テンペスト(第4巻) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
テンペスト、ようやく読み終わった! 最初は孫ペーチンやシュリテンガナシなど、どこで区切ればいいかわからない単語が多く慣れなかったがけど、読み進めるにつれて慣れた。 真鶴の一生はなかなかハードなものだったが、聞得大君の人生のほうが壮絶に描かれていると感じた。当時の女性の扱いや女性の能力の考え方などが差別的に描かれており、見ていて気持ちの良いものではなかったが、どこかコミカルな描写もあり、なんとか楽しく読み切ることができた。 廃藩置県という言葉は授業で習ったが、さくっと改革を進めた程度の認識しかなかったため、沖縄県になるまでの当時の琉球国民がこんなに誇りを持って琉球王国を愛し、日本に併合されたくないと考えていたんだということを初めて知った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
龍の子よ、王国を抱いて翔べ! 側室として首里城に返り咲いた真鶴に懐妊の兆し!? 一人二役の二重生活も、いよいよ限界か。否応なく押し寄せる列強の足音と、近代化の波。王国滅亡へのカウントダウンか……。琉球ロマン、いよいよクライマックス 真鶴が兄の代わりに温寧と性別を偽り、王宮で政治を司るようになったところから始まった物語。時には、朝薫と協力したり、嫉妬ゆえの裏切りに会ったりしたものの琉球王国を守るために奔走して行った。その過程で、王の側室になってしまい、子を宿し、母になったことで温寧の信念も変化していく。そこがこの本の面白いところであり、読み応えがあった部分でもあった。
Posted by
信念を貫くことはエネルギーを生み出す。不自由な世間の中で輝いた強い女性たちの物語。いろんな強さがあった。決して諦めずに前を向いて生きようとする人の強さに心を打たれる。
Posted by
久々に読んで、泣きながら読みました。 また昔とは違った読み方ができてるんだな。 女に戻った真鶴の生き方、そして朝薫。 ふたりの生き方の違いが鮮明に描かれていて、そこが昔から大好きです。 また時間をおいて読みたいな。
Posted by
終わった… 満足しました。 最後の最後、「女はこうあるべき」というメッセージを感じましたが…でもそれでもこの世界観を味わわせてくれてありがとう。 また沖縄に行きたいなぁ。いや、琉球へ。
Posted by
東京に住みたくないと思い、沖縄に半年住んでいた際、2011年7月に入院してしまった。その時読んだ本。 真鶴が男性として王府に入る設定がスリリングで、波乱万丈な人生に引き込まれた。 琉球文化や王朝について知ることもでき、とても面白かった。(2021.9.7) ※2017.5.6売却...
東京に住みたくないと思い、沖縄に半年住んでいた際、2011年7月に入院してしまった。その時読んだ本。 真鶴が男性として王府に入る設定がスリリングで、波乱万丈な人生に引き込まれた。 琉球文化や王朝について知ることもでき、とても面白かった。(2021.9.7) ※2017.5.6売却済み@BookOff
Posted by
題材はとても興味深かったけど、途中のノリに意識が離れて、終わってみれば序盤が一番面白く感じたかも。題材は興味深い。
Posted by
琉球処分。 チート主人公の歴史ファンタジーではあったが、国とは、役人とは、琉球・沖縄とは、ということについて考えさせられる部分もあり、面白い物語だった。
Posted by
琉球王朝がいかに美と知識を極めていたのか。 今の沖縄をこの時代の人々が見たら、きっと嘆き悲しむ。 琉球人の伝統や誇りが戦争でも散々に破壊され、未だにその名残がある。 もし今も琉球という国が残っていたら、どんな隣人になっていたのか。 地形的に政治に巻き込まれやすいとは言え、今に至る...
琉球王朝がいかに美と知識を極めていたのか。 今の沖縄をこの時代の人々が見たら、きっと嘆き悲しむ。 琉球人の伝統や誇りが戦争でも散々に破壊され、未だにその名残がある。 もし今も琉球という国が残っていたら、どんな隣人になっていたのか。 地形的に政治に巻き込まれやすいとは言え、今に至るまで切ない歴史の重なる場所。 4巻は色々駆け足で通りすぎていった。 哀愁溢れる終わり方だった。
Posted by
朝倉雅博は、101回目のプロポーズの武田鉄矢を超えてる。 こんな男、絶対いないと思われる。 と言うか、イケメンの設定じゃない方が面白かったのに。 最後は国より、個人のエピソードの方が印象に残った。 真牛に献身して死ぬ津波古のエピソード印象的。
Posted by