優しいおとな の商品レビュー
渋谷でひとり生きる少年の物語。 近未来を下地にしつつ、地下で暮らす人々など 少しファンタジックな要素もあります。 急ぎ足で読んだからか、 私の想像力が乏しいのか、 どうにもこうにも主人公イオンの心の動きに いまいちついていけず・・・ うーん消化不良です。 出だしの世界観は好きな...
渋谷でひとり生きる少年の物語。 近未来を下地にしつつ、地下で暮らす人々など 少しファンタジックな要素もあります。 急ぎ足で読んだからか、 私の想像力が乏しいのか、 どうにもこうにも主人公イオンの心の動きに いまいちついていけず・・・ うーん消化不良です。 出だしの世界観は好きなのだけれど。
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ストリートチルドレンのイオン。児童センター時代に兄のように慕っていた 鉄と銅の双子。子供のいるホームレス母親の新しいリーダーケミカル。 イオンを心配する大学生ボランティアのモガミ。 イオンはどのグループにも属さず。拳銃ばばあのロッカーでバイト。 高級住宅地いある元高級ホテルで暮らす。バイト中に寝てしまい自分のロッカーのものを盗まれる。途方にくれていると、高級車が止まり1万円の施し。 闇人に火をつけられる。闇人の仲間になることにする。拳銃ばばあの拳銃を奪い。それを闇人のリーダー、大佐にわたす。大佐の拳銃。拳銃ばばあ、十字屋のみつこ。大佐の女房。盲目の音楽家、錫に会う。鉄を知っていた。大佐から銃を盗もうとする。大佐は撃ってくれというができない。大佐は銃で自殺。闇の生活から抜けるようとするが失敗。大佐の部屋に閉じ込められる。闇の狩人の襲撃。ほとんどの少年は未成年鑑別所へ。 イオンは逃げる。死ぬ寸前に川人に助けてもらう。一緒にいたのは記憶喪失になった鉄。リーダーの男はケミカルの夫だった。息子の玄を奪われる。玄を取り返しにいく。玄を撃とうするので体をはり打たれる。男は逃走。イオンは植物人間になる。耳は聞こえる。入院費陽は拳銃ばばあがだす。ばばあの死後、錫はロッカー屋をもらう。イオンはモガミと結婚。 イオン、ケミカル、鉄は、実験の家にいた。自分の子供に実の親であることを隠して大家族として暮らす。モガミは研究材料としてイオン達を探していた。手紙で告白。
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今自分が幸せだと言うことに気付く。子どもの心理を上手く表した一冊。本でこんなに泣いたのはこれが初めてです。
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頑なだったホームレスの少年イオンが、最後はどうなるのか気になって読みましたが、 読後感は必ずしもよくない。 表紙などの絵も、「えっ、これが桐野さんの作品??」という印象だったが、内容とは合っている。
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近未来の渋谷でしたたかに生き抜くホームレスの少年・イオン。彼は家族をもたず、信じることを知らない。イオンの孤独な魂はどこへ行くのか…。 地下の世界を描いた作品はこれまでにも他の作家の作品を何作か読んだことがあって、どれも魅力的だったけれど、これもまあまあだった。東京の地下ってN...
近未来の渋谷でしたたかに生き抜くホームレスの少年・イオン。彼は家族をもたず、信じることを知らない。イオンの孤独な魂はどこへ行くのか…。 地下の世界を描いた作品はこれまでにも他の作家の作品を何作か読んだことがあって、どれも魅力的だったけれど、これもまあまあだった。東京の地下ってNYほど謎めいた感じはしないので、近未来の設定にしたのは正解だったかも。 (B)
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読売新聞土曜朝刊に連載されていた作品。 人と繋がりを持とうとしないホームレスの子が、唯一拠り所にしていたのは、小さい時に一緒に育った双子の兄弟。 その兄弟を探しながら、闇の組織に足を入れるも、いろいろな人に出会い、優しさを知る。 簡単に書いたけど、中身はもっと重い。 読み終わ...
読売新聞土曜朝刊に連載されていた作品。 人と繋がりを持とうとしないホームレスの子が、唯一拠り所にしていたのは、小さい時に一緒に育った双子の兄弟。 その兄弟を探しながら、闇の組織に足を入れるも、いろいろな人に出会い、優しさを知る。 簡単に書いたけど、中身はもっと重い。 読み終わって、どっと疲れた。
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ストレートチルドレンの話。 別世界の話で、入り込めなかったところもあったが興味をそそられるとこもあった。 最後は、すっきりとした終わり方でよかった。
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近未来の東京でホームレス少年が新宿渋谷で生きる話。 イオンの真っ直ぐさと優しさが気持ちよかった。地下の話はうー。 今回は寝る間を惜しんでむさぼり読みたい、がなかったかな。
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近未来の少年を主人公にしたファンタジー。この世界はどこかで出会ったような気がする。新聞小説という事でマイルドにしたのだろうかと思うくらい毒がない。桐野夏生イコール毒のある登場人物という思い込みを捨てねば。
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「おとなは三種類だ。優しいか、優しくないか、どっちつかずか。優しいおとなは滅多にいない。優しくないおとなからは、すぐ逃げろ。でも、一番僕たちを苦しめるのは、どっちつかずのやつらだ。」 社会福祉が失われた都市で、孤高に生きる少年イオン。 イオンを保護しようと彼に歩み寄るモガミ、そして公園暮らしをする女性たちのリーダー、ケミカル。 保護を得られぬ変わりに自由を選んだイオンだが、 ロッカーに保管していた所持金と「大切なもの」を盗まれ、追いつめられた彼は・・・・! どきどきはらはらの展開で、一気に読んでしまいました・・・。 「優しさ」を信じられないイオンが、どんどん堕ちていく様子は見ていてつらかったですが、最後にはちゃんと彼なりの幸せ?を得ることができたのではないかなと思います。 イオンもしらない過去、モガミの目的、 いろいろな伏線がある物語で読んでいて楽しかったです。 ハッピーエンドなのかは疑問ですが、おすすめします^^
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