ゴールデンスランバー の商品レビュー
伊坂幸太郎らしいラストでいいのだけど...なんというか。爽快感に欠けるというかモヤモヤ感も。 「陽気なギャング」のような痛快な感じがいいなぁ。今の気分的には。
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以前から読みたいと思っていた作品である。文庫本になったのを機会に購入した。 なるほど著者の代表作にふさわしい作品だ。背景にケネデイ暗殺事件があり、犯人にしたてあげられた主人公が逃げまくるストーリーは、はらはらどきどきだ。 著者は作品が増えていくに従って、文体もストーリー展開の手法...
以前から読みたいと思っていた作品である。文庫本になったのを機会に購入した。 なるほど著者の代表作にふさわしい作品だ。背景にケネデイ暗殺事件があり、犯人にしたてあげられた主人公が逃げまくるストーリーは、はらはらどきどきだ。 著者は作品が増えていくに従って、文体もストーリー展開の手法も進化しているようだ。
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首相を暗殺した男がとにかく逃げる スリリングでおもしろかった。 結末が何とも伊坂幸太郎らしかった。
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めっちゃ長くて、途中で投げ出しそうだった。 文章量というより、細かい描写が多くてなかなか話が進まず読みづらくて飽きそうだった。 うーん、私は昔のマイナーだった頃の伊坂さんのが好きだったな。 ラストの展開から、第三章に繋がる仕掛けは「おぉ!!」ってなったけど、もっとちょこちょこ驚か...
めっちゃ長くて、途中で投げ出しそうだった。 文章量というより、細かい描写が多くてなかなか話が進まず読みづらくて飽きそうだった。 うーん、私は昔のマイナーだった頃の伊坂さんのが好きだったな。 ラストの展開から、第三章に繋がる仕掛けは「おぉ!!」ってなったけど、もっとちょこちょこ驚かせてくれる作品を期待していた・・・。 あとがきを読んで、私のような読者はもう用無しなのかなとか思ってしまったり。
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顔が多少整っているというだけで、何の変哲もない元配達員の青柳君が、突如、首相暗殺の容疑をかけられ、警察から追われる身に―――。 緊急事態だから、とどんな手を尽くしてでも青柳を追う警察。その心中『殺してもやむなし』。『むしろ、殺してしまえ』と口外に出さないまでも、その態度はあからさ...
顔が多少整っているというだけで、何の変哲もない元配達員の青柳君が、突如、首相暗殺の容疑をかけられ、警察から追われる身に―――。 緊急事態だから、とどんな手を尽くしてでも青柳を追う警察。その心中『殺してもやむなし』。『むしろ、殺してしまえ』と口外に出さないまでも、その態度はあからさまにして傍若無人。 自分の身が置かれている状況を呑み込めないまま警察の包囲を掻い潜る青柳君の一世一代の超弩級逃走劇を描く! ストーリーとしてはハリウッド映画さながらの大逃走劇を仙台市で為している。その上、「首相暗殺」という教科書にも載るであろう事件を引き金に逃げ惑うのであるからその迫力たるや語るに及ばない。 にもかかわらず、「ゴールデン・スランバー」の世界はどこか愉快だ。爆発、殺傷、交通事故、現実に起きたら顔面蒼白すること必至である事象にも笑みをこぼしてしまう。「なんとまあ派手なことをしているなあ」と呑気なことを言いだしそうな登場人物が多いからかもしれない。 緊迫している事態に笑うなんて不謹慎だぞ、という言葉では一様に片づけられない世界観。笑えない状況に笑うことは不謹慎なのか―――そんなことはないと感じさせてくれる。現実離れしすぎていて笑うしかなかったのかもしれないけれど。 本を読んでる最中、結構ニヤついていたかもしれない。傍から見れば、さぞかし俺は薄気味悪い人物であっただろう……。
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好きな作家さんのひとりだけど、作品によって好みじゃなかったり好みだったりする不思議な作家さん。 今回はとても面白かったけど、結構人が死んでしまうので、ちょっと苦手かも。 この作品でも他のものでも、登場人物の独特の会話とか間とか関係性が面白い。それだけで好み関係なく読めてしまう。...
好きな作家さんのひとりだけど、作品によって好みじゃなかったり好みだったりする不思議な作家さん。 今回はとても面白かったけど、結構人が死んでしまうので、ちょっと苦手かも。 この作品でも他のものでも、登場人物の独特の会話とか間とか関係性が面白い。それだけで好み関係なく読めてしまう。 ちなみに一番好きなのは「陽気なギャング」のシリーズ。
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2011年の幕開け読書に選んだ一冊! 情報社会の中で、今そこにある危機かもしれない、テロと冤罪。 相反するようで、実はイコールかもしれない恐怖。 オズワルドにされてしまった一人の人間の逃亡劇w でも、この小説の本当の素晴らしさは、もっとずっとアナログな人と人とのつながりだったり、...
2011年の幕開け読書に選んだ一冊! 情報社会の中で、今そこにある危機かもしれない、テロと冤罪。 相反するようで、実はイコールかもしれない恐怖。 オズワルドにされてしまった一人の人間の逃亡劇w でも、この小説の本当の素晴らしさは、もっとずっとアナログな人と人とのつながりだったり、信じる・生きるだったり、ものすごく単純で純粋なメッセージだったりするのかもしれない。 だからきっと、こんなにも胸を打つのだw たいへんよくできました
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いままでの伊坂幸太郎作品のなかでは異色かも。 コミカルさがほとんどないし、 展開が映画みたいな感じ。 あとがきを読んでみて、なるほど、と思った。
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首相暗殺というとんでもない事件のわりには、登場人物のやりとりにところどころコミカルなところもあり、作者の遊び心もうかがえる。で、犯人は?という問いはなしにして読みましょう。ラストは私的には好きです。
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