ゴールデンスランバー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久し振りに主人公に感情移入し過ぎて、本の世界に入り込んだ。 小学生の頃、初めてシドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」を読んで、 立て続けにこの超訳物にはまった事があるけど、 その時の気持ちを思い出す。 本の途中で現実に戻っても、自分が逃げている感覚が残る。 無駄に周囲の目が気になったり。 これまでの伊坂幸太郎作品同様、最後の最後で ジェットコースターの如く全ての謎と伏線が一気に解けると思いきや、 めずらしく謎が残ったまま。 最後の解説を読むと、 「物語の風呂敷はたたむ過程が一番つまらない」とのこと。 今回あえて風呂敷を広げたままの部分を残したらしい。 確かにそう言った作品は世に沢山出てるけど、 その中でも読後の余韻が格別なのは、流石。 ゴールデンスランバー以前の作品の、最後の伏線回収と謎解きの スピード感と読後の爽快感を期待してたので、 ページをめくって「謝辞」の文字を見た時の俺の顔ったら 多分、青柳雅春が森田に「オズワルド」にされるぞって言われた時と 同じ表情をしてたかどうか定かではない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画を見てから原作読みました。 展開が分かっているけれど面白かったです。 でも先に読んだ方がさらに面白いのだろうと思います。 時間軸と視点がくるくる変わるので、続きが気になって一気に読んでしまいます。
Posted by
いやー、面白かった!! 映画のゴールデンスランバーを見てから、読んだんだけど、 映画そのまま。っとゆうか、よくこの内容をそのまま残して映画にできたなーと関心しました。 本の中の会話とか、映画の会話でもそのまま再現されていた。 堺雅人さんや竹内結子さんが、本を読んでいる間、ず...
いやー、面白かった!! 映画のゴールデンスランバーを見てから、読んだんだけど、 映画そのまま。っとゆうか、よくこの内容をそのまま残して映画にできたなーと関心しました。 本の中の会話とか、映画の会話でもそのまま再現されていた。 堺雅人さんや竹内結子さんが、本を読んでいる間、ずっと頭にあった。 現代の会話をキーに過去の会話とリンクして、どんどん記憶が蘇ってくる感覚。あるある。それをこんな風に文章にまとめて、ひとつの物語としてまとまっている。 伊坂さんすごい! 長くて読むのに時間がかかるけど、また読みたいな。
Posted by
相変わらず見事なフラグ回収。 時折はさまれる回想がいい。 映画も面白いので見るといいかもしれません。
Posted by
妹から借りて読んだ。 伊坂幸太郎さんの本は、スピード感がありすぎて(?)、 途中やめになっている本が多いのだが、これはすらすら読めた!!! 実は先に堺雅人さんの映画を見たの。 映画も良かったけど、本はもっとよかった~ 伏線がよく理解できた。 映画も本当に良かったけどね。 こん...
妹から借りて読んだ。 伊坂幸太郎さんの本は、スピード感がありすぎて(?)、 途中やめになっている本が多いのだが、これはすらすら読めた!!! 実は先に堺雅人さんの映画を見たの。 映画も良かったけど、本はもっとよかった~ 伏線がよく理解できた。 映画も本当に良かったけどね。 こんな本、また待ってます。伊坂さん。 仙台に行ってみたくなりました。
Posted by
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 サスペンスアクション。モノトーン。 第五回本屋大賞受賞。 読み終わっての第一印象は、ずいぶん安っぽい娯楽作品に走ったなー、と。。 まるでもともと映画の原作として書かれたかのような、伊坂さん独特の文学臭が薄い気がする。 それでもストーリー展開は...
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 サスペンスアクション。モノトーン。 第五回本屋大賞受賞。 読み終わっての第一印象は、ずいぶん安っぽい娯楽作品に走ったなー、と。。 まるでもともと映画の原作として書かれたかのような、伊坂さん独特の文学臭が薄い気がする。 それでもストーリー展開はさすが。ページをめくる手が止まりません。 うーん、いまいち感想を書く内容がない… 大学生っていいなあ。(4)
Posted by
映画になったのは知ってたので、あらすじは知ってる気でいたけど、全然想像していた雰囲気ではなかった。 もっとハリソン・フォードの逃亡者みたいなドキハラサスペンスかと思った。 ドキハラサスペンスではあるのだが、敵が巨大すぎて絶望感とかすごい。 物語の柱は逃げる青柳君と、直接連絡した...
映画になったのは知ってたので、あらすじは知ってる気でいたけど、全然想像していた雰囲気ではなかった。 もっとハリソン・フォードの逃亡者みたいなドキハラサスペンスかと思った。 ドキハラサスペンスではあるのだが、敵が巨大すぎて絶望感とかすごい。 物語の柱は逃げる青柳君と、直接連絡したりはしないけど助けてあげる元恋人の樋口さんの話。 この二人の関係とか、親友との絡みとか当時の回想とか、切なくなっちゃうのである。 ハリソンは少なくとも切なさとか余韻とか、くれなかったぞ。 胸にどーんときました。 ラストシーンがいい。 どういうシーンか具体的には書かないけど 「昔、手に入らなかったものが、全く形を変えて手に入る」という いい終わり方。 ゴールデンスランバーってビートルズの曲らしいけど、これ読むまで知らなかった。 「アビーロード」に入ってるらしいから今度買ってこよう。
Posted by
有名な賞の受賞作で、映画化もされて、否応なしに高まった期待は全く 裏切られなかった。 大学時代の逸話が輝かしいほど、現代では濃い影となり哀愁漂うけれど、 そのときの思い出や絆が逃走中の青柳を慰め、その身を救うことになる。 いろんな伏線が巧妙に貼られ、回収されるけれど、作者自身...
有名な賞の受賞作で、映画化もされて、否応なしに高まった期待は全く 裏切られなかった。 大学時代の逸話が輝かしいほど、現代では濃い影となり哀愁漂うけれど、 そのときの思い出や絆が逃走中の青柳を慰め、その身を救うことになる。 いろんな伏線が巧妙に貼られ、回収されるけれど、作者自身が「嘘を混ぜ 合わせて」いると言い、最後の最後に○ASRACが出てきたのは心から 脱帽。 解説にある「物語の風呂敷を畳むつまらない過程」は、来る結末に向けての 煽りとして序盤で早々と片付けられて、それよりも工夫された語りや 「ニヤッとできる場面」、無駄のように見えてそうでない伏線が本作の最大の 魅力で、だからこそ一過性でなく、また読みたいと思えるし、そのときもまた 存分に楽しめると思う。
Posted by
伊坂さんは、映画の鴨とアヒルとコインロッカーで、知った。と思う。 それで、借してもらった本。 ストーリーが、本当に現実感があって、面白かった。 文章の描写も目の前で主人公がいるような。そんな、感覚になる。 当事者になること。 世界が造られていくこと。 権力。 逃亡。 強いこと...
伊坂さんは、映画の鴨とアヒルとコインロッカーで、知った。と思う。 それで、借してもらった本。 ストーリーが、本当に現実感があって、面白かった。 文章の描写も目の前で主人公がいるような。そんな、感覚になる。 当事者になること。 世界が造られていくこと。 権力。 逃亡。 強いことって、何なんだろう。
Posted by
映画よりも更に伏線多かった~拾い切れた感じがしないのでもう一度読みたい♪伊坂作品は全体的に関連してるらしいので、オーデュボンから順番に読まなきゃ!
Posted by