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テンペスト(第1巻) の商品レビュー

3.8

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2011/04/28

答えのないところに答えを生み出すのが評定所筆者。清と薩摩という強国の狭間で侵略におびえながら、美と知恵により自らの道を切り開いていく琉球に学ぶことは多いと思います。米国一強時代が終わり、中国が台頭する世界における日本も然り、僕らも生き残るためにはやはり知恵が必要と、冒頭の寧温の言...

答えのないところに答えを生み出すのが評定所筆者。清と薩摩という強国の狭間で侵略におびえながら、美と知恵により自らの道を切り開いていく琉球に学ぶことは多いと思います。米国一強時代が終わり、中国が台頭する世界における日本も然り、僕らも生き残るためにはやはり知恵が必要と、冒頭の寧温の言葉に感じます。 琉球言葉が難しく目が痛くなりますが、必読と思います。

Posted byブクログ

2011/04/25

男(理性)ワールドと女(感情)ワールドを行き来する『キャリア女子』必読!この本の中に貴方がいて、勇気が湧いてきますよ(^_-)-☆ 世の中には、年齢とか、国籍とか、学歴とか、色々な「違い」があるけれど、人生の中で誰もが心底惑い続けるのは「男女」の違いではないでしょうか? 皆が体...

男(理性)ワールドと女(感情)ワールドを行き来する『キャリア女子』必読!この本の中に貴方がいて、勇気が湧いてきますよ(^_-)-☆ 世の中には、年齢とか、国籍とか、学歴とか、色々な「違い」があるけれど、人生の中で誰もが心底惑い続けるのは「男女」の違いではないでしょうか? 皆が体験的に理解する男女の違いといえば、「理」=「男」、「情」=「女」というところでしょうか? けれども、それほど一般化できるのでしょうか? その二つを一つの身体に持つ「男」や「女」がいてもおかしくないですよね? 「テンペスト」はその両方を高度に合わせ持つ主人公を中心に展開していきます。 ソープオペラ的展開の中に ①政治、経済、歴史、への知識を得たり ②あるいは「交渉術」「権方術」を疑似体験したり ③人から傅かれ贅沢や権力をほしいいままにする生活と本当の貧困や孤独に満ちた生活のGAPの疑似体験だったり ④男女の性(さが)、恋愛・結婚・出産、母性の意味 ⑤人として正義(大義)に生きるとは? ・・・などなど、ありとあらゆる要素がビッチリ詰まってます。 7月に、仲間由紀恵主演でNHKでドラマ化されるみたい。私はテレビないけど、仲間由紀恵に当たり役だと思われ、楽しみ♪

Posted byブクログ

2011/04/14

歴史にからんだ波瀾万丈ものって、だいたい好きなんだけど……今ひとつ文体にのりきれない。それでも琉球の風俗がおもしろいので、とりあえず読み続けることにする。

Posted byブクログ

2011/04/10

物語に引き込まれ、1~4巻を一気に読めた。 普通のマンガチックな恋愛小説と言えばそれまでだが、琉球の歴史も知ることができるというところがポイントだと思う。 ヒロインが正統派で、ヒーローと悪者と仲間がそろっているところは、子供向けの映画を思わせる。文体もセリフ的というか、文学的では...

物語に引き込まれ、1~4巻を一気に読めた。 普通のマンガチックな恋愛小説と言えばそれまでだが、琉球の歴史も知ることができるというところがポイントだと思う。 ヒロインが正統派で、ヒーローと悪者と仲間がそろっているところは、子供向けの映画を思わせる。文体もセリフ的というか、文学的ではない。 しかし、この物語を通して、琉球が明治維新を迎えるまでにどのような運命をたどったのか、琉球独自の文化はどのように花開いたのかを知るきっかけになる。 恋愛小説が好きな人には、読み応えのある作品だろう。

Posted byブクログ

2011/03/29

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201103/article_6.html

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2011/03/27

おも…しろくない。 最後まで読ませる力はあるけど、ラストが気になるから読んでいるだけでした。 なんというか、こんな長編にする意味あったんかな?という気がします。分厚い上下編ですよ?長すぎ。 幕末の琉球というのには興味がありました。日本の動乱は琉球でどう伝わってたのかなー、と。「...

おも…しろくない。 最後まで読ませる力はあるけど、ラストが気になるから読んでいるだけでした。 なんというか、こんな長編にする意味あったんかな?という気がします。分厚い上下編ですよ?長すぎ。 幕末の琉球というのには興味がありました。日本の動乱は琉球でどう伝わってたのかなー、と。「琉球」という未知の国への期待もありました。しかし、です。琉球の特性(両属国であるとこや琉球の言葉と別に、候文や漢語の知識が必要であったこと、刀を禁止されていたために男も雅さが求められたことなど)は面白く読みました。ただ主人公がどうしても好きになれない。美人すぎ。頭よすぎ。なんでもできすぎ。男として出仕し、政敵に追われて今度は女として、しかも王の側室として戻ってくるなど、無茶が過ぎる。最後も煮え切らないし、なんだかな…。どんでん返しがものすごすぎて落ちつかない。もっとすっきりした話の筋にできるだろーと思いますが、どうでしょう。なんだか「ご都合主義」という感じ。 中国のわけわかんない映画のように、どんでん返しすぎて筋が通っておらず、「あらすじ」がいえない感じだな。買わなくてよかった!それだけが救いだ…。 もうたぶん、池上永一は読まない。こりごり。

Posted byブクログ

2011/03/19

登場人物の名前とか語句が難しくて、なかなか入り込めませんでしたが、 後半になりようやくそれにも慣れて面白くなってきました。 2巻までは借りてあるので楽しみです。

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2011/02/18

フィクションといえども硬い歴史小説風かと思ったらそうでもなく、1ジャンルで分けにくい感じ。 セリフには出て来ないけど説明の時に「フランチャイズ」とか最近よく使われる横文字が突然出てきて面食らう。 雰囲気的には嫌いじゃないしまだ始まったばかりなので次以降に期待。

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2011/02/12

2011/02/12 知り合いから借りて読んでみた。とにかく王妃と聞得大君の女の争いが凄まじい。ところどころに歌が詠まれるのだけれど、あまり歌の良さが理解できない。歌が分かればきっともっとこの話が面白いと思えるのだろう。首里城に行ってみたい。

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2011/02/07

11月7日~26日 19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次次と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女た...

11月7日~26日 19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次次と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が寧温の前に立ちはだかる...。伏魔殿と化した王宮を懸命に生き抜く波瀾万丈の人生が、春の雷のごとく、いま幕を開けた。

Posted byブクログ