ゴールデンスランバー の商品レビュー
陽気なギャングシリーズがすごく面白かったから伊坂幸太郎さんの作品を読んでみようと!本屋大賞受賞作という事で、手に取って読んでみた。 最初に手に取って見たとき、700ページ近くあったので読めるかな、と不安だった…けど、読んでみたらもう面白くて読む手が止まらなかった。。 ページ数や...
陽気なギャングシリーズがすごく面白かったから伊坂幸太郎さんの作品を読んでみようと!本屋大賞受賞作という事で、手に取って読んでみた。 最初に手に取って見たとき、700ページ近くあったので読めるかな、と不安だった…けど、読んでみたらもう面白くて読む手が止まらなかった。。 ページ数や分厚さで敬遠してる人がいたら、気にならないくらい面白い!と言いたい〜〜 やっていないのに首相暗殺の容疑者と決めつけられた青柳は、警察やマスコミから必死に逃げていく… その中で、逃亡を助けてくれる人の存在。やはり、周りが全て敵になったとしても、最後に信じてくれるのは自分の友達や、家族、今まで自分が助けた人なんだなぁと。 大変なことに巻き込まれてしまったとき、日頃の行いが大事で、自分を助けてくれるのは自分なのかも。
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長編だったから読み終えた達成感がある。 樋口晴子との車シーンが好き。付き合ってた時もそうだけど、サンバイザーでのやりとりも。 でも結局犯人は?って感じで伏線回収されずモヤモヤ。ただ世の中のそうした巨大な組織を表現しているのだなと思ったけど、どうにもスッキリしない読後感が残ってます。
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ハラハラした、、!!! 青柳くんがどうなるのか、気になって気になって ページを捲る手が止まらなかった。 中盤ごろから400ページほど一気読み。 ハッピーエンドではない、、よな、、 どうして善良な一般人が、こんな目に遭わないといけないのか、、 権力には抗えないものみたい。
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とにかくハラハラ、自分まで息切れしそうになるほど没入。伏線回収も見事で、登場人物のキャラも引き立ち人間ドラマとしても魅力的。ただ、読了後は爽快感とはいかず、そもそもの理不尽さへのやるせなさがモヤモヤと残る。
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むっちゃおもろかった。久々に真っ直ぐおもろい作品読んだ。大きい存在からの逃走劇はまじでずっとハラハラするし、こっからどうすんねん!?が続く感じが手を進めて時間が溶けた。
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読み始めると止まらなくて、特に最後の方は気になって仕方がなくて夜中の3時まで読んじゃった。 犯人は結局誰だったのかもわからないし、ただただ普通に生きていた青柳くんはアイドルを助けたことで犯人から目をつけられて結局は顔を変えて、青柳という人間は死んだとされた世界で生きていかないといけないなんて、、、ハッピーエンドとは言えない終わり方で、ちょっとモヤモヤして読み終わりました。 でも、生きてると報われないことの方が多いし、真犯人が見つかって青柳くんの無実が証明されましためでたしめでたしとなるよりはリアルなのかなあとも思いました。 あと、晴子ちゃん目線になって考えてみると、私は絶対元彼が殺人事件の犯人ってなっても疑わないなあと思いました、、、笑 ああ、あいつならやりかねん。浮気したし。とか思っちゃいそう。彼は絶対人を殺したりしない!って思って自分の危険を顧みずに助けるとか、そこまで信じれる相手となんで別れたの?!しかもイケメンなんでしょ?!と思いました笑 個人的に、三浦くんは、「キャラクター」の両角のイメージが強くて、ずっと両角の顔で読み進めました。だから死んじゃった時は悲しかったな、、、 Fukase大好きなので。
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かなり前から積読してあったため、約700ページの大長編へ足を踏み入れる決意をし、読書を開始。エンタメ小説の巨匠・伊坂幸太郎氏による、魅力的な登場人物たちが繰り広げる物語を堪能できた。 本作は首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年・青柳雅春の逃亡を描く物語。いかにもエンターテイメントな...
かなり前から積読してあったため、約700ページの大長編へ足を踏み入れる決意をし、読書を開始。エンタメ小説の巨匠・伊坂幸太郎氏による、魅力的な登場人物たちが繰り広げる物語を堪能できた。 本作は首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年・青柳雅春の逃亡を描く物語。いかにもエンターテイメントな設定に心躍る。 まず、主人公である青柳雅春が登場するのは第四部からである点に注目したい。 第四部までの間、複数の人物の視点から見た首相暗殺の事件が描かれることで、のちに逃亡犯となる青柳がどれだけ巨大な陰謀に巻き込まれてしまったのかを読者に見せつけてくる。 これにより、読者は逃亡犯である青柳と逃亡生活を共有することになる。まるで作者によって、読者自身が共犯者に仕立て上げてしまったかのような鮮やかな共感への導入には、舌を巻くしかない。 本作のメインとなる第四部は青柳と彼の元恋人である樋口晴子、2人の視点で描かれるのだが、時系列がバラバラで一見2人の行動が交差するようには見えない。だが、終盤にはそれを逆手に取った展開も描かれ、流石と言わざるを得なかった。 個人的に好きな場面は、物語終盤に青柳が大きな賭けに出る時に笑いを堪えた場面。 「人間の最大の武器は笑えることではないか?」と心の中で親友に問いかける部分は、いつか人生に絶望して打ちひしがれたときに思いだしたいと思った(そんなときは永久に来ないでほしいものだが…)。 また、読んでいて改めて感じたのだが、伊坂氏は登場人物を読者に刷り込ませることが凄まじく上手い。何百ページ読んでいようが、ぽっと出の人物も脳内にくっきりと姿を現して、それまで躍動していた人物たちと交流し始めるのだ。なかなか味わえない感覚なので、今後も伊坂氏の作品を読むのが楽しみだ。 しかし、物語のラストはギリギリ納得できる「なんとかなった」終わり方なのだが、肝心の作中の謎の数々は拭えないまま…。不完全燃焼感は否めなかった。 文庫解説で木村俊介氏が伊坂氏へ取材した内容の一部が引用されていて、それによると伊坂氏にとって本作は「物語の風呂敷は広げるけど、いかに畳まないまま楽しんでもらえるか」を考え執筆したものだという。 それを加味して読み返してみると、確かに拾え切れていない伏線が多いのは事実だが、スリルに溢れた逃走劇によるこの興奮は本物だ。描かれなかった登場人物の背景やその後についてとやかく言うのは無粋なのかもしれない。 青柳と視点を共有する読者にとって、作中のマスコミの印象操作や民衆の曖昧な情報提供にはとことんうんざりしたことだろう。その場面を思い返すと、本作はエンタメ小説としての側面だけでなく、情報社会における正しい情報の扱い方なども再認識させられる。 SNSが普及し、個々人が強い言葉で情報が発信できるようになった現代。SNS上でも冤罪事件を目にすることもしばしばある。 仕組まれた事件とはいえ、本作のように国全体が冤罪を助長するようなことはそうそう起きないだろうが、私たちの持つデバイスが毒にも薬にもなり得る事実を改めて噛み締めた。
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面白かった!登場人物みんな魅力的で好き。 お話のテーマは面白いんだけど、終わり方が結局爆発事件の犯人は誰だったの?!青柳雅春はそれでいいの?!ってなっちゃった。 伊坂さん的にはあえて回収してないんだと思うけど。笑
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ちょっと長かったけど、伊坂幸太郎先生らしい世界観が良かった。"巨人"の正体がわからないまま物語の幕が閉じるのがリアルで面白かった。
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「逃げる」がテーマの作品でした。理不尽さの中にも、信頼できる人との繋がりの大切さが描かれていました。古い友人、別れた恋人、そして何より両親との絆の強さに心が打たれました。何があっても生きていくことが大事ですね。
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