そして誰もいなくなった の商品レビュー

アガサクリスティー【著】,青木久惠【訳】

2012/10/11

　『オリエント急行の殺人』『アクロイド殺し』『ABC殺人事件』
　そして『そして誰もいなくなった』

　アニメ『氷菓』で里志が語っていたクリスティの有名作を、これですべて読み終わりました。

　有名なだけあって、どこか知ってるような知らないような、そんな気のする作品ばかりでした。しかしそれでも面白かったですし、ミステリについて学ぶことも多かったです。
　なにより現代のミステリにありがちな複雑さがまるでないところが良かったです。さすがオリジナル。洗練されてる。

2012/10/01

言わずと知れた古典ミステリー。登場人物がそれぞれ実に個性的であっというまに物語に引き込まれ、ハラハラしながら読み進めてしまいます。読後タイトルを見てハッとして、もう一度読み返して成程なぁと感心できる一冊。

2012/09/23

初・アガサクリスティ。
「夏に読むミステリ」ってあったオビに釣られて買いました。

ちょっと登場人物の把握に手間取ったりしたけども。
人物を把握してからがスルスル読めた。
おもしろい。話の長さと重さがちょうど良いカンジ。
解説にもあったけど、まさにエンタテイメントとしてのミステリだと思う。
犯人がわかってからあらためて読み返すといろいろ納得できて楽しい。
一読してからタイトル見ると、ため息がでる。素晴らしい。
『そして誰もいなくなった』。

多分、夏が来るたび思い出す。

2012/09/22

現在のミステリ作品に多くの影響を与えたであろう作品。
それ故に、どっかで見たな･･･という印象になりがちかもしれない。

古典でありながら、訳がそれほど古典じみていないので、読みやすい。
妙に古びた角ばった表現でないところがエンタテインメント性を出して、あとがきの赤川次郎先生へと繋がっている。

最後まで読んでも、どうも犯人の決め手に欠き、解答編を読んで、ああ！と思う。
それほど残酷な表現がないにも関わらず、徐々に追い詰められていく恐怖をひしひしと感じる。
読み始めると止まらなくなる作品。

世代を選ばず読める作品に仕上がっている反面、古典を読もう！と意気込んで読み始めると、その軽やかさに少し拍子抜けするかもしれません。

2012/09/19

読み終わった今考えてみると、それとなくヒントとなる情報は与えられてるはずなんですよね。
私の場合は場の空気の変化、手口への違和感ってことで与えられていたのですが、犯人を読み誤りました。悔しい。

2012/09/19

最後まで終わりがわからなかった作品でした。
が、やはり少し時代を感じてしまいました。
出版された当時なら画期的で誰もが驚く内容なのかもしれませんが、現代ではよくある展開かなって思いました。
十代のうちに読んでおきたかった作品です。

でもスピード感と登場人物一人一人のイメージが強く、わかりやすかったのがよかったです。
恋愛感情などが描かれてくると全体がもっさりするけど、サラッと無駄の無い一点集中な書き方もドキドキして入り込めました。

少し批判的なことも書いてしまいましたが、アガサさんの作品読破したくなりました。

2012/09/07

素晴らしい。
もう上手く説明が出来ません。
ただ、読んでほしい。ほんとそれだけです。
本当に作品と文章がぴったり合ってるのです。
流石名作としかいいようがありません。
読んでみて、この作品の素晴らしさを肌で感じてほしいなぁ、って思いました。

2012/09/06

カタカナに弱い私ですが、何度も何度も確認しながら読んでいくうちに慣れた。１０人のキャラがしっかりしているからだと思う。おもしろかった。

2012/09/06

古い作品だと思って舐めてかかっていました。密室の孤島で同様になぞらえながら一人ずつ殺されていく。最近の推理小説では実にありふれた設定かもしれないが、そのシンプルさとテンポの良さ、登場人物の人物像に惹きつけられ、目が離せない。良い作品は色あせないんだなと思った。ただ、冒頭のネタバレ感はちょっと嫌だった。

2012/09/04

表紙は同じだけど、清水俊二氏の訳で読みました。
逃げ場の無い場所で、一人ずつ殺されていく恐怖ったら！
一人死ぬとインディアン人形が１つ欠ける。
どこかに犯人が潜んでいる！
いや！でも！しかし！
ビクビクしながら読み進める。
そして最後の一人が死んで、誰もいなくなった・・・

(　 ° ▽ ° ;)　エッ？
ちょっと待て！犯人だれよぉ～っと思ったら、
犯人の独白があるのですね・・・
いやぁ～面白かったぁ～！やられた感が最高ですよ。
名作と言われるものは、時代を経ても色あせないのですね。