどがツールやテクニックの紹介に終始しており、本来の目的(価値あるアウトプット)に焦点を合わせたものは少ない。 本書は意味のあるアウトプットを出す為に何をしなければいけないかに絞って解説している。 著者曰く、価値あるアウトプット(=優れた知的生産)は、 「解の質」と「イシュー度」 の2つの軸から成り立っているという。 通常は解の質を高めることを追求してからイシュー度の高い方向に進むことが多い。著者はこれを「犬の道」と呼び、やってはいけない徒労型アプローチ。 まずは、「イシュー(問題)」を解く前に“見極める”、ことが重要という。 良いイシューの3条件は以下のとおり。 1) 本質的な選択肢である →答えが出るとそこから先の方向性に大きな影響を与える 2) 深い仮説がある →常識をくつがえすような洞察が有る →新しい構造で世の中を説明している 3) 答えを出せる →自分の技術・状況で答えを出せる。 イシューを見極めた次に仮説を立てる。 見極めたイシューを分解し、分解したサブ・イシューに答えを出し、それらを統合して意味合いを整理する作業に入る。 ここでやっと問題解決や思考法の本で頻出する”フレームワーク”が活躍する。 軸を整理し数字が入ったグラフ・チャートなどでビジュアル化した後、導き出した結果を論理的に組み立て、ストーリー化する手法まで言及。 説明、解説も体系的にまとめてあり、コンセプト・考え方も視覚化しており分かりやすい。 各々の枝葉の手法にも解説があり非常に為になる。(たとえば、イシューが見つからないときのアプローチが記載されている) これまで問題解決の手法ばかり目が行っていたが、「イシュー(問題)を見極める」という本質的な部分を鋭く突いた良書である。
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この本は読み手により評価が別れると思います。物事を分析すること、常に問題の本質はなにかと考えている人には読んでいてスーと入ってくると思います。わたしには少し難しかったですが、なるほどと思える部分も多々ありました。海外発の翻訳本ではなく、考え方を詳細に分析したすばらしい本だと思いま...
この本は読み手により評価が別れると思います。物事を分析すること、常に問題の本質はなにかと考えている人には読んでいてスーと入ってくると思います。わたしには少し難しかったですが、なるほどと思える部分も多々ありました。海外発の翻訳本ではなく、考え方を詳細に分析したすばらしい本だと思います。 わたし自身、イシューからはじめずに闇雲に時間を多量に投入して仕事することがよくあります。問題の本質を考えずに、目の前にぶら下がる問題を払い除けるのに必死になっていることがよくあります。そういう状態の時は、やはり余裕を失っています。あるいは受け身の状態で自分から発している事象ではないため、コントロール不能に陥っています。 また、相手に理解して頂く方法として、受け手が既知としている情報と新しい情報を結びつけると、すんなりと納得して頂けることはよくあります。これはその通りです。「例えば」と同じ方法ですが、実際なかなかよい例えが出てきません。なるべくわたしは野球に例えるようにしていますが、「それはちょっと無理があるのでは」という例えになっていることもしばしばです。 一回で80%をめざすのではなく、60%を2回繰り返す方がはやいこともよくわかります。多読法とよく似ています。全体に目を通す行為を何回か行う方法で、1回目はさらっと目を通し全体を把握、2回目はもう少し深く、3回目はさらに深く、次は気になるところを精読といった感じです。 この本にはさまざまななるほどが詰まっています。
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きっとこの本は、一度読んでおくと2回目以降は目次を見ただけで内容がつかめると思う。それくらいアウトラインがしっかりした本。内容だけでなく本の構成までもが極めてロジカル。 まずどんな問題に対してどういった結論を得たいかを定め、ストーリーを作って望ましい結果も明確にし、重要なところか...
きっとこの本は、一度読んでおくと2回目以降は目次を見ただけで内容がつかめると思う。それくらいアウトラインがしっかりした本。内容だけでなく本の構成までもが極めてロジカル。 まずどんな問題に対してどういった結論を得たいかを定め、ストーリーを作って望ましい結果も明確にし、重要なところから検証していく。まさに卒論を通じて学んだことであり、自分に足りない能力。わかっていても難しい。きっと私は仕事を始めて何度も失敗を重ねないとこのスキルは習得できないだろうけれど、質の高いアウトプットを生むためには絶対必要だと思う。今後仕事でつまずいたときに参考にしたい類の本なので、買って手元においておくのがおすすめ。 あと、このスキルを徹底的に身につけることができる(必要とされる)のが戦略コンサルという仕事なのだろうと思った。仕事と研究ってすごく似てる。
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知的生産に関してかなり本質的なことが書かれている本。本質的すぎて一通り読んだだけでは何も身についた気にならない。これから実際に働いていくなかで、本当に自分のやってることに意味があるのかと迷いが生じたときに、改めて本書を参照にしながら、少しずつ自分のものにしていきたいと思える価値の...
知的生産に関してかなり本質的なことが書かれている本。本質的すぎて一通り読んだだけでは何も身についた気にならない。これから実際に働いていくなかで、本当に自分のやってることに意味があるのかと迷いが生じたときに、改めて本書を参照にしながら、少しずつ自分のものにしていきたいと思える価値のある内容が詰まってる。
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isuueの定義が読み終わった後も、腹にストンと来ることが出来なかった。 A)2つ以上の集団の間で決着のついていない問題。 B)根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題。 「イシュー度」、 「イシューは動く標的」、 イシュー、つまり答えを出すべき問題..... 自分で経...
isuueの定義が読み終わった後も、腹にストンと来ることが出来なかった。 A)2つ以上の集団の間で決着のついていない問題。 B)根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題。 「イシュー度」、 「イシューは動く標的」、 イシュー、つまり答えを出すべき問題..... 自分で経験するしかないとのことなので、とにかくチャレンジしてみようと思いました。
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やらなければならない仕事は山積みだし、どれも重要な仕事として目の前に立ちふさがるし、でも休日返上で必至になって取り組んでも肝心な結果がついてこない・・・こんな、優先順位も重要度もぐちゃぐちゃになったあわれな状況(本書では「犬の道」と呼ばれている。)にある自分に今一番必要な本ではな...
やらなければならない仕事は山積みだし、どれも重要な仕事として目の前に立ちふさがるし、でも休日返上で必至になって取り組んでも肝心な結果がついてこない・・・こんな、優先順位も重要度もぐちゃぐちゃになったあわれな状況(本書では「犬の道」と呼ばれている。)にある自分に今一番必要な本ではなかろうか。「生産性」や「成果」といった意味のある仕事に結びつけるために、本当にやるべき仕事って何?という軸足を見つる役にたつ本。世の中にある「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは本当に取り組む必要のある問題ではない。この局面で白黒はっきりつけなければならない問題は100ある問題のうちのせいぜい2つか3つ、と著者はいう。そのくらいに集中できれば楽ちんではないか!イシューの度合いと解の質の高さの組み合わせがバリューの高い仕事であるというマトリックスも分かりやすい。問題を解く事に闇雲に手をつけるより、問題を見極めることを重視すべきというのが本書のテーマであり、死ぬまで働いても結果が出ない「犬の道」から抜け出す方法なのだ。むむむ、はやく抜け出さねば。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イシューって何?? という疑問から始まった。 知っている人(1回しか会ったことないけど)が編集に携わっているとtwitterで分かり、友人に借りて読んだ。 本のタイトルは前から気になっていたんだけど、そもそも「イシューって何?」ってところからオイラにとって謎の始まり。 そして読み終わって、今だに分からない!! オイラ、頭悪い!! イシューって何??何なの?? 恐らく、これはオイラの仕事とはなかなか結びつかない感じがあるせいなんだろうな。 でも、オイラの中に「始点における設定の重要性」という感触だけは読みながら掴めた、気がする。 多分ね、この本はすごく素晴らしいんだと思う。 けどね、まだそれを感じ取れるほどオイラには能力がなんじゃないかな。 んー、読んで共感できるくらいのビジネスパーソンになりたいや…。 あ!あと読んでて三谷宏治さんの本とちょっと似ている気がした。 本の中で、分析という行為は比較に重きを置くことって、三谷さんのハカると相通じるものがあるような印象。 コンサルの人たちってすごいすごーい!
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