木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
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一気読みしてもた ずっと前から気になってたやつ 死とか出てきてちょっと重め、心理戦やったなほんとに。どっちも生きててよかった、変なとこでひやひやしてた笑
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どうやら直木賞作品らしいということで手に取ってみる。 率直な感想としては微妙。恩田陸はやっぱり青春キラキラ系に少し影を刺すような作品が至高だなと思った。 生き別れた双子が運命的に再会し、きょうだいとも男女とも言えぬ、どっちつかずな関係を続けて行くうちに破綻していく物語。 きっかけは部外者のアキへの求婚、あるいは父親との再会、そして事故死な訳だが、正直話が散乱していて入り込めなかった。 あと、アキとヒロが双子ではない可能性への言及とか、事故死の原因とか、明らかに「裏がありますから」「真実は違いますよ」感が出過ぎていて総じて微妙。 恩田陸の良さはコレジャナイ感。
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回想と1つのシーンだけで進んでいく構成で 話が進むごとにある事件の真相が分かっていく。 真相よりもその過程の駆け引きの方が面白かった。死の原因は正直あまり腑に落ちなかったけど物語としては楽しめた。
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面白かった。しかし私には少し早いような気がする。 精神的にも未熟で、あまり恋愛経験のない私には、解説にあったいつかのシュミレーションなのかもしれない。
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人生の一大事は陳腐でもあって、それでも私たちはそれに嬉々として振り回されて、人生をやり過ごすんだなぁ。 読み口が題材の割には軽くて、その軽さのまま読み終えていいのか不安になりながらページをめくったけれど、最後「これはコメディだ」と登場人物が言い切ってくれたのでホッとした。
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なんとなく本棚にあって、なんとなく目に留まって時間もあったから手に取った本。気づけば夜に一気読み。 謎めいた雰囲気にやられ、静かな部屋にひとり、じわじわと包み込まれる程よい緊張感。 夜に読んでそのまま眠る… 物語にちょっとだけ近づいたような、静かな余韻。
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なるほど、心中というのは、ある意味で生の成就なのだ。好きということの達成感を得るのに、互いの死くらい明確なものはない。 という文章が好き
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読者に謎を植え付けたまま物語が進行し、読み進めるごとに想像が膨らんでいく読書体験は、同著者の『Q&A』を連想させる手法。 あちらと違うのはインタビュー形式ではなく一人称で描かれている点だが、その分物語の主人公であるヒロとアキそれぞれが抱いている感情がダイレクトに伝わり、似...
読者に謎を植え付けたまま物語が進行し、読み進めるごとに想像が膨らんでいく読書体験は、同著者の『Q&A』を連想させる手法。 あちらと違うのはインタビュー形式ではなく一人称で描かれている点だが、その分物語の主人公であるヒロとアキそれぞれが抱いている感情がダイレクトに伝わり、似ている者同士であるがゆえにすれ違ってしまった二人に入れ込んでしまう。 物語の核となる部分と結末については、あくまでも二人の想像の中で起結したものであったというのもポイント。 一年前の事件の記憶を辿りながら徐々に膨らんでいく彼らの想像は思いもよらぬ方向へと転換していくため、読者によってはポカンとしてしまったのではないだろうか。恥ずかしながら私もそうだった。 作中にも「真実」という言葉について普及するシーンがあるが、何が真実なのかは神のみぞ知るということなのだろう。恩田氏の作品は結末を読者の想像に委ねる終わり方をするものが多いのが、今回に関しては濃密な心理戦が描かれていたこともあり、スッキリとした終わり方をしてほしかったと思う。 結末自体はかなり好みの分かれる作品だと思うし、私もあまり好きでない終わり方だったのだが、やはり恩田氏の文体には強烈に惹かれるなにかがある。それを再認識できただけでも本作を読む価値は十分にあったと振り返って思う。
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男女の一晩の物語。 とても読みやすかったし、分かりやすかった。 ただ始まり方で期待をしてしまった。 どんな展開が待ってるのかと思って読み進めたが結局最後はうーん…という感じ。 もう一捻り欲しかったなぁ。
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積読ゾーン整理してたら、何故か2冊出てきた…。 買ったの忘れて同じの買ってるとか、なかなかやばい。 ってことで、さらに追加で買わないように読み始めることに。 恩田陸さんは光の帝国、Q&Aに続き3冊目。 どれも毛色が違うので、常に新鮮さに溢れてる。 色々な表現できる作者さ...
積読ゾーン整理してたら、何故か2冊出てきた…。 買ったの忘れて同じの買ってるとか、なかなかやばい。 ってことで、さらに追加で買わないように読み始めることに。 恩田陸さんは光の帝国、Q&Aに続き3冊目。 どれも毛色が違うので、常に新鮮さに溢れてる。 色々な表現できる作者さんってすごい。 作品紹介にもある通り、本作はアパートの一室で男女が夜通し語り合う?探り合う?というシチュエーション。 それぞれの1人称視点で描かれており、最初は「ん?」となりながらも、読み進めるにつれ関係性や真実などが会話の中から明らかになっていく感じ。 それがいいスパイスになっていて、グイグイ進む。 心情の描写が凄くて、本音の探り合いみたいなところや葛藤に耐えるところなどは結構響いた。 特に背徳感ゆえの…いや、やめときますか。 でも最後はよくわからなかったなぁ。 果たして救われたのか救われてないのか…。 ああ、感受性豊かになりたい。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 今まで読んだ本の中で、一晩しか進まない作品があっただろうか? こんなに短いスパンなのスラムダンクくらいか?
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