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オルゴォル の商品レビュー

3.8

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

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2013/10/22

ほっこり。 ちょっと感情や説明が過多なように感じたけど、伝えたかっただろうことはすごくよく伝わった。 人間味の深い人になりたいなぁ。

Posted byブクログ

2013/06/22

東京~大阪~広島~鹿児島、小学生の心の成長がたのしい真面目なストーリー。広島、長崎、知覧へはいつか行ってきます。

Posted byブクログ

2013/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつものノスタルジックホラーとはひと味違う作品でした。 両親の離婚、脱線事故、震災、原爆、戦争と些か詰め込みすぎの感はあるものの、物語を通して様々なものを考えさせられる。 10歳の主人公の男の子の心情描写が素晴らしく、子供目線で様々な物事に触れながら成長していく様に感情移入せずにはいられませんでした。 「子供に広島と長崎を見せるのは親の義務」 その通りだと思います。 一人で向き合う事の大切さにもとても共感しました。 後半、泣き所が多くてやられました。 大人になってしまった私達だからこそ感じ入る作品だなと思います。 前半で「それはダメでしょお母さん!」と思っていた○○費の問題も解決されて良かった(笑)

Posted byブクログ

2012/11/09

出逢いっていいなと思った。 本当にいい出逢いって、人を大きく変える。よくも悪くも・・・ もちろん、この本の中では、出逢いによって主人公の人生はいい方向に大きく変わる。 考えるきっかけをくれる人。そっと寄り添ってくれる人。突き放してくれる人。 大切にするってことは、抱え込んで守るこ...

出逢いっていいなと思った。 本当にいい出逢いって、人を大きく変える。よくも悪くも・・・ もちろん、この本の中では、出逢いによって主人公の人生はいい方向に大きく変わる。 考えるきっかけをくれる人。そっと寄り添ってくれる人。突き放してくれる人。 大切にするってことは、抱え込んで守ることだけじゃない。 離れることで示す愛情ってものもある。 愛情ってこと、守るってことを改めて考えさせられた。

Posted byブクログ

2012/08/27

初朱川さん作品。 小学生のハヤトはトンダじいさんからオルゴールを預かった。それはただ一人にしかメロディを聴けないオルゴールだ。鹿児島にその人はいるというが、具体的な場所は不明で――。 ハヤトは母と暮らす東京から父親が住む大阪へ出て、そこで知り合ったサエさんに広島、そして鹿児島ま...

初朱川さん作品。 小学生のハヤトはトンダじいさんからオルゴールを預かった。それはただ一人にしかメロディを聴けないオルゴールだ。鹿児島にその人はいるというが、具体的な場所は不明で――。 ハヤトは母と暮らす東京から父親が住む大阪へ出て、そこで知り合ったサエさんに広島、そして鹿児島まで連れて行ってもらうことになった。父親の生活や福知山線事故や原爆ドームを目撃し、ハヤトの内面は揺れ動き、成長する。 果たして鹿児島でオルゴールの主に会えるのか――。 子供の成長物語。特筆すべきはひょんなことからハヤトは広島へ寄ることになるのだが(というか広島がメインで、そのついでにハヤトの目的地鹿児島にも連れて行ってもらうというもの)、原爆ドームでのシーンだ。戦争が関わるだろうなあと言うのは想像の範囲内だったけれど、その伝え方がよかった。素直に痛ましさや壮絶さが伝わった。そして作者がきっと思っているであろう「原爆ドームへ行くべきだ」という願いが、すんなりと入ってきて、「うん。行ってみたい」と思うようになった。教科書だけじゃ前前理解できていない。 それに成長の仕方が青春小説的な「あきらめない精神」などではなくて、深慮へつながるものという、精神的な成長を描いたものなのが温かかった。

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2012/08/18

ロードムービーのような小説 小学四年生が東京から 「西への旅」をしていく中で 中でぐんと成長していく物語 たった 数日の旅なんだけれど その「濃さ」が魅力 また、旅の場所として 大阪、広島、鹿児島 そして長崎(これは…)と なかなか濃いポイントを選んでいるところも 秀逸ですね ...

ロードムービーのような小説 小学四年生が東京から 「西への旅」をしていく中で 中でぐんと成長していく物語 たった 数日の旅なんだけれど その「濃さ」が魅力 また、旅の場所として 大阪、広島、鹿児島 そして長崎(これは…)と なかなか濃いポイントを選んでいるところも 秀逸ですね 最後まで面白く読みました ひれにしても この装幀 もうちょっと なんとかして欲しいな

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2012/04/13

思いのほか、いろんな社会的背景がもりこまれていて、途中から一気に読んだ。 福知山線、原爆、特攻隊、阪神淡路大震災、内部告発… 子どもの目線で考えることで、すんなり受け入れることができたかも。

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2012/03/03

父さんのこと、 ヒトミさんのこと、 トンダじいさんのこと、 原爆のこと、 オルゴォルのこと。

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2012/09/20

東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの想い出のオルゴールを届けるため、鹿児島を目指して旅に出る-。隣にいる、大切な人の声が聴こえてくる物語。 朱川湊人らしいノスタルジック色やホラー色はないな、と思いながら読み進めたら終盤でほんの少しだけ…。作家が描く小学生の心情は往々にし...

東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの想い出のオルゴールを届けるため、鹿児島を目指して旅に出る-。隣にいる、大切な人の声が聴こえてくる物語。 朱川湊人らしいノスタルジック色やホラー色はないな、と思いながら読み進めたら終盤でほんの少しだけ…。作家が描く小学生の心情は往々にして「そこまで子どもは考えないだろう」ということが多く、本作もそういうところがなかったわけではないが、全体を通したホンワカした雰囲気にごまかされた。 (B)

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2011/11/26

+++ 「実は前から、ハヤ坊に頼みたいことがあってなぁ」東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの“一生に一度のお願い”を預かり、旅に出る。福知山線の事故現場、父さんの再婚と新しい生命、そして広島の原爆ドーム。見るものすべてに価値観を揺さぶられながら、トンダじいさんの想い出のオ...

+++ 「実は前から、ハヤ坊に頼みたいことがあってなぁ」東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの“一生に一度のお願い”を預かり、旅に出る。福知山線の事故現場、父さんの再婚と新しい生命、そして広島の原爆ドーム。見るものすべてに価値観を揺さぶられながら、トンダじいさんの想い出のオルゴールを届けるため、ハヤトは一路、鹿児島を目指す。奇跡の、そして感動のクライマックス!直木賞作家による感動の成長物語。 +++ 長いものには巻かれろ的な行動パターンの小学四年生のハヤトが主人公である。積極的に悪さをするタイプではないけれど、巻き込まれれば消極的には加担する、という感じの、いささか情けない印象の少年でもある。そんな彼にくっついてくるクラスで浮いているシンジロウ。正直鬱陶しいと思っていたハヤトだったが、彼と出会ったことが大きく見るとハヤトを変えたのかもしれない。母のヒトミさんとの関係、遠くで暮らす父との関係、父の新しい奥さんとの出会い、そして電撃ガール・サエさんとの出会いが、ハヤトに自分で考えることの大切さを気づかせたのだろう。奇跡のようなクライマックスではあるが、出会いとタイミングの妙を思わされる一冊である。

Posted byブクログ