キリン の商品レビュー

山田悠介【著】

2011/08/30

天才の子どもが欲しいがために、
天才の精子を買って、生まれた直後から英才教育をはじめ、
勉強ができなくなった途端、失敗作として捨てる。。

母親が異常すぎる。。

テーマが面白くて一気に読めた。

2011/07/11

前作よりは「山田悠介」って感じが押し出されてたと思います。でもキャラが薄っぺらかった事と、最後に詰め込み過ぎかなぁって印象を受けました。

厚子は最初凄く不憫だったんですが、読んでいくうちに腹が立って腹が立って…。麒麟が純粋過ぎて、切なくなりました。特に厚子と秀才、そしてミミに対する思いが優しいなんてものじゃなくて。あ、でも個人的には秀才が一番好きです。人を見下したあの態度も、最後の崩れていく感じも好みでした。

最後といえば、脱走してからの流れは絵やらアルツハイマーやら麒麟と秀才の父親やらと事実が一気に溢れて来て。ちょっと詰め込み過ぎかなぁと。ややこしさが山田悠介さんでしたね。ただ、薄い感じのシーンが多かったのも気になりました。

それから、麒麟の友達は肉付けが足りなかったかな。どうも心に残る人物がいなかったです。ミミも、そんなに重要な役割を果たしてたかな？って。

何より気になったのが、あのシミの正体ですよ。結局あれは何を示していたのか、引っかかりっぱなしです。キリン、麒麟と繋げる為のものだったのでしょうか。

面白くて、山田悠介さんの作品の中でもなかなか好きな作品でした。でも何回も読みたいかと聞かれると、正直何とも言えないです。

2011/06/15

かなーり久々に小説読んだ。

ジーニアスバンクという会社で社長の鳥居は優生学を唱え、優秀な人の精子を売っている。それを購入した厚子の子供として生まれるのが秀才と麒麟。麒麟は失敗作として天才養成学校に入れられ、優しい熊野校長と出会う。

麒麟がけなげで可愛い！若年性アルツハイマーは別の本で読んだから、結末のその先を考えると悲しくなった。鳥居と秀才の関係は予想ついたけど、熊野と麒麟の関係は読めてなかったから、予想外で楽しめた。

2011/05/29

正直、微妙、かな？
面白いんだけど、詰め込みすぎて逆に内容が薄く感じた。

あと、最後のオチは、なんとかならなかったのだろうか‥母親が謎すぎる。

2011/04/22

めっちゃ楽しみにしていたのに、母親がむかついてしょうがなかった。設定が面白かっただけに、話の進め方がちょっと残念だった。キリンの父親には驚かされたなぁ…

2011/04/17

最初のほうは読んでいくのが少し辛かった。
主人公の頑張る姿や最後の衝撃は
面白かったが、中盤はどんどん読める感じではなかった。

2011/04/10

表紙と帯に書いてあった設定（あらすじ？）を見て読んだんですが…

…悪いけど２回と読みたい本じゃないな。と思った。
「2度と…」ではなく「2回と…」です。

内容が薄っぺらい。と言うか…
いや、キャラ的にはグロいと言うか黒いと言うか何ですが
特に主人公がぺライと言うか、ちゃんと肉付けされてないキャラと言うか…

話も適当に考えたのか？と思ったと言うか
最初の方「読んでて公園で体洗って洗濯して…」の件は
「お笑いの"麒麟"の田村か？　あ☆だからタイトル"キリン"とつけたんか？」と
思ったくらいです。

主人公が何をした。と言う訳でもなく共感できる所がないと言うか
設定は面白そうなのに、それを活かしきれてない話だったかな。

2011/03/18

キリンの捨てられても変わらない家族への愛、友情。
読んでいて、思わず心の中で主人公を応援してしまう小説です。

2011/03/16

自分的には結構楽しかったです。友達に借りて読みましたが、この本なら自分で買ってもいいかなと思いました。最後が衝撃的でした。

2011/09/02

キリンの純粋さが切ないね。

切り口はいい感じだったのに。
後半の展開はちょっと安っぽい感じがした。
文章力かな・・・残念。