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木暮荘物語 の商品レビュー

3.7

436件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    159

  3. 3つ

    144

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    2

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2015/04/08

木暮荘に集う人達の人間臭い話の数々。 人間の本質が赤裸々に語られている感じ。 心の奥底を覗かれた様な。。。 人間なんだからしょうがない、自分の正直な気持ちに従えばこうなのであろう。

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2015/04/03

2015.4.3 読了 小暮荘に住む人と その周りの人たちの話。 短編集で、読みやすかったです! しをんさんは 「舟を編む」しか 読んだことがなかったのですが、 こういう感じも いい。

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2015/03/25

やっぱり三浦しをんさんは人間を描く天才だと思う。 短編より長編のが好きだから、全然期待しないでなんとなく選んだ本だったけど、いつの間にか夢中でページをめくってました。 他にすることがあるのに、つい本に後ろ髪を引かれてしまい読んでしまう。 あ〜やらなきゃいけない事あったのに!って思...

やっぱり三浦しをんさんは人間を描く天才だと思う。 短編より長編のが好きだから、全然期待しないでなんとなく選んだ本だったけど、いつの間にか夢中でページをめくってました。 他にすることがあるのに、つい本に後ろ髪を引かれてしまい読んでしまう。 あ〜やらなきゃいけない事あったのに!って思うのに、この感覚になる本に出会えるとうれしいです。 木暮荘を中心に住人やそこに関わった人を描いた連作短編集なんですが、一つ目のお話まではただの住人や他人だった人が次のお話では生き生きと描かれ息を吹き込まれていく様にとても魅了されました。 小説の中だけじゃなく、現実のちょっとすれ違っただけの人にもきっと色んな物語があるんだろうなと思わせてくれます。

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2015/03/16

あれ!?めっちゃ面白かったのに意外とみなさんの評価が低い。ボロアパートに住むそれぞれの人間模様。再読する。

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2015/03/16

題名から・・・上手く騙されちゃったと思う人も多そう。 築ウン十年のボロアパートが舞台だか のんびりも、ほのぼのもしていない。 大きなテーマに、根本的な人の営みがある。 あれですよ・・・あれ。 2話目の「心身」は大笑いした。 ●●●●したい! 大家さんの素直な目線がよかった。 ...

題名から・・・上手く騙されちゃったと思う人も多そう。 築ウン十年のボロアパートが舞台だか のんびりも、ほのぼのもしていない。 大きなテーマに、根本的な人の営みがある。 あれですよ・・・あれ。 2話目の「心身」は大笑いした。 ●●●●したい! 大家さんの素直な目線がよかった。 5話目「穴」、それに6話目「ピース」 この辺が一番よかった。 この2人の関係がよかったのかも。 人の営みには、根本的には子孫を残すということがある。 だけど、それだけじゃないんだよなって思った。 母性なんて、産んだだけじゃ育たないもん。 全体的に、テンポや雰囲気が違っていて ちょっと戸惑った。 でも、あちこち印象に残る本だった。

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2015/02/23

7つの短編集ですが、全てリンクしています。不思議な感じの物語でした。木暮荘に集う人達はみんなどこか悲しみと優しさを持っている気がします。「性」を扱っているのですが読みにくい感じは全くなくてさらっと読めました。でも、根本はとっても深い物語なんだと思います。さすがしをんさん・・・。

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2015/01/14

小暮荘というボロアパートの住人たちとそれを取り巻く人の短篇集。セックスしたいおじいちゃんの話が好き。面白いのに人生ってなにかを考えさせられる。ミツコちゃんには幸せになって欲しいな

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2015/01/04

よかった 三浦しをんって当たり外れが激しい印象 あるボロアパートに住む住人たちの話 それぞれが小さな秘密を持ってすごしている それがばれたり、それを認めたり 最後の2人には幸せに旅行に行ってほしいなと思う さくさくと楽しく読める

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2015/01/02

三浦しをんはちょっと切ない感じがいい。 木暮荘の住人は不思議な人たちばかりだけど、好きな感じだ。 「ピース」と「嘘の味」がいい。 光子が愛おしいな。幸せになってほしい。

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2014/12/31

都会の小さな今では珍しい古いアパートを舞台にした短編連作。どの物語も主人公の日常ーーーそのどれもが誰にでもあり得る出来事であり、見慣れた光景でもあり得るのだがーーーを綴って展開していく。しかし日常の中でもこんなにもはらはらさせられ、この先いったい話はどのように進んでいくのだろうと...

都会の小さな今では珍しい古いアパートを舞台にした短編連作。どの物語も主人公の日常ーーーそのどれもが誰にでもあり得る出来事であり、見慣れた光景でもあり得るのだがーーーを綴って展開していく。しかし日常の中でもこんなにもはらはらさせられ、この先いったい話はどのように進んでいくのだろうと、読者を飽きさせない。釘付けにさせられ、先を読まずにはいられない。 この小説のある話では同じアパートの住人のひとりで、あまり良い印象ではない人物として登場した女性が次の話の主人公であったりする。そうすると別の視点をもって同じ人物を見るということになる。視点が違うとこんなにも人の印象とは違うものなのだと実感する。 しかし著者はどの話の主人公も愛すべきキャラクターとして表現している。 強烈な印象を残す話は「穴」であろう。たぶん江戸川乱歩の天井の穴から他人のプライベートを盗み見るという小説を土台にして書かれたのであろうが、こちらはどこかカラッとした印象でユーモアさえ感じさせる。 私は地味でよくありがち話ではあるが「柱の実り」が好きだ。 しかしどの話も暖かな印象を最後に残すものばかりで、やはり三浦しをんは秀逸なストーリーテラーだと感じた。

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