優しいおとな の商品レビュー
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孤児のイオンのお話。独りであるゆえに強かったイオン、人の心を知ったからこそ弱くなったと感じるイオン。優しさというものを知って成長していく彼の姿はかっこよかった。だからこそ、幸せに生きて欲しかったという気持ちが強いです。最後が切ない・・・。
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読売新聞で連載されていたのですが、始めから読めなかったので書籍化を待っていました。 桐野さんの小説は初めて読みましたが、他の書籍も読みたくなりました。
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人はどんな状況でも自分しだいで生まれ変われる。イオンの手探りで人生を切り開いていく様が痛々しいけど目が離せない感じ。
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読売新聞で毎週読んでいたんだけど、新聞変わってしまい見れなくなった(´・ω・`) やっとまとめて読めました! 挿し絵と作品があっててすてき。 モガミが好きです。
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いちばん優しいのは いちばん愛着をもっていたのは イオンなんじゃないかって 余りにも急激に大人になってしまわなければならなかった痛々しさと、守るものができた安心感、穏やかさが、しこりの様にのこってしまう。 鉄やケミカルが年をとっても、イオンはとらないままだからだろうか。 た...
いちばん優しいのは いちばん愛着をもっていたのは イオンなんじゃないかって 余りにも急激に大人になってしまわなければならなかった痛々しさと、守るものができた安心感、穏やかさが、しこりの様にのこってしまう。 鉄やケミカルが年をとっても、イオンはとらないままだからだろうか。 たくさんの大人に囲まれている中でも無意識でも、遊びの一つでも"優しいおとな"を探す無垢な子どもが求める愛情。 母親が、父親がくれる優しさ 病気のときに看病してくれる優しさ 心配して手紙をかいて探してくれる優しさ 無事を喜び涙を流す優しさ どっちつかずのおとなの中で 出会えた優しさが自分も優しくしてくれるのかもしれない。
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ストリートチルドレンのお話。 タイトルと帯にひかれて読みました。 主人公の堕落と成長、人との出会い。 気持ちのいい話ではありませんが、感ずるものがある一冊でした。
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図書館にて。 読みやすかった。このような生活をしている子供たちがやはりいるということだろうか。こんなご時世で信じ難かったが、リアルな作品を書き続ける作家だからきっとそうなんだろう。説得力があった。 「優しい」とは結局どういうことか。主人公イオンの心の成長が痛々しかった。ラストの着地点は悲しすぎる。
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ホームレス少年とおとなのはなし。読み終えてどうしようもない気持ちになった。何回も読みなおして泣いた。桐野夏生の本を読んだことはあまりないけれど、桐野夏生らしくないところが、この本のいいところだとおもう。
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ホームレスの少年・イオンが、アンダーグラウンドに流れたり様々な人間と関わる中で成長していく物語。最後は感動。みんな愛おしい。
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