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ロング・グッドバイ の商品レビュー

4.1

196件のお客様レビュー

  1. 5つ

    65

  2. 4つ

    71

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    3

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2026/04/09

文体が好き。 フィリップ・マーロウという主人公がいて、その一人称なんだけど、すごく三人称に感じたし、登場人物がものすごく近いように感じたところが良かった。 訳者解説がすごく納得!

Posted byブクログ

2026/03/29

本物の生きる屍に会う 主人公の私立探偵マーロウは周囲の人間をスケルトンのように見ていて、彼らの醜い骸骨姿に唾を吐きかけながら接している。しかし、あるときテリーとアイリーンという本物の生きる屍に出会い、強く惹かれていった。魂が抜けた空っぽな人間であるテリーとアイリーン。そこに見た...

本物の生きる屍に会う 主人公の私立探偵マーロウは周囲の人間をスケルトンのように見ていて、彼らの醜い骸骨姿に唾を吐きかけながら接している。しかし、あるときテリーとアイリーンという本物の生きる屍に出会い、強く惹かれていった。魂が抜けた空っぽな人間であるテリーとアイリーン。そこに見たものは何だったのか。あとがきで訳者の村上春樹は、マロウがテリーに見出したのはマロウ自身だと指摘しているが、それはマロウ自身が空であることを述べているに等しい。マロウはたまらなく孤独な人間だった。ラストの場面は、再開した友人との触れ合いをも拒んだ。その徹底した孤独ぶりは、胸に深い読後感を残した。

Posted byブクログ

2026/03/21
  • ネタバレ

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「ギムレットには早すぎる」 このセリフのためにこの本を読んだ。 アイリーンの元夫のイニシャルからポール・マーストンだと気づいた時の期待感と、それを超える驚きのラストシーンが最高だった。 マーロウがタフなアメリカの男たちに嫌味を言いまくっていて、いつ殴られるのか終始ソワソワして読んだ。(毒入りミートボールの依頼人に対してとか特に) どうやら強いコーヒーはタフな男の血液となるらしい。

Posted byブクログ

2026/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人は読んでるうちになんとなく予想しやすくなってくるが、主人公の行動パターンは先読みできなくてハラハラした。 フィリップ・マーロウがテリー・レノックスのためになぜそこまでするのか、友情なのか侠気なのか。芯の通った漢の描写がやたらカッコいい。 アルコール依存症の描写はすごいリアル。酔っ払った状態で人に絡んでいくとこなんかあるあるですね。 家族にアルコール依存症がいる人はちょっとイヤな気持ちになるかも。 読み終わったあとで、どう感じるかは読者次第なのかもって思える作品でした。 読み応えもあるし、翻訳も読みやすい。

Posted byブクログ

2026/03/09

レイモンドチャンドラー初めて読んだけど非常に面白かった。たまたま書店で気になって手に取った本だったけど、チャンドラーの描くフィリップマーロウの世界がよい。 あくまでマーロウの見ている世界を切り取っているだけで考え方、思考を含めた根本の所は描かれていかないが、その世界を共に読み進め...

レイモンドチャンドラー初めて読んだけど非常に面白かった。たまたま書店で気になって手に取った本だったけど、チャンドラーの描くフィリップマーロウの世界がよい。 あくまでマーロウの見ている世界を切り取っているだけで考え方、思考を含めた根本の所は描かれていかないが、その世界を共に読み進めて様々に物語が進んでいくこの感じが非常に面白かった。 読み終わってこのシリーズ4冊目?ぐらいだと知り最初から読んでみたいし、他の作品も読もうと思った。

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2026/02/28

とにかくタフな男たちが織りなす、タフなやりとりと駆け引きに惹きつけられる。(少し冗長なきらいはあるが) 男も女も、この物語のなかではどうしても虚勢を張って生きなければならない人種なのだ。 そして、どことなくセンチメンタルさを秘めている。そのセンチメンタルな要素こそがこの物語の本当...

とにかくタフな男たちが織りなす、タフなやりとりと駆け引きに惹きつけられる。(少し冗長なきらいはあるが) 男も女も、この物語のなかではどうしても虚勢を張って生きなければならない人種なのだ。 そして、どことなくセンチメンタルさを秘めている。そのセンチメンタルな要素こそがこの物語の本当の魅力なのかもしれない。

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2026/02/03

主人公の視点で物語が進んでいく。 めっちゃ嫌味言うし無駄に武闘派。 読みながら「そんな言う?」って 何回か言った。 この人にしか無い味がある。 ・夏のカリフォルニアは酒を飲むのに適した土地柄ではありません。ニューヨークではここの四倍の量の酒を飲めるし、それでいて二日酔い...

主人公の視点で物語が進んでいく。 めっちゃ嫌味言うし無駄に武闘派。 読みながら「そんな言う?」って 何回か言った。 この人にしか無い味がある。 ・夏のカリフォルニアは酒を飲むのに適した土地柄ではありません。ニューヨークではここの四倍の量の酒を飲めるし、それでいて二日酔いは半分ですむ この言い回しが好き。 結局飲んでるしね。 26.02.01-24冊目

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2025/12/31

 レイモンド・チャンドラーの傑作。それを村上春樹訳で読めると言う贅沢。タフな探偵マーロウが兎に角カッコいい。作中に散りばめられた皮肉の聞いたセリフ。「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ。」という名言。  そして、「ギムレットを飲むには少し早過ぎるね。」という作中屈指の名言から展...

 レイモンド・チャンドラーの傑作。それを村上春樹訳で読めると言う贅沢。タフな探偵マーロウが兎に角カッコいい。作中に散りばめられた皮肉の聞いたセリフ。「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ。」という名言。  そして、「ギムレットを飲むには少し早過ぎるね。」という作中屈指の名言から展開されるラストの謎解き。最高に痺れる今年ラストの一冊でした。

Posted byブクログ

2025/12/29

昔読んだ気もしていたが、多分読んでいなかったんだと思う。感情の機微をところどころに感じ、人間の根本というのはあまり変わらんのだなと思う一方、戦争がもたらす変化や、タバコ、酒などの使われ方の変化に時代を感じました。村上春樹ではないですが、また読み返すのではと思います。

Posted byブクログ

2025/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語に惹き込まれて、悲しさに浸っていた。苦しくはない悲しさだったように思う。 テリーとの出会い、それから別れが尾を引いて、次から次へと無関係なようでいて、繋がっている流れにマーロウは関係していた。介入していた。 また、再読したい。今度は静かな夜に、お酒とデスクライトで本を照らして、そういう雰囲気の中で、もう一度読みたい。

Posted byブクログ