ゴールデンスランバー の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
みなさまご存知、総理大臣暗殺したと間違われ、捕まえられそうになる主人公が、逃げまくるお話。 いつもの伊阪スタイルとは少し違って、最初にオチがあるかと思いきや、そこまででもなく、最後までじっくり楽しめた。 いつものように不思議なつながりあり。ああ、おもしろい。 読んでいてずっと胃がキリキリしていた。辛かった。辛い展開がよめていたり。でもひっくりかえされたり(伊阪作品はそこが面白い)。 全ての人が怪しく見えてしまってねー。 すっかり本に入り込んでました。 所々、もやもやとしてすっきりしないとこがあったのだけどあとがきを読んで狙っていたのだな、と納得。 過去→現在や場面(シーン)の移り変わりがテンポよく本当に飽きなかった。いつもどおり。 今回のお気に入りキャラは七美ちゃんである。きゅーん! 原作を読み終えたのでやっと映画がみれる。良かった。
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待望の文庫化です。待ってましたぁ~。 今回も、しっかりと映像化して噛締めながら読んでみました。 そして、御決まりの如く、最後はほろりと泣いてしまいました。 最高です。 『大変だ青柳くんは。』
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相変わらず、だんだんと読むスピードが加速していく小説です。,物語が佳境にさしかかったときの興奮度は非常に高いです。伊坂作品よろしく、途中で前のページに戻って読み直します(笑),映画は見てないけど、満足。
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長い!けど勢いがあって面白かった! ケネディ大統領暗殺事件をモチーフに、日本の首相爆殺事件の犯人に仕立て上げられた男の逃走劇を描いた作品。 自分的には腑に落ちる結末でした。 個性的で素敵な人物がたくさん登場するので群像劇としても良かったです。 また複数視点で時間軸をずらしなが...
長い!けど勢いがあって面白かった! ケネディ大統領暗殺事件をモチーフに、日本の首相爆殺事件の犯人に仕立て上げられた男の逃走劇を描いた作品。 自分的には腑に落ちる結末でした。 個性的で素敵な人物がたくさん登場するので群像劇としても良かったです。 また複数視点で時間軸をずらしながらの伊坂さんらしい作品構成も健在で楽しめました。 映画版も見てみようかな。 巻末に伊坂さんの作品づくりに関するインタビューが少し載っていて、そちらも興味深かったです。
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伊坂幸太郎の飛び道具(現実を離れて面白みをつけるための設定)を詰め込むだけ詰め込んだような作品。 主人公のお父さんのセリフがとてもかっこいいし、伊坂さんの人の良さがよく出ているように感じた。 私は今まで読んできた本の作者さんの中で、彼のこういうセリフ回しが最も好きだ。なので、彼の作品をこれからも読み続ける。
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・「アヒ鴨」と並んで伊坂さん最高傑作 ・「アヒ鴨」は広げた伏線をすべて拾うのに対してこちらは拾わない ・拾わないほうが想像がふくらむことを今更ながら気付かされる ・とにかく面白い!
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事件後3日目からいきなり20年後へ跳ぶとは、なんとも不穏な流れに脅かされる。 全体なかなか面白い構成だ。 とてつもない理不尽から逃げる、逃げるしか選択しようのない主人公。 これまでにどこかで繋がりをもった人が、いろいろなところでそれぞれに手を差し伸べてくれる。「習慣と信頼」をキ...
事件後3日目からいきなり20年後へ跳ぶとは、なんとも不穏な流れに脅かされる。 全体なかなか面白い構成だ。 とてつもない理不尽から逃げる、逃げるしか選択しようのない主人公。 これまでにどこかで繋がりをもった人が、いろいろなところでそれぞれに手を差し伸べてくれる。「習慣と信頼」をキーワードとして。
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私にとっての初伊坂幸太郎作品。 始めはなかなかページが進まなかったものの、中盤あたりからは読めない結末が知りたくてハラハラしながらどんどんとページをめくりました。 一見関係ないように見える場面が、あとで幾重にもなって関係してくるため、読了後には再度前半を読み返しました。 私にとっ...
私にとっての初伊坂幸太郎作品。 始めはなかなかページが進まなかったものの、中盤あたりからは読めない結末が知りたくてハラハラしながらどんどんとページをめくりました。 一見関係ないように見える場面が、あとで幾重にもなって関係してくるため、読了後には再度前半を読み返しました。 私にとって、他の伊坂作品への期待を大いに膨らませる作品となったことは間違いありません。
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時々は全く分からない伊坂作品だったりしますが、この話は‘良かった!’と思える作品でした。 首相暗殺という突拍子もない事件に巻き込まれ‘逃げる’主人公ですが、沢山の疑うべく登場人物の中にも、彼を助けようとする仲間がいる事に少し安堵しながら読み続けました。 昔の彼女の存在、果たす役割...
時々は全く分からない伊坂作品だったりしますが、この話は‘良かった!’と思える作品でした。 首相暗殺という突拍子もない事件に巻き込まれ‘逃げる’主人公ですが、沢山の疑うべく登場人物の中にも、彼を助けようとする仲間がいる事に少し安堵しながら読み続けました。 昔の彼女の存在、果たす役割がとても良かったです。 結末も、ホッと胸をなでおろせて、読み終わりが爽やかでした。
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