1,800円以上の注文で送料無料

ゴールデンスランバー の商品レビュー

4.2

1595件のお客様レビュー

  1. 5つ

    608

  2. 4つ

    585

  3. 3つ

    229

  4. 2つ

    53

  5. 1つ

    11

レビューを投稿

2023/05/01

2008年本屋大賞受賞作品。 伊坂作品は、トリッキーな印象だった「ホワイトラビット」以来2作目となります。ケネディ暗殺事件に重ね合わせ、たくさんの嘘を混ぜ合わせているとのことで、そんな潔い「作り話」だからこそたくさんの読者に支持されたのかなと感じました。 近頃は、このお話しが...

2008年本屋大賞受賞作品。 伊坂作品は、トリッキーな印象だった「ホワイトラビット」以来2作目となります。ケネディ暗殺事件に重ね合わせ、たくさんの嘘を混ぜ合わせているとのことで、そんな潔い「作り話」だからこそたくさんの読者に支持されたのかなと感じました。 近頃は、このお話しが現実離れしていると思えなくなってきてますね。 「たいへんよくできました」

Posted byブクログ

2023/04/30

絶対的権力、国家、警察、都合の良い偏った情報を流すマスコミ。。。そう言うものに対する著者の怒り、不満が全面的に込められていた。不特定多数の一般庶民の味方であり代弁者だった。 主人公の元勤務先である宅配会社のロックな先輩、面白かったですね。一生懸命仕事して家族を守って生きる一般庶民...

絶対的権力、国家、警察、都合の良い偏った情報を流すマスコミ。。。そう言うものに対する著者の怒り、不満が全面的に込められていた。不特定多数の一般庶民の味方であり代弁者だった。 主人公の元勤務先である宅配会社のロックな先輩、面白かったですね。一生懸命仕事して家族を守って生きる一般庶民の代表みたいで。 次々と意外な展開で進行するストーリーは目が離せなくて面白かったです。

Posted byブクログ

2023/04/30

伊坂さんの著書で初めて読んだ本。 警察への不審感や犯人など全ての伏線を回収しないところが沢山の考察を生む物語だと感じた。 主人公の友達、助ける仲間が皆魅力的。 「だと思った」と「たいへんよく出来ました」の場面は主人公の気持ちを思い胸にくるものがあった。

Posted byブクログ

2023/04/27

モダンタイムスと並行執筆とのことで、本書を読んだのだか、結末は本書の方が圧倒的に面白かったと思う。 王道のストーリーからのラストのオチまで、伏線の回収もすごく本当に楽しめた。 読みながら、途中で読み直す楽しみもあり。 お父さんのインタビュー、第3部がものすごく良かった。 ・キャ...

モダンタイムスと並行執筆とのことで、本書を読んだのだか、結末は本書の方が圧倒的に面白かったと思う。 王道のストーリーからのラストのオチまで、伏線の回収もすごく本当に楽しめた。 読みながら、途中で読み直す楽しみもあり。 お父さんのインタビュー、第3部がものすごく良かった。 ・キャバ嬢と浮気 ・痴漢は死ね ・たいへんよくできました

Posted byブクログ

2023/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

印象に残ったところ 雨宮修二の逃避行 雨宮修二が自らの無実を証明するために逃げ回る姿は、非常に迫力があり印象的でした。警察から逃げるために、いろいろな手段を駆使しながら、何度も窮地に陥りながらも、執念で生き延びようとする様子には感動しました。 登場人物たちの秘密や思惑 物語の中で、登場人物たちの思惑や秘密が明らかになっていく様子は興味深く、印象に残りました。人物それぞれに深い背景があるため、物語の中での展開がより複雑になり、読者を引き込む要素となっていました。 ラストシーン 物語のラストシーンは、唐突で意外性があり、印象深く残りました。読者が予想しなかった展開があったため、物語全体が新たな意味を持って感じられ、読み終わった後も考えさせられる作品だと感じました。

Posted byブクログ

2023/04/16

暗殺犯の濡れ衣をきせられた主人公が必死に逃走するお話。 巨大な陰謀に追い詰められていく主人公、果たして逃げ切ることはできるのか…!? 手に汗握るスリル炸裂の超弩級エンタテインメント作品。この圧倒的スリルから目が離せない、究極の徹夜本です。ひたすらに逃げろ、逃げろ、逃げ切れと主人公...

暗殺犯の濡れ衣をきせられた主人公が必死に逃走するお話。 巨大な陰謀に追い詰められていく主人公、果たして逃げ切ることはできるのか…!? 手に汗握るスリル炸裂の超弩級エンタテインメント作品。この圧倒的スリルから目が離せない、究極の徹夜本です。ひたすらに逃げろ、逃げろ、逃げ切れと主人公を応援しながら読むこと間違いなしっ!! 無様な姿を晒してもいいから、とにかく逃げて、生きろ。人間、生きててなんぼだ。

Posted byブクログ

2023/04/15

伊坂作品で初めて読んだ作品。出だしは重たかったけど、走り出したら止まらない面白さ! 結局何でなの?と言いたいところもあるが、そんなのいいじゃんとも思う。青春時代の思い出が混ざりながら物語が進み、二度とは戻れない楽しかった時代への切なさとそれが今を助けてくれているありがたさが、ほろ...

伊坂作品で初めて読んだ作品。出だしは重たかったけど、走り出したら止まらない面白さ! 結局何でなの?と言いたいところもあるが、そんなのいいじゃんとも思う。青春時代の思い出が混ざりながら物語が進み、二度とは戻れない楽しかった時代への切なさとそれが今を助けてくれているありがたさが、ほろ苦くて良かった。

Posted byブクログ

2023/04/12

かなり面白い。構成がよくて第3章をもう一度読み直したくなった。最後のたいへんよくできましたのスタンプがぐっときた。習慣と信頼。

Posted byブクログ

2023/04/09

伊坂さんの作品は、これまでにもAX、グラスホッパーを読んだのだが、本作は私が読む限り、その二冊と明らかに作風が異なるように感じた。 過去に読ませていただいた二作品は、描写の表情・ストーリーの背景の画像、ストーリー展開等が、モンキーパンチの初期のラフなタッチのルパン三世の劇画を見...

伊坂さんの作品は、これまでにもAX、グラスホッパーを読んだのだが、本作は私が読む限り、その二冊と明らかに作風が異なるように感じた。 過去に読ませていただいた二作品は、描写の表情・ストーリーの背景の画像、ストーリー展開等が、モンキーパンチの初期のラフなタッチのルパン三世の劇画を見ているような雰囲気を感じとっていた。そして少しだけコミカルな要素も感じられたのだが、このゴールデンスランバーは違っていた。生々しくて緻密で写実的な印象が深く刻まれた。 15 年ほど前に書かれた作品なのだが首相暗殺というモチーフが今の時代と重なるところがあり、伊坂さんが意図されたわけではなく事件の内容も全く違うのだが、何となく自分の中に妙な現実感があって不思議な感覚であった。 ストーリー展開の背景にビートルズのアビーロードに収められているゴールデンスランバーの歌詞とメロディーとその曲が作られた当時のポールの想い。JFK暗殺事件とオズワルド、そして今でも解き明かされていない謎が作品全体の流れの中に織り込まれている。自分自身の記憶と重ね合わせながら読むことができた。 本当に面白い小説を読ませて頂いた。文庫本で600ページを超える作品だったのだけれど、ストーリーの後半からは全く息もつかせぬ展開で、一気読みせざるを得なかった。 最後の締めくくり方もとても良かった。けっこう波瀾万丈な主人公やその周りの登場人物の人生に関わる物語だったのだけれど、意外に読後感は爽やかさを感じてしまった。

Posted byブクログ

2023/04/08

痴漢は死ね。なんて言葉でうるうるくる日が来ようとはこの作品を読むまで思いもしなかったです。所々に思い出が散りばめられていて切なくなることもあれば、ふと笑えるところもあり、ハラハラするところもある。大好きな作品です。花火みたいな...。

Posted byブクログ