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ゴールデンスランバー の商品レビュー

4.2

1597件のお客様レビュー

  1. 5つ

    609

  2. 4つ

    586

  3. 3つ

    229

  4. 2つ

    53

  5. 1つ

    11

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2022/08/23

痴漢は○ね で2回笑ったけど、2回目は涙が出た なぜ?と思う部分が多すぎて、解明したい気持ちが沸々と湧き続ける 面白すぎた。昔読んだ時は全然わからなかったのにな笑

Posted byブクログ

2022/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無実の罪で逃亡し、最後には顔まで変えて別人として生きなければならない主人公が可哀想だった。「事件のはじまり」、「事件の視聴者」ではアイドルを救った青柳がなぜ首相を殺害したのか疑問に思ったが、「事件」で冤罪だと知り、マスコミの情報操作や裏の力に恐ろしさを感じた。その中でも犯人ではないと信じている人や仲間がいて、逃亡を手助けしてくれたのだが、警察のあまりにも一方的な決めつけがやりきれなく、星が4つであった。

Posted byブクログ

2022/08/22

★は5つにしようか、4つにしようか迷った。 というのは、モダンタイムス』とくらべて、登場人物の減らず口が少ない!から(^^ゞ でも…。 「だと思った」 これだけでも、★5つでしょー!(爆) ♪あーなーたーをー 信じてーるひーとーがいるー  決してさーびしーくなーい こーのーせー...

★は5つにしようか、4つにしようか迷った。 というのは、モダンタイムス』とくらべて、登場人物の減らず口が少ない!から(^^ゞ でも…。 「だと思った」 これだけでも、★5つでしょー!(爆) ♪あーなーたーをー 信じてーるひーとーがいるー  決してさーびしーくなーい こーのーせーかいー  だいじょうぶ、マイ・フレンドー って、昔、映画を見に行ってしまった(かなりレアかも?w)「だいじょうぶマイ・フレンド」のテーマを思い出してしまった(爆) ていうかー。 集まってきた蠅マスコミ(←ゴメンw でも、著者も“蠅を追い払うように”って書いてるよw)を前に、 “俺は、あいつが素っ裸で生まれたときから知ってんだ。母ちゃんなんて、あいつのことに関してはもっと詳しい(中略)歩き始めた時も、言葉を喋り始めた時も全部、俺は見てきた。長えんだよ、付き合いは。昨日今日雅春のこと調べたようなお前に、何が言い切れる” と、のたまわっちゃう親父さんを見て、泣き出しちゃう児島安雄が、またいいw 感涙!(^^ゞ この小説って。 もしかしたら、著者は、毎日ガンバっている人への応援歌として書いたんじゃないだろうか? つまり、主人公というのは読者で。 主人公を襲う様々な悪い出来事というのは、読者を日々悩ます、仕事や近所、あるいは家庭でのトラブルの比喩なのだ。 読者は日々、そんなトラブルに巻き込まれ、ストレスを抱えながらも一生懸命に生きようとしている。 それは、国家権力という圧倒的な敵に追い込まれながらも、自分の無実を晴らそうと必死に頑張る主人公とダブるものがある。 そして、何より、主人公はそんなことをする人ではないと、自分が権力に睨まれるのも厭わず、主人公をを支えようとする、昔からの友人知人がいて。 さらに、主人公の必死さにほだされて、つい手を貸してしまう赤の他人がいる。 そういうことは、あなた(読者)も日々ガンバっていれば訪れるものなんだよ、と(^^)/ 著者がこの本で読者に訴えたかったのは、おそらくそれ!w 他人って。 いや、他人というのは、自分以外の人という意味で。家族や友人知人、赤の他人、全部ひっくるめてだ。 他人というのは、人のことを見ていないようで、実は意外とよく見ていたりするものだ。 でも、他人には他人の生活があるし。また、(特に都会では)他人の生活に関わらないという不文律があるから、 特に人を褒めたり、あるいは注意したりすることはあまりない。 でも、他人というのは、間違いなく人を見ている。 それは、人が本当に困った時、あるいは本当にガンバっている時に初めてわかる。 気づくと、他人が手を差し伸べてくれたり、応援してくれてたりするのだ。 確かに、ネット上の付き合いみたいに、無闇やたらに「いいね」をくれたりはしない。 でも、ここぞという時に、実際に助けてくれたり応援してくれたりする。 世間って、案外そんなもので。決して捨てたもんじゃないのだ(^^)/ 「習慣と信頼」っていうのは、そういうことだ(^^ゞ 判を押したように「今は生き辛い」に共感したところで、日々の生活が楽しくなったりはしない。 その共感で金を儲けて楽しくなっているのは、したり顔の評論家やカウンセラー、マスコミ、ネット企業だけだ。 我々一般庶民は、したり顔の評論家やカウンセラー、マスコミ、ネット企業の金儲けのために生きているわけではない。 したり顔の評論家やカウンセラー、マスコミ、ネット企業が発信することに、我々一般庶民が共感を示すことは、統一教会の信者になって金を貢ぐのと何ら変わらない。 自分を救えるのは自分だけ。 自分はそう思う(爆)

Posted byブクログ

2022/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先月起きた事件を思い出すような冒頭、あれも何か仕組まれたことだったのか?と思ってしまうようなリアル感だった。。。 人が死ぬ描写もあるからうっと来るとこもあったけど、あと森田さんがちょっとチルドレンの陣内さんみがあって死ぬの悲しすぎたけど、、 やっぱり伊坂幸太郎作品は伏線回収がおもしろい!!! 最終章、笑いまくった「痴漢は死ね」の書き初めにあんなに泣かされるとは思わなかった。 とにかく生きてなんぼなんだ、青柳さんが生きててよかった、逃げれてよかった、と真犯人なんぞわからなくても読後すごくすっきりした! 風呂敷を畳まないまま、最高に楽しめました。

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2022/08/18

おもしろ!伊坂幸太郎すげ〜!本ってこんなにも面白かったっけ。もっと読みてえな、ありがとう伊坂幸太郎!

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2022/08/18

題名は「金のうたた寝」、作中にビードルズの楽曲『ゴールデン・スランバー』が出てくる。 仙台で新しい首相・金田の凱旋パレードが行われる中、ラジコンヘリコプターが近づき爆発し、金田は死亡。容疑者は青柳雅彦、晴子の元彼。犯人は青柳と決めつけられ、あることないこと全てが青柳のせいにされ...

題名は「金のうたた寝」、作中にビードルズの楽曲『ゴールデン・スランバー』が出てくる。 仙台で新しい首相・金田の凱旋パレードが行われる中、ラジコンヘリコプターが近づき爆発し、金田は死亡。容疑者は青柳雅彦、晴子の元彼。犯人は青柳と決めつけられ、あることないこと全てが青柳のせいにされるが、晴子は疑問を抱く。日常生活のクセから真犯人がいることに気が付く。 青柳は逃亡者となりながら、真犯人を追い求める。 春子との思い出のある動かないクルマに2人の思いが重なる。青柳を犯人に仕立て上げようとするものからの逃亡を助けてくれる人たちがいる。 最後に待つのは、スッキリしない結末だが、読み応えが有り楽しめた。

Posted byブクログ

2022/08/15

読み始めた途端、首相が暗殺されてしまったのでタイムリーすぎてすごく暗い気持ちになってしまった。神経がナイーブになっているのか、創作物とわかっていても次々に人が亡くなっていく描写は読んでいてつらくなった。 話の構成としては、冒頭100ページにも満たない分量で事件発生から収束までの...

読み始めた途端、首相が暗殺されてしまったのでタイムリーすぎてすごく暗い気持ちになってしまった。神経がナイーブになっているのか、創作物とわかっていても次々に人が亡くなっていく描写は読んでいてつらくなった。 話の構成としては、冒頭100ページにも満たない分量で事件発生から収束までのできごとが「ワイドショーの視聴者目線」で流れていき、第四部以降で逃走劇を詳細に描いていく。 主人公の「青柳」の立場からするとひどく疲れる出来事の連続で、数ヶ月くらい逃げ回っているような感覚になるのだが、振り返ってみるとたったの3日間のできごとなのだ。 勧善懲悪、とは全然いかないし、大きな権力に立ち向かって打ち勝つこともできないが、信じる人たちに少しずつ助けられながらなんとか逃げていく。 ひとが作ったプラモデルを一旦バラし、自分で作り直してみたらなんか違うものができた、みたいな感覚になる本。

Posted byブクログ

2022/08/02

天才だーーーーーー 人間の友情と愛情、信頼すること、すごく大切で素敵だな……児嶋さんが大泣きしてしまうの本当にわかる この本は安倍さんの件があったしかなりタイムリーだね 私たち一般市民って、自分の意志で生きているようで、本当はどこで生きてるかわからないし、自由なんて無いんだろう...

天才だーーーーーー 人間の友情と愛情、信頼すること、すごく大切で素敵だな……児嶋さんが大泣きしてしまうの本当にわかる この本は安倍さんの件があったしかなりタイムリーだね 私たち一般市民って、自分の意志で生きているようで、本当はどこで生きてるかわからないし、自由なんて無いんだろうなあとおもった わたしが信じていることは全然偽造された嘘ってことも多いんだろうな 闇深いな、社会は 私もファストフード店のサークルに入れてほしいなあ 青柳さんの周囲の出てくる人間全員好きだった てかラストの樋口さんヤバすぎるだろ 大好き

Posted byブクログ

2023/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊坂幸太郎の作品を初めてちゃんと読んだ。 長かったけど読みやすくて面白かった! 犯人に陥れられるまでの流れが手が混んでいてゾッとした。ここまでやられると自分ならすぐ諦めちゃいそう。 両親が「痴漢は死ね」の書き初めが届いて主人公の生存を知るシーンが凄く好き。 オチも好みが分かれそうだけど自分は好き。 また読み返したい。

Posted byブクログ

2022/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「習慣と信頼」、たしかに大事なことだと思いながらも、青柳雅春の置かれた状況を考えると他人を信頼することなんてできるのかな?と思いながら読んでました。そんな状況にありながらも、逃げるには他人を信頼せざるをえないという葛藤もあり、なんとか追ってから逃げる姿にハラハラしていました。 登場人物の過去や現在、想いが交錯しながら物語が進んでいくのですか、「物語の風呂敷が綺麗に畳まれていない」(あとがきより)からこそ、いろんな想像をしながら楽しむことができるのかなと思います。

Posted byブクログ