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テンペスト(第1巻) の商品レビュー

3.8

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2010/10/14

19世紀の琉球王朝が舞台。 一巻では、女として生まれた主人公が宦官に扮して科試登第し王宮入り、その後王宮内での反発に遭いながらも、着々と上り詰めていく。 話が良い具合にぶっ飛んでいて面白い! 続きが気になる。早く4巻まで出てほしい。 個人的には、「蒼穹の昴」に通ずる楽しさがあると...

19世紀の琉球王朝が舞台。 一巻では、女として生まれた主人公が宦官に扮して科試登第し王宮入り、その後王宮内での反発に遭いながらも、着々と上り詰めていく。 話が良い具合にぶっ飛んでいて面白い! 続きが気になる。早く4巻まで出てほしい。 個人的には、「蒼穹の昴」に通ずる楽しさがあると感じた。

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2010/10/09

池永さんの作品はこれまでに風車祭、バガージマヌパナスを読んで沖縄好きの自分のハートはグッととらえられてました。沖縄の空気感がそのまま再現されている感じがして、登場人物が生き生きとしてて!! テンペストは、琉球王朝の話。 前に読んだ2作品は現代の物語だったので歴史物はどうかと思って...

池永さんの作品はこれまでに風車祭、バガージマヌパナスを読んで沖縄好きの自分のハートはグッととらえられてました。沖縄の空気感がそのまま再現されている感じがして、登場人物が生き生きとしてて!! テンペストは、琉球王朝の話。 前に読んだ2作品は現代の物語だったので歴史物はどうかと思っていたのですが、かなり時代背景を調べられたのか緻密に描かれていて面白かったです。 鎖国中の日本と、アヘン戦争で荒廃する中国。 それらの大国に挟まれた美ら島、琉球国。 確かにそんな国の政治は大変だったでしょうね。。 そんなこんなで琉球王朝の勉強したくなったので、次回沖縄に行ったときは首里城にどっぷり浸ってこようと思います! 琉球ロマネスク。 2巻がもっと面白くなることを期待して星4つですっ!!

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2019/01/16

19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次次と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が...

19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次次と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が寧温の前に立ちはだかる・・・。伏魔殿と化した王宮を懸命に生き抜く波瀾万丈の人生が、春の雷のごとく、いま幕を開けた。 こういう歴史ものってあまり読まないせいか、名前の読み方とか馴染みがなくて覚えるのが大変でした。映像化したら面白そうだなーとは思うけど。どっろどろの王宮内で奮闘する真鶴はまっすぐで好感がもてましたが、やたら生々しく女らしさが強調されていてちょっとくどい気がします。男を装ってるのにそんな分かるもんなのかな。ひたすら女の自分を殺そうとする真鶴の気持ちはちょっとついていけませんでした。国のためにそこまで思うのって、私には分からない。これから中盤、ストーリーの展開が楽しみです。

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2010/10/08

19世紀の琉球王朝が舞台。嵐の夜に生まれた真鶴は孫寧温と名前を改め、宦官と偽り、科試を突破し首里城に上がる。 王宮に仕える、男と女の嫉妬。陰謀渦巻く世界。 表を統べる男の世界も、裏の後宮の女の世界も、「うっわー、ドロドロ(笑)」と思いながらも夢中になって読み進めてしまった。

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2010/09/20

池上永一大好きな私。歴史や民俗と地続きのファンタジーは、愛すべき突っ込みどころをちりばめながらも実に巧みで面白いです。でも、でも、これはせめて上下巻くらいで一気に読みたかったよ!!4冊構成にするのはいいですが、同時発売するとかさあ…大長編でも読み手の熱を一気に加速させる力のある作...

池上永一大好きな私。歴史や民俗と地続きのファンタジーは、愛すべき突っ込みどころをちりばめながらも実に巧みで面白いです。でも、でも、これはせめて上下巻くらいで一気に読みたかったよ!!4冊構成にするのはいいですが、同時発売するとかさあ…大長編でも読み手の熱を一気に加速させる力のある作品だと思うので、心底がっかりです。

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2010/09/19

ぐんぐん引き込まれる。単行本で一度読んだのにも関わらず、どんどん先が読みたくなる。琉球王朝小説というひとつのジャンルを超越している気がする★

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2021/02/23

引越した近所に大きな本屋さんが無くて、会社の近くの旭屋は本の並べ方に今イチ売る気が感じられず、暑さの中でテンション下がる。 そんな中でこの本、単行本の上下巻を4分冊の文庫にし4ヶ月連続での刊行。月末に買う内の一冊はこれらで確保ね。 19世紀、清国と薩摩に挟まれた冊封体制の中でなお...

引越した近所に大きな本屋さんが無くて、会社の近くの旭屋は本の並べ方に今イチ売る気が感じられず、暑さの中でテンション下がる。 そんな中でこの本、単行本の上下巻を4分冊の文庫にし4ヶ月連続での刊行。月末に買う内の一冊はこれらで確保ね。 19世紀、清国と薩摩に挟まれた冊封体制の中でなお独立国として生き抜く琉球王国。 嵐の夜に生まれた神童・真鶴は、男として生きることを余儀なくされ、名を孫寧温と改め宦官と偽り首里城に上がる。 科試の突破、天賦の才の発揮、女形となった兄との再開、実る筈のない愛の芽生え、二つの性の内なる闘い、政争、嫉妬、鞘当て…。 いつもながらに読みにくい文章だけど、上へ下への波乱万丈、湧き立つ志は天衣無縫、かなり無理な設定も強引に読ませる面白さ。 早くも聞得大君が秘密に迫り、いやはやこの先どうなるの?

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2010/12/16

大好きな首里を訪れたくなった、真鶴の幸福を祈って。 現代の政治家たちも孫親方の『外交』を見習うといいよ。 何のための「政治」で「外交」なのかがこの本に指針がある。

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