ロング・グッドバイ の商品レビュー
村上春樹版の『長いお別れ』 こちらも大好きな本です。 とりあえず解説を堪能して、清水俊二訳と比較するといった楽しみもありますよね。 装丁のデザインは、なぜこんなにも簡素なのでしょう。
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長旅だった。 ただいざ読み終えると寂しいものがある。 初のチャンドラー作品、楽しんで読めた。 寄り道エピソードが好き。
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だいぶ前に清水訳を読んで以来の再読。内容については名著すぎて言うべきことはほとんどないが、村上春樹訳は、あっさりめだがくっきりはっきりと書かれていて細部がよく分かる印象で、作品そのものの文学性を味わうにはこっちの方がいいかも。
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(本格)ミステリとして読むのならば、あまり期待に応えられないかもしれない。巻末の村上春樹の解説にあるように「準古典」として向き合うのがいいだろう。 恥ずかしながら、20年越しの読了となった。村上春樹に多大な影響を与えたアメリカ文学の名作。避けるわけにはいかない。しかし、清水訳で...
(本格)ミステリとして読むのならば、あまり期待に応えられないかもしれない。巻末の村上春樹の解説にあるように「準古典」として向き合うのがいいだろう。 恥ずかしながら、20年越しの読了となった。村上春樹に多大な影響を与えたアメリカ文学の名作。避けるわけにはいかない。しかし、清水訳でも村上訳でも、挫折した。だいたいが、レノックスからの手紙が届いて、プールのシーンになってからだ。別の依頼案件に話題が移るのだが、いっこうに物語のドライブがあがってこない。二つがからんで動き出すのが、だいたい450ページぐらいから。ここまでちびちびと読んできたが、そこからは一気にいけた。(これからトライする読者は、まずはここまで踏ん張ることを目標にするといいだろう) 村上春樹の原点というべき、ことこまかな描写、どうでもいいことへのこだわり、社会や組織、男や女へのクールな目線などなど、味わい深い言葉に出会える。特によかったのが終盤。ネタバレになるので詳細は控えるが、以下のような表現だ。 「さよならは言いたくない。さよならは、まだ心が通っていたときにすでに口にした。それは哀しく、孤独で、さきのないさよならだった」(p592) 巻末の詳細な、愛のこもった村上春樹の解説と合わせて読んで、星4つ(作品だけなら星3つ)。
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最後まで主人公のマーロウは好きになれなかったが、登場人物は魅力的な人ばかりだった。そして推理を明かす場面はお見事。前半、マーロウの心情がよく理解出来なかったが、読み進めていくうちに彼の言動の意図がようやくわかってきた。「さよならは小さな死」という言葉がお気に入り。村上春樹訳は見事...
最後まで主人公のマーロウは好きになれなかったが、登場人物は魅力的な人ばかりだった。そして推理を明かす場面はお見事。前半、マーロウの心情がよく理解出来なかったが、読み進めていくうちに彼の言動の意図がようやくわかってきた。「さよならは小さな死」という言葉がお気に入り。村上春樹訳は見事にこの時代特有の言い回しを表現している。
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長かった…読み終わるまでにめっちゃ時間かかった… 話の展開はよかったし、名作と言われる所以もなんとなく分かったけど、でもわたしにはマーロウの考え方が全然分からなかった。 肉体をあんなに酷使してまで、守りたいモノがあるんだなあ。 あとはこれはスコアには含めていないけれども、ハード...
長かった…読み終わるまでにめっちゃ時間かかった… 話の展開はよかったし、名作と言われる所以もなんとなく分かったけど、でもわたしにはマーロウの考え方が全然分からなかった。 肉体をあんなに酷使してまで、守りたいモノがあるんだなあ。 あとはこれはスコアには含めていないけれども、ハードボイルドまじで苦手民のわたしには、この作品は正直しんどかった…蹴ったり殴ったり、暴行はやめて……
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古典的な名作を読んでみた。 まず当時の1ドルは現在のどれくらいになるのかと下世話な疑問から入ってしまった。村上春樹さんとしてはどうでも良いのかもしれないが。 翻訳を直すならもう少し分かりやすくして欲しかった。 こんな時代から道徳心のない女性、金持ちが描かれていたとは知らなかった。...
古典的な名作を読んでみた。 まず当時の1ドルは現在のどれくらいになるのかと下世話な疑問から入ってしまった。村上春樹さんとしてはどうでも良いのかもしれないが。 翻訳を直すならもう少し分かりやすくして欲しかった。 こんな時代から道徳心のない女性、金持ちが描かれていたとは知らなかった。 事件の解決方法は今時ではないけど、キャラクターは楽しめたので、やっぱりいい作品なんだと思う。
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渋い。マーロウは理解できない一面もあるが男が憧れる存在感を持つ。また、その他の登場人物の描写も独特で、かなり具体的にイメージできる点が素晴らしい。主題と関係ないが、随所に訪れるバーのシーンは印象深い。
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村上春樹が受けた影響をそこかしこに感じる。細かい情景の描写、食べるシーンや酒を飲むシーンの多さとか。ストーリーも。
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セリフの返しが逸脱すぎた。 彼の語り口に惚れてしまう… おもしろくない会話がひとつもない作品に出会ったのは、初めてかもしれない。
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