ゴールデンスランバー の商品レビュー
とにかく面白い! 巨人のような敵を前にちっぽけな存在かもしれないけど様々な人の思い、信頼に支えられてあきらめずに逃げ続ける主人公の姿は忘れられないです☆
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『だと思った。』 本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎の代表作の一つ。 ある日突然起こった、パレード中での首相の爆殺。 そして、その濡れ衣を着せられた主人公・青柳雅春。 巨大な陰謀に追われる青年の手に汗握る逃亡劇が始まる。 本編は第四部「事件」になります。 前3部「は...
『だと思った。』 本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎の代表作の一つ。 ある日突然起こった、パレード中での首相の爆殺。 そして、その濡れ衣を着せられた主人公・青柳雅春。 巨大な陰謀に追われる青年の手に汗握る逃亡劇が始まる。 本編は第四部「事件」になります。 前3部「はじまり」「視聴者」「二十年後」でばら撒かれた伏線と 本編で時々交錯する過去の思い出とが逃走劇の中で次々と絡み合い、 「これがここで出てくるか!」と唸らされます。 セキュリティポッドによる情報収集、発砲をも辞さない圧倒的な暴力、 そしてマスコミによる情報の刷り込み・・・ この強大な黒幕から青柳は逃げ切ることができるのか? 結末は評価が分かれるかもしれませんが、 この疾走感溢れる一級エンタテイメント小説を書き上げた伊坂幸太郎に 『たいへんよくできました』
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文庫化結構早かった気がする。 「逃げる」ことに執念を燃やした可哀想そうな良い人が主人公の逃亡劇。 普通に面白かった。映画も見てみたい。 車の中のメモとか、ちょっと、ぐっと来た。 ・・・んだけど、ちょっとテンポが悪かった気がする。 叙述が多かったからかな。
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たいへんよくできました。花丸。ですね。 嫌味がなく信念を持ったキャラクター、ウィットに富んだ会話、あいかわらずの不意をつく伏線に酔いしれました。 伊坂さんの物語にしてはいささか物騒でエンタメ性が強いなぁと思いながら読んでいたけれど、正直、僕にとってはストーリーなんてどうでもいい...
たいへんよくできました。花丸。ですね。 嫌味がなく信念を持ったキャラクター、ウィットに富んだ会話、あいかわらずの不意をつく伏線に酔いしれました。 伊坂さんの物語にしてはいささか物騒でエンタメ性が強いなぁと思いながら読んでいたけれど、正直、僕にとってはストーリーなんてどうでもいいのだ。あとがきにも書かれているとおり、僕が伊坂さんを支持するのは神業的な伏線テクニックと根底に流れる人の優しさとつながり、そしてその表現力なのだから。 勝手な空想なのだけれど、この物語は「砂漠」の後日談として語られてもおかしくなかったと思う。あの生き生きとした青春時代を過ごした若者が踏み出した「砂漠」こそがこの「ゴールデンスランバー」だったのだと思った。だって「だと思った。」っていう雪が降っていたもんね。 もっともっと年を重ね、その果てに伊坂さんはいったいどんな物語を描いてくれるのだろうか。「ゴールデンスランバー」の後日談が語られるとき、「砂漠」の果てにあるのは蜃気楼ではなくオアシスであることを信じている。
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「伊坂 幸太郎」文庫 勝手にランキング ★★★★★ 死神の精度 魔王 ★★★★ ゴールデンスランバー アヒルと鴨のコインロッカー 終末のフール ★★★ グラスホッパー オーデュボンの祈り チルドレン 砂漠 重力ピエロ フィッシュストーリー 未読 陽気なギャングが地球を回す ...
「伊坂 幸太郎」文庫 勝手にランキング ★★★★★ 死神の精度 魔王 ★★★★ ゴールデンスランバー アヒルと鴨のコインロッカー 終末のフール ★★★ グラスホッパー オーデュボンの祈り チルドレン 砂漠 重力ピエロ フィッシュストーリー 未読 陽気なギャングが地球を回す もし傾向が似ている人がいれば参考にてみて下さい
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ずっと読みたかったが、知ったのはずいぶん売れた後。 借りるのか?買うのか?とタイミングがつかめず 結局文庫になるまで我慢。 やっと読める!うきうきと読み始めました。 伊坂さん特有のなんともいえない 味のある人物たちが青柳さんの逃走という大きな流れの中で 絶妙に絡んでいく様は読...
ずっと読みたかったが、知ったのはずいぶん売れた後。 借りるのか?買うのか?とタイミングがつかめず 結局文庫になるまで我慢。 やっと読める!うきうきと読み始めました。 伊坂さん特有のなんともいえない 味のある人物たちが青柳さんの逃走という大きな流れの中で 絶妙に絡んでいく様は読んでいてとても心地よかった。 会話の端々に伏線が張られていて、 「おお、ここでこうつながるのか」 「なるほど、この描写にはこんな仕掛けが」 「この人はここで出てくるのね」 などと、心でつぶやきながら読み進めました。 ラストがいまいちという方もいましたが、 やるせなさと生きていくたくましさのようなものが入り混じった 心に残るいいラストだったな、と個人的には感じています。
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パレード中の首相がラジコンヘリによる爆弾テロに襲われ死亡。 その犯人仕立てられてしまう元宅配便のお兄ちゃん。 逃げるその先には・・・。 久しぶりに読んだフィクション。 非常にバランスの良い小説、という印象。 最後に作者自身が言っているように、伏線を最後にきれいに回収する、とい...
パレード中の首相がラジコンヘリによる爆弾テロに襲われ死亡。 その犯人仕立てられてしまう元宅配便のお兄ちゃん。 逃げるその先には・・・。 久しぶりに読んだフィクション。 非常にバランスの良い小説、という印象。 最後に作者自身が言っているように、伏線を最後にきれいに回収する、というテクニカルな小説ということではなく、エンターテインメント性みたいなんを少し優先して書いているという感じがしました。結果、今までの伊坂幸太郎らしくは作品かもしれないが、より多くの人に読まれる作品になりました。とのこと。今までの作品より情緒に訴える部分が強い印象でした。 そこが僕が感じたバランスの良さなんだと思います。 【引用】 聞こえがいい名前はたいてい怪しい。思いやりとか、ふるさととか、青少年とか、ホワイトカラーとか
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文庫化! 早速買いにいこう。 単行本で読んだけど、ひさしぶりにまるごと好きだと言える作品に出会えたと感じた。 現実的に考えると、どうしようもなく哀しくて辛い状況で、でも主人公のむかえる結末には爽やかささえ感じる。 それがまた哀しくて、巧妙な時間と人物の絡まり合いと、絶妙な描写とと...
文庫化! 早速買いにいこう。 単行本で読んだけど、ひさしぶりにまるごと好きだと言える作品に出会えたと感じた。 現実的に考えると、どうしようもなく哀しくて辛い状況で、でも主人公のむかえる結末には爽やかささえ感じる。 それがまた哀しくて、巧妙な時間と人物の絡まり合いと、絶妙な描写とともに、この作品の魅力になっている。 ドキドキしっぱなしで最後まで読める本。 おすすめです。
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文庫版を見つけたのでつい購入。多分5回目超くらい?の再読。 文庫版になって再読してみると、いままでとは異なる感覚で読めるから不思議。事件が開始する部分が意外と遅かったり(事件に至るまでの部分が長い)、青柳の話と樋口さんの話とか交互になっていなかったりとか。結構新鮮でした。 そ...
文庫版を見つけたのでつい購入。多分5回目超くらい?の再読。 文庫版になって再読してみると、いままでとは異なる感覚で読めるから不思議。事件が開始する部分が意外と遅かったり(事件に至るまでの部分が長い)、青柳の話と樋口さんの話とか交互になっていなかったりとか。結構新鮮でした。 それはともかく、やっぱり強いなぁ。流石にちょっと飽きてきたので、その辺りがこの話の限界かなぁとも思うけれど、「たいへんよくできました」はやはり何度読んでもぐっと来る。
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単行本→映画→文庫の順で再読。 色褪せないなぁと思いました。 好きな本は?と聞かれたら、10冊以内に答えると思う。 映画見た後だと、映像化されてない箇所も 堺雅人で再生される!
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